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20071025(Thu)

シリーズ物の適切な刊行ペースってどれくらいなんだろう

富士見、電撃を経てMFがヒットを飛ばすようになってから、シリーズ物の刊行速度はますます早まり、刊行速度に対する読者の要求もますます厳しくなってきたなあ、と感じる。あるいは、早く早くと読者がせっつくから刊行速度が上がるのか。そこら辺はあんまり興味ない。具体的には、10〜15年位前なら1年に3、4冊出せれば十分に「理想的」と言えたのが、今では3、4冊出して「当たり前」。半年音沙汰がなければ打ち切りじゃないかと囁かれ、1年経過すると出版社から切られたんじゃね?と言う人も出てくる始末。


兼業か専業か、作風はどんなものか、といった諸々の事情もあるだろうし、遅筆の人もいれば速筆の人もいる、というのは多分昔から変わっていない()。変わってきたのは、売れてるシリーズを集中的にどかどか刊行させ、読者もその発刊間隔に合わせた要求をするようになってきたこと、だと思う。ソノラマの『D』『キマイラ』とか、スニーカーの『フォーチュン』『ロードス』『ゴクドーくん』とか、講談社X文庫の『十二国記』とか、コバルトの『なんて素敵にジャパネスク』とか、ちょっと調べてみたら最初から(つまり、一定の人気が出る前から)半年〜1年以上かけて1冊、というものが多かったけど、今出てたらあそこまでの人気がはたして出たか……とか考える(挙がってる例は適当に思いついた人気作を端から書いてるだけです)。逆に、例えば『七姫物語』なんかは、まあかなり遅くはあるけれど、当時の基準で言えばそう騒ぐほどのもんじゃないんじゃないか、とか。


結局、ライトノベルレーベルというものが、角川文庫青版とか、集英社文庫コバルトシリーズみたいに、普通の(というのもこの場合おかしいけど)文庫レーベルの弟分的な存在でなく、独自の論理が存在する、ライトノベルレーベルとしか呼びようがないものに変質していく過程で、刊行ペースもどんどん独自のものになっていったのかな、とか想像する。


そもそもなんでこんなことを考え出したかというと、某人気シリーズの上下巻……厳密にはそう銘打ってるわけじゃないけど、事実上の下巻が延期したことに関して、「上下巻なら上巻発売時点で下巻も書き上がってて当然だろ」という意見をどっかで目にしたからなんだけど、どうなんだろうな。言われてみれば、上下巻くらいは作家の執筆速度に関係なく、出版社側があまり長くは間隔があかないようにコントロールしてほしいものだとは思うけど、実際は作者によってバラけてるような感触が強いよなー。出版社の利潤、作者の生活、レーベルラインナップの都合。事情は色々だとは思うけど……


つーか、上下巻以外だと前の巻がラスト直前だとか、強烈な引きだったりしない限り、そのまま自然消滅というか、ひっそりとフェードアウトしていっても自分はもう今更どうこう思わなそうな辺り、ライトノベルって基本的にはシリーズ物である(だから、いい加減ライトノベル新人賞の応募要綱には、「単発で完結するけど続きをいつでも書けるような構成にしといて下さい」とでも一応スジとして書いとくべきじゃないかとも思ったり)にも関わらず、各巻一応一巻完結の形を取ってて、読者もそれに応じた評価をするっていう、つくづく不思議な形態なんだよなー。富士見始め、シリーズ物に巻数を振らないのって、そこら辺の意識もあるのかな、と思ってた。そこら辺、比較に出されることの多い少年漫画とは違うとこよね。あっちは基本が雑誌連載だから、単行本のどの巻が面白かったつまんなかった、という評価の仕方がライトノベルほどには顕著ではない。ドラゴンボールならピッコロ大魔王編が好き、サイヤ人編が好き、フリーザ編が……という評価の仕方。そして、雑誌連載という一応の目安がないからこそ、ライトノベルでは続きが出ない/遅筆ネタが定番になった、とは言える。漫画なら連載が終わればそこで一応区切りはつくし。


えっと、なんの話だっけ。そうそう刊行速度の話。そのシリーズのそれまでの速度とか、引きの具合にもよるけど、個人的には、うーんそうですね……


前巻発売

↓(理想的。有名なレイニー止めは3ヶ月。あれ?結構短くない?)

3、4ヶ月

↓(余裕。←『封仙』が今ここ。年内には出ないこと確定っぽい)

半年

↓(まだまだ待てるけど、何かあったのかと訝り始める。←『お隣の魔法使い』が今ここ。一応作者公式では今冬予定とはなっている)

1年

↓(はしかにかかったように○○○マダーとうるさい。←『荒野の恋』が今ここ。『七姫物語』もここだけど、あれはまあそもそも平均的なペースが)

2年

↓(そろそろ諦めが入り始める。←『ザ・サード(長編)』『ミナミノミナミノ』が今ここ)

3年

↓(記憶から忘却し始める。←『ラグナロク(本編)』『BASTARD!!-黒い虹-』『ダブルブリッド』が今ここ)

5年

↓(思い出は美しい。夏待ち。デストロイの季節。←『神々の砂漠』『無限のリヴァイアス』など)

そして伝説へ…


こんな感じでしょうか。あんまり早すぎても追いきれないので、1年に3冊程度が、今の自分にはちょうどいいのかな、と思います。他に読みたいものもたくさんあるし、昔に比べて一つのシリーズに固執しなくなったので。すごいペースで書いて書いて書いて、人気が出たはいいけど、ある日唐突にぷつっと刊行が途切れる、といった事例が、願わくば少しでも減りますように。

JOUJOU 2007/11/02 21:45 現在進行形で谷川流さんがそんな感じですね。
自身はロードスやフォーチェンからのラノベ読みなんで、良作なら一年一冊でも気にしません。
封仙なんて新刊が出るまで4年近く待ちましたし。
ラノベのアニメ化等のメディアミックスで無理な進行するようになったと感じるのも近年です。
無理に発売時期をメディアミックスに合わせて書くせいで、話に無理な展開が出て続編が出なくなったり…(十二国期等)
進行を引き伸ばして一巻で一つのエピソードすら消化しなくなったり…(マリみて等)
作品自体のクオリティを上げる為に発売時期が遅くなるのはいいのですが、商業的な要因で無理をしてシリーズが完結しなくなるのは勘弁して欲しいものです。

megyumimegyumi 2007/11/02 22:38 >商業的な要因で無理をしてシリーズが完結しなくなる
ラノベはほんとにそういうの多いですからねー。引き伸ばして引き伸ばしてフェードアウトする、という。漫画なら、連載が終わった時点で決着は着きますが、書き下ろしの小説はそういう区切りがないから……

でも、十二国記でなんか無理な展開ってありましたっけ?自分はアニメはアニメ見てない、原作自体も最近読んだ人間なのですが。

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