シングル・第12回びぶおふ!使用パーティ・メガギャラ軸スタンダード

9/5(土)に開催された第12回びぶおふ!で使用したパーティです。

結果は予選カトレアブロックを6-2で2位通過、決勝トーナメント1回戦で敗北しベスト16でした。

構築の詳細を載せます。





  
  



メガギャラドス

ギャラドスナイト いかく→かたやぶり
かみくだく たきのぼり りゅうのまい みがわり
ようき 171(4)-207(252)-129-*-150-146(252)
メガガルーラ

ガルーラナイト きもったま→おやこあい
すてみタックル じしん れいとうパンチ ほのおのパンチ
いじっぱり 181(4)-194(252)-120-*-120-152(252)
ニンフィア

カゴのみ フェアリースキン
ハイパーボイス あくび めいそう ねむる
ひかえめ 201(244)-*-117(252)-145(12)-150-80
ギルガルド(ブレード)

いのちのたま バトルスイッチ
シャドーボール ラスターカノン かげうち キングシールド
ひかえめ 159(188)-153-71(4)-217(220)-72(12)-91(84)
ボルトロス(けしん)

オボンのみ いたずらごころ
10まんボルト めざめるパワー(氷) くさむすび でんじは
ずぶとい 184(236)-*-133(248)-146(4)-103(4)-131
ガブリアス

ヤチェのみ さめはだ
げきりん じしん がんせきふうじ つるぎのまい
ようき 183-182(252)-115-*-106(4)-169(252)



<構築の経緯>



「せっかく広島でオフやるしギャラドスを使っておこう」というところからスタートすることに。

ORAS構築の中でもトップクラスに強いと思い感銘を受けたこちらの構築を参考にしつつ、自分好みにアレンジしました。

参考にさせていただいた、れきゅさんの構築記事はこちらです:http://rekyupoke.blog.fc2.com/blog-entry-24.html

メガギャラドスが活躍できる方法を考えてみたところ、メガガルーラに対して数値受けをしてくるポケモンに対して「りゅうのまい」と「みがわり」で起点にしつつ戦うような2メガ構築が合っているのではないかと思いました。

補完として採用するポケモンは起点作りに特化するよりはメガギャラドスのタイプを活かしたサイクル戦を行いやすいようタイプ相性補完・耐久数値が優秀なポケモンを揃え、かつメガガルーラを中心に相手に負荷をかけていけるような立ち回りも可能にするような攻撃性能もある程度信頼のおけるポケモンに絞りながら構築を組み立てていきました。



<個別解説>





メガギャラドス

ギャラドスナイト いかく→かたやぶり
かみくだく たきのぼり りゅうのまい みがわり
ようき 171(4)-207(252)-129-*-150-146(252)



・最速AS252振り、余りH4振りでHP奇数



広島のシンボルポケモン。悪タイプの中でも攻撃性能と耐久力を兼ね備えたポケモンであり、アタッカーとしても相性補完としての役割も優秀だと感じます。
メガガルーラを見て繰り出されるであろう相手に対して「みがわり」を残しながら「りゅうのまい」で起点にしていきます。主な遂行対象はクレセリアスイクンカバルドン等。飛行タイプを活かすためメガシンカせずに戦うことも多いです。
選出する際は「みがわり」を使う場面を慎重に考える必要がありました。1回舞っただけでは相手を1撃で倒せる圏内に入らないことが少なくないため、2サイクル目で倒すことを狙います。その際のHPの残し方が重要となりました。
攻撃技で何を採用するか考える必要があるのですが、この構築の並びにおいてはマンムーを相手にすることが多かったため「たきのぼり」をまず採用することが決まり、相手を選ばず幅広い範囲に攻撃できる「かみくだく」を採用しました。しかしHPの消耗が激しいポケモンであるため接触技でない「じしん」は非常に優先度が高く最後まで悩むことになりました。
配分についてはメガガルーラメガゲンガーを呼びやすいため「りゅうのまい」を使い確実に抜かせるようSに補正をかけ、少しでも相手を倒せる場面が多い方が勝ちに直結しやすいことからAに全て回しました。
構築の並びで「ゴツゴツメット」を持っている可能性を示唆し、相手の「どくどく」を持つ高耐久力ポケモンを誘う意図も副産物的にありました。





メガガルーラ

ガルーラナイト きもったま→おやこあい
すてみタックル じしん れいとうパンチ ほのおのパンチ
いじっぱり 181(4)-194(252)-120-*-120-152(252)



・A最大S252振り、余りH4振りでHP奇数



基本選出のもう一つの軸であるメガガルーラ。このパーティではメガギャラドスを選出することを軸に据えていますが、メガギャラドスを出せないような場合にメガガルーラを選出するだけで有利となれるような相手を見極めることが重要です。
主に単体性能が重視されるべきなのでAに補正をかけて少しでも相手を倒せるようAS振りとしました。H調整をするよりも先制で攻撃できる場面が多い方が良いと感じたためです。
攻撃技についてはメインウェポンである「すてみタックル」、接触技でなく、多くの攻撃範囲の補完として優秀な「じしん」がまず決まりました。それ以外の技で悩むのですが、パーティ全体でガブリアスに隙を見せるべきではないという考えから「れいとうパンチ」を採用し、最後の枠にはパーティ全体がナットレイを苦手とすることから「ほのおのパンチ」を採用しました。
メガガルーラガブリアス・化身ボルトロス」という汎用性の高い並びを作ることができるため選出が定まらない時の基本選出としても戦えます。
環境上位に常に君臨しており、様々な方向でメタを張られる可能性があるからこそ活躍できるような構築に仕上げるよう目指しました。






ニンフィア

カゴのみ フェアリースキン
ハイパーボイス あくび めいそう ねむる
ひかえめ 201(244)-*-117(252)-145(12)-150-80



・194メガガルーラの「すてみタックル」耐え
・【+6】「ハイパーボイス」でH325-D157【しんかのきせき】ラッキーを2発



メガギャラドスメガガルーラ両方の選出に補完として申し分ない性能を持つニンフィアを採用しました。
「あくび」を使ってメガギャラドスのサポートをするだけでなく、苦手なポリゴン2やサンダーと撃ち合いやすい点も魅力です。「カゴのみ」を持たせることで苦手としやすいキノガッサにもある程度戦えるようになります。格闘耐性や高い特殊耐久を活かしたメガガルーラの補完としても優秀です。「めいそう」を覚えさせることでラッキーに強い特殊アタッカーとしても活躍が見込めるなど、非常に役割の多いポケモンです。
メガボーマンダガブリアスに対面で勝てるよう物理耐久を伸ばしました。特にメガガルーラを採用する場合、パーティで如何にガブリアスに隙を見せないかは非常に重要だと考えているためメガガルーラとの相性の良さが際立ちます。
技構成・持ち物は採用理由から自動的に決まりました。補完でありながら、自らもフィニッシャーとして活躍が見込める型です。ORASから現環境までずっと評価が人並以上に高いポケモンの1匹です。





ギルガルド(ブレード)

いのちのたま バトルスイッチ
シャドーボール ラスターカノン かげうち キングシールド
ひかえめ 159(188)-153-71(4)-217(220)-72(12)-91(84)



・「ラスターカノン」でH209-D122メガガルーラ2発
・H10n-1
・余りS、「ダウンロード」意識でD>Bとなるよう振り分け



参考にしたれきゅさんが使っていたギルガルドの型をほぼそのまま拝借したものです。メガギャラドスとのタイプ相性補完は並びとして有名ですね。メガガルーラに「ふいうち」が無いため対ラティオスなども担います。
ピクシーへの即時打点となる「ラスターカノン」はメガガルーラガブリアスにも一貫するなど使い心地の良い技でした。「かげうち」と「キングシールド」の採用理由としてはゲンガーを倒せる場面を少しでも多くしたいという意図からです。
最低限の火力を耐久力を持たせ、メガクチートに先制しやすいSを確保させました。後出しが基本となることから消耗が激しいポケモンであり、このポケモンを選出する場合はどのように相手に負担をかけていくかを考えなくてはなりません。





ボルトロス(けしん)

オボンのみ いたずらごころ
10まんボルト めざめるパワー(氷) くさむすび でんじは
ずぶとい 184(236)-*-133(248)-146(4)-103(4)-131



・B最大、H4n
・余りCDに振り分け



浮いているポケモンの中でも汎用性が高く、味方のS補助として申し分ない性能を持つ化身ボルトロスの採用です。
メガギャラドスは炎タイプに強いポケモンですが、その中でもトップクラスに汎用性のあり、メガギャラドスでも倒される場面の少なくないファイアローの相手を担います。それならば「わるだくみ」を採用するべきなのですが、「わるだくみ」が無いと勝てないような構成のファイアローはメガギャラドスが「たきのぼり」を覚えているため対応可能と判断し、メガギャラドスでもまだ有利とは言いづらいマンムーへの打点となる「くさむすび」を優先させました。
このポケモンもまたガブリアスに隙を見せづらくするための1匹です。ギャラドスメガシンカさせず、「いかく」を活かしてサイクル戦を行ったり、メガガルーラの苦手なポケモンに対して繰り出すなど、汎用性は非常に高いです。サンダーとの違いはやはり耐久力と「はねやすめ」を兼ね備えた居座り性能と「いたずらごころ」でのサポート性能を天秤にかけているため難しいですが、マンムーに隙を見せるべきでないと判断したことから「くさむすび」を覚えられる化身ボルトロスを今回は採用することに決めました。





ガブリアス

ヤチェのみ さめはだ
げきりん じしん がんせきふうじ つるぎのまい
ようき 183-182(252)-115-*-106(4)-169(252)



・最速AS252振り、余りD4振りでC182ゲンガーの「シャドーボール」を2発耐える確率が上がる



ここまでで相手の電気タイプの一貫が激しいため、「ヤチェのみ」を持たせることで多くの電気タイプを撃ち合いやすいガブリアスを採用することになりました。また、ニンフィアギルガルドの苦手なヒードランウルガモスといった炎タイプの相手をしたり、メガガルーラ対面での交代から「さめはだ」を使って相手に負担を与えたり、ニンフィアの「あくび」から展開し「つるぎのまい」を使い自らフィニッシャーとなったりするなど、役割は様々なものがあるのですが、数値の高さから相手を選ばず活躍できる高いスペックを持つポケモンです。
型は「ヤチェのみ」を持たせる際の基本的な構成となっています。6匹目の補完として採用したポケモンですが、一番選出回数の多いポケモンだったかもしれません。



<総評>



敗北した試合の多くはマンムー或いはメガボーマンダによるものだったので改善点としてはこの2匹をより意識することが求められます。

汎用性が高いポケモンでまとめられているため立ち回り次第では五分以上の戦いができるパーティだと思っているので勝ちきれなかったのは自分の実力不足かなと思いました。そう強く感じるのではやはり元となった構築の完成度の高さにあるとも思っています。



解説は以上です。

最後までお読み下さり、ありがとうございました!