とろけるあめ

2017年03月30日 オレンジ色

00:19

彼から聞く言葉が仕事の愚痴ばかりなことも、別の男の人から食事に誘われていることも、すべてがどこか他人事のようにわたしから乖離していて、また、わたしが、女性としての魅力が乏しいにも関わらず、男の人から言い寄られるのは、ただ“若い女”である、この一点によるものであることが虚しく、わたしは、明日着る紺色の洋服に、何色の口紅をするかだけを、かんがえていたい。

aa 2017/04/06 16:18 おかえり

aa 2017/04/06 16:18 おかえり

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mekabmekab 2017/04/18 00:38 ただいま
4つもあってちょっとこわいです

2016年05月29日

00:49

夜、ひとり、よく知らない、千葉の海辺で、花火の支度をしていた。

100数名の子供たちのためである。

錆びたバケツの中にろうをたらして、ろうそくを立てる。

真っ黒い海から、風が吹いてくる。

気持ちいい。

大人はときどき、胸がいっぱいになる。


「海に帰りたい」と思った。

「月を見るたび嘆いた、かぐや姫も、こんな気持ちだったのかしら」と思った。


わたしにも、かぐや姫のような物語がほしい。

わたしの胸をときどきいっぱいにするこのもやもやの正体が、海の国をおもう寂しさであったらいいのに。

わたしにも、かぐや姫のような物語がほしい。

この胸をいっぱいにするもやもやの正体が、ただの疲労であっては、いけない。

どうかもやもやの正体が、かぐや姫のような、物語でありますように。

大人はときどき、胸がいっぱいになる。

ビルの屋上で、たばこを吸っている大人。

高架線を走る電車の窓から、家々の屋根を眺めている大人。

一人分の夕食を買って、誰もいないアパートのドアの鍵をあけている大人。

大人。大人たちの胸を、ときどきいっぱいにするこのもやもやが、ただの疲労では、いけない。

ひとつひとつに、かぐや姫のような物語がありますように。

そうではければ、そうでなくちゃあ、そうでなくちゃあ


ああ、子供たちの声が聞こえてきた。

このチャッカマンはつきが悪い。