世界は称賛に値する

日記を書きます

εに誓って(森博嗣)を読み終えた

εに誓って SWEARING ON SOLEMN ε (講談社文庫)

εに誓って SWEARING ON SOLEMN ε (講談社文庫)

「そうやって、呼ぶことが、既に本質から逸れています」海月が言った。
「そうか……」赤柳は少し驚いた。「そうだな、たしかに。うん、やはり、現代人というのは、とにかく言葉に置き換えようとしてしまう。それが何であるかを見極めることは、今では言葉で表現することに限りなく近い、というわけだから」
──P.113

▼▼読み終えた。特筆して好きな小説家である。通称Gシリーズ。四作目というよりは四話目と言えるかな。東京でバスジャックが起きて、偶然巻き込まれる。▼▼難解で深遠な物語が正しくて、良い、ってわけじゃ別になくて、場面や状況により最適ってものがあるのだ、っていうことを意識させられる。なんてのを狙っているんだろう、と想像できるからだ。想像できるのは信頼しているからだ。▼▼最低限の情報を見せて、シンプルでありながら──あることを活かして、可能なことは、何だろう、というような思考の匂いを感じている、のだ。勝手に感じてしまっている、のだった。あるいは、既存の読者には前述のような問いを見せながら、新規の読者には読みやすさを推している、なんて表現でもよい。わかりやすいカタルシスは棄てられてしまっている、って認識できる。で、地味だとは思うけど挑戦や判断としてはとても好きだ、って思えてもいる。《81点》

「以下は備忘録」

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地元のガード下本屋で買った

「1」脱・三日ぼうず!続かない女のための続ける技術

脱・三日ぼうず!続かない女のための続ける技術

脱・三日ぼうず!続かない女のための続ける技術

  • 作者: 剣持まよ,石田淳
  • 出版社/メーカー: サンクチュアリパプリッシング
  • 発売日: 2009/11/13
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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「できれば日記の時みたいに「絶対やる行動」とセットにしたいんだけど…」

▼▼軽く立ち読んで、うお、とか感動して、数日前に衝動買いしたのだけど、直後に、最近簿記の勉強してるんだよねー、的な話題を聞いてしまったので、なら読んでみよ、と贈呈してみた。なので改めて買った。習慣付けを納得させる本として際立っていると思う。