ゲシェンク
深夜にオンラインのボードゲームで遊んだ。極めて楽しかった。翌日になってこれを書いているのだが、昨夜は充実していたな、と素直に微笑みたくなる心持ちだ。遊んだのは、ボードゲームアリーナの『ゲシェンク』。リスクの取りかたと邪魔のしかたの噛み合いかたが、鮮やかに繋がっていて、攻守に関する視点の切り替えが気持ちよいカードゲームだった。説明だけなら数分で済むようならシンプルなルールで、ふたつのおもしろさが、こんなふうに並立させられるものなんだ、と驚かされた。名作・傑作と呼ぶのもおこがましいくらいの歴史的優秀作品だが、あらためて、すごくよかった。そしてやっぱりボードゲームはよい。
深掘りたい
人生観・世界観・死生観・価値観などを深掘りしてみたい心持ちはある。身近なひとほど丁寧に聞く機会がない印象だ。だからこそ逆に聞いてみたくなる場面も多い。ただ、迷惑かなとも思わなくはない、お願いしづらいなと思う。話すことなんてない、あっても別に話したくない、むしろなぜわざわざ話さねばならないのだ、なんて思われるリスクもあるだろうとは思えるからだ。あんまり気にせず、自然に質問してみればよいんだろうか、とも考える。下手に重く考えなくてもよいんじゃなかろうか、と決め打ちしてみたくもなる。けれど、だからといって(ぼくが吹っ切って自然体で質問してみたからといって)、相手がフラットにとらえてくれるってわけでもないだろう。誰もが同じ思いで見つめられる話題じゃない気はしている。ひとによって重みづけが大きく異なりそうな話題には見える。ときには不信感すら抱かれそうである。それは、怖いし、嫌かな。まあでも、そんなふうに避けているうちに、けっこうな年齢にもなってきたし、今後、訊く機会がより減っていきそうにも思えるので、なんとかしたいとは思った。そんな話題を軽く友人に振った。