うまげな話

オーディオと魚料理、さぬきうどんが好きな天邪鬼オヤジの日々

太刀魚・カツオ

太刀魚の旬は夏以降から11月位までですが、今日は行きつけの魚屋で型のいいものが切身にして売っていたので、思わず買ってしまいました。丸1匹では、多すぎて食べられないですからね。この時期は多量の卵を持っているので、それも楽しみでした。もちろん、1本釣りのキレイなモノ。

タバコの大きさと比べて下さい。

さらに3つに切り分け、2つは塩焼き、1つはタタキにします。

銀色の皮目だけを炙り、ポン酢で食べます。歯ごたえよく、甘みのある身です。
塩焼きが完成。卵が腹からあふれています。プチプチして旨い。身も程よい脂がのって、繊細で上品な味です。唐揚げにしてから南蛮漬けにしてもいけますよ。

続いてカツオ。カツオが大好きな小生は、春には毎週のようにカツオを買います。明石周辺では、和歌山のすさみケンケンカツオが旨いです。

金ぐしにさして、ガスの直火で、炙ります。コンロのゴトクは外しておいたほうが火に勢いが出ます。今流行りのIHでは無理ですね。


僕は氷水につけないで、そのまま切って出来上がりです。水で冷やすと旨みが逃げそうな気がするので。

KISMET

一世を風靡したMGMミュージカルも、この映画の頃(1955年)には、ネタが切れてきたというか、大衆に飽きられてきたというか、ブームの終わりを向えつつある気がします。主演はMGMを代表するバリトン、Howard Keel 脇にはAnn Blyth, Dolores Gray, Vic Damoneと、キャスト的にもインパクトは弱いですが。監督 Vincente Minnelli、製作 Arthur Freed の黄金コンビ。ミネリはこの頃は背景や衣装の方に懲りすぎているのか(以前からかなりの凝り性ですが)、映画のストーリーに面白さが欠ける嫌いがあります。MGMとしては、KISS ME KATE と同様の映画を製作したかったように感じますが、二番煎じの印象は否定できません。シネマスコープとカラー作品がTVに対抗できる売りだった時代の一作品です。