うまげな話

オーディオと魚料理、さぬきうどんが好きな天邪鬼オヤジの日々

新生軒

姫路の昔の雰囲気の残る小さなアーケード下にあります。

狭い店内で、メニューも少ないです。
今風のラーメン店では決してありません。

しかし、歴史が育んだ味があります。
「ワンタン麺」を頼みました。
出来上がって、運ばれてきた瞬間、
携帯電話しか持っていなかったのを後悔しました。

美しいルックス、清流のような透明感抜群のスープです。
いい香りが漂います。
一口頂くと、予想通り、あっさりして、嫌味がなく、
実に食べやすい。もう少しパンチがあってもいいかなと感じました。
しかし、食べ進んでいくうちに、口の中に旨味が残っていき、
これはバランスがいいワンタン麺だと確信しました。
中高年にはまさにドンぴしゃです。
スープのみならず、一見美味しくなさそうなチャーシューも
旨味があって、美味しかったです。
ワンタンは上質のスープを吸い込んで、
まずいわけがありません。
ただ、僕の好みからすると、麺はもう少し固めが好きですね。
麺の固さをリクエストするような雰囲気のお店ではなかったですが、
馴染みになれば、お願いしてみたいと思いました。
とにかく、老舗の底力を感じさせてくれた素晴らしいお店でした。