村松恒平展 本日より開催

本日より開催です。連日作家さんもおりますので、ぜひ、お立ち寄りいただければ幸いでございます。

12月19日月曜ー25日日曜
ONE & ONLY
村松恒平  陶芸と絵画とクリスマス
11:00−20:00(最終日12月25日は17時まで)


以下村松恒平さんによる文章です


村松恒平の絵画や陶芸は、よく子どもが作ったものに間違われる。「僕の作品は『教育されてない』作品なのです。小学校のとき絵の教室に通っていて、そこの先生にすごくがっかりさせられる体験があり、それっきり絵らしい絵は描かずにいました。40年近いブランクがあって中年になってから突然また描き始めたのです」。ポリシーは「下手でも平気」。イラストレーターの湯村輝彦さんの『ヘタうま』文化の薫陶を受けた。「技巧に本質はないと思っているから技術で武装しない。全く無防備な作品を作っています。だから子どもの絵に似てくるのでしょう」。
「よく『私は絵を描けません』という人がいますが、それは下手であることを恐れているのです。昔挫折しようが、中年で初心者であろうが、描きたいと思えば、絵はいつでも描けるんです。描きたいと思えば、後は勇気とか大胆さの領域なのです」


今回は絵画と同時に陶芸の展示も。「陶芸はまだ始めて三年で工房の生徒です。先日、工房の作品展示会に先生の知り合いの人間国宝の方が現れて、僕の6千円のぐい吞みをひょいと一つ買われていった。鍛金の方です。この方はもうたいへんな修行を積んで一つの作品に何年もかけて技巧の粋を凝らした作品を作られるのです。たぶん自分と対極にある技巧がまったくない作品に何か感じるものがあったのではないでしょうか」

展示物は、絵画約20点。陶器約50点を予定している。
絵画は、「イマジネーションによる花」、「螺旋」、「磁石」シリーズ。「バリの水彩」、「肖像画」など。
陶芸は、茶器、ぐい吞み、小皿、他多数。