公立中高一貫校・合格への最短ルール~適性検査で問われる「これからの学力」

公立中高一貫校・合格への最短ルール~適性検査で問われる「これからの学力」

公立中高一貫校・合格への最短ルール~適性検査で問われる「これからの学力」

この本は、一般的な私立中学入試問題と公立中高一貫校適性検査問題の違いと、どのような力が求められているかを実際の問題を例に、解りやすく解説しています。
その上で、公立中高一貫校に求められる力の育成に何が必要か、家庭でできることは何かについて的確に説明しています。
ところどころ、一部の既存進学塾に対する辛口のコメントも見られますが、実際に中学受験塾の現場にいる身としては耳が痛い部分もあり、反省を促される一冊でもあります。
「子どもたちに必要とされる本当の力が何か」について、著者の考えと情熱があふれる力作だと言えるでしょう。


そしてその能力を伸ばすために、家庭でできることとして、自分の頭で考えて行動する親の子どもは、やはり自分で行動するようになっていくものなので、「親自身が自分で考えて行動する姿勢を見せること」を前提に、作文や自由研究などの家庭学習を通して子供にどう接していくか、実例を挙げて紹介しています。
受検のことだけに留まらず、普段の子どもとの望ましい接し方を考えることのできる、たいへん実用的な本だと思いました。




主に東京の公立中高一貫校の「適性検査」の本物の問題が出ているのですが、自分の中学受験のときの問題とはまったく違いました。
それをどう解けばいいのか、さっぱりわかりませんでしたが、本に書かれていた、パズルを解くような問題の解説は、目からウロコでした。
子どもが小2ですから、周りに受験に詳しい人もあまりいませんし、受験生の親が普通知っていることとかはわかりません。