味のいい手を指そう

昨日、鯖の油に含まれる成分が体にいいというテレビ番組をやったら、
今日は鯖が品薄になってたとか。
日本には様々な食べ物があるが、それぞれに、体にいい面と悪い面が色々とある。
無数の要素を総合的に考えて、体にいい食事をすることが理想だ。
今日だけ、太ってもいいから油を逃がさず鯖を食べるなんてのは疑問手だ。
将棋の対局中には、「味のいい手を指したい」と思うものだ。
遊び駒を中央に寄せながら大駒の移動場所を増やすとか、
桂を打って攻めを見せつつ、その場所に相手の駒が打てないようにするとか。
一つ一つの価値は低くても、多数の効果があるため、総合的には勝るのだ。
将棋なら、「味のいい手」を指さない人は、何回も負けることになるけど、
食生活という対局は何十年も続くもので、将棋同様負けを知ったときには手遅れだ。
だから、味のいい手を指そう。