家具“な“音楽

今週末です。↓


『日曜大工的 第1.5回』
出演:グースー、メス戌&Co.
日時:3月18日(日) 20:00〜
会場:3階の100000t
チャージフリー
10000t(じゅうまんとん):京都市役所のすぐ脇にあるレコード・古本屋さんです。
京都市中京区寺町御池上ル 上本能寺前町475雅会館3F
TEL 075-756-7986
http://100000t.blog24.fc2.com/
そしてまたほとんど強制的にメスコストラッププレゼント。
本来500円で販売してるものですが、このイベントに限りということで。


先月ほとんど何の準備もせずに挑んだライブは、何の準備もせーへんなりの結果に終わり、まともに1回分とカウントするには忍びないもの(=0.5回分)となったので、今回は第1.5回と銘打ちました。
そもそもこのイベントタイトルは、自動筆記的に頭に浮かぶ言葉を適当に挙げた候補の中のひとつで、最終決定も他人まかせという非常に雑な流れで決まったものです。なので、全然深い意味はないはずなのですが、タイトルに据えてしまうと何かしら理由付けしたくなるのが人情ってもんです。


「日曜大工」という行為を定義付けるものとして大きくは2点あると思います。
1.普段別の職に就いている者が休日のみ大工仕事をする(そのため、大工仕事のレベルは高くない)
2.自分の使うものは自分で作る=DIY
で、まぁこう改めて定義を見直してみると、それなりにうまく内容と合致しているような気もします。
あとは、じゃあ日曜大工で何を作るかとなると広義の家具ということになるのでしょうが、家具と音楽を結び付けて僕が連想したのはエリック・サティの「家具の音楽」でした。

家具の音楽」は、生活に溶け込む音楽を目指したもので、アンビエントの始祖とも言われますが、これもある意味メス戌&Co.の目指すところであります。
そもそも歌を中心に添えている時点でアンビエントにはなり得ないですが、主義主張のない存在感の希薄な音楽に憧れます。(…が、結局エゴには勝てないのが実際だったりする。)
アンビエント環境音楽と翻訳されるように限りなく透明に近い音を目指すのに対し、(サティが意図したかどうかは知りませんが)家具にはそれぞれ機能があるというところはポイントです。
座ったり、書き物をしたり、ごはんを食べたり、服をしまったり、本をしまったり…。
つまり、家具それ自体は強くその存在を主張しないけれどもしっかり意味を持っているし、暮らしを豊かで彩りのあるものにしている。
その意味で僕のイメージする家具“な”音楽って例えばこんな感じ…


今回出演していただくグースーは、僕から声を掛けたくせに全くの初見でありまして、でも何だか家具“な“音楽を聴かせてくれそうなお二人です。
楽しみ。


それでは皆様、万障お繰り合わせの上ご来臨の程何卒よろしくお願い申し上げます。