資本主義崩壊の首謀者たち

広瀬隆(著) 集英社

金融市場で誰が何を仕組んできたのか!?
AIGシティグループなどが実質的に国有化されるなど、資本主義が大崩壊しはじめた。本書は、この未曾有の混乱を誰が招いたのか、ことの本質を明らかにし、日本人の資産を守るべく警鐘を鳴らす。集英社_書籍・文庫検索

昨年のリーマンショックを、旧ソ連やベルリン壁崩壊に並ぶ、アメリカ型資本主義の崩壊という立場から、著者は近年の国際情勢を分析する。「トンデモ本」の匂いもしますが、全くデタラメとは思えない。アメリカによる日本政策には、よく見るブログや過去に読んだ本の考察に重なる部分もありますし。
日本の政権交代も、アメリカによる世界支配終了を象徴する出来事と、後世の歴史家は語るのかもしれない。
資本主義崩壊の首謀者たち (集英社新書 489A)
資本主義崩壊の首謀者たち (集英社新書 489A)