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音楽と社会フォーラムのブログ

2014-03-30

フォーラム設立3周年!

 大変な荒天の関東地方です。いかがお過ごしでしょうか。フォーラム事務局の枡田大知彦です。

 2014年も早くも3ヵ月が経過し、その間にもさまざまな音楽をめぐる話題、問題が世に出ました。

 そうした中でこの音楽と社会フォーラムは、2011年4月の設立より3周年を迎えようとしています。みなさまの手厚いご協力により、多くの研究会を開催し、多様な成果を残すことができました。まことにありがとうございました。

 長く歩んでいこうとする場合、3年というのは一つの節目となるのでは、と考えております。また新年度のはじまり(そしておわり)には、さまざまな出会い、別れがあると思います。
 

 今後、4年目以降も本フォーラムがさらに発展を目指し、新たなことに挑戦していく所存です。そのためにも、あらためてみなさまのご協力をお願いできれば幸いです。

 以上、2014年度のはじまりのご挨拶をさせていただきました。

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。



 枡田大知彦

2014-02-24

ちょっとしたメタル話 その4 へヴィ・メタルとクラシック―トルコ行進曲編―

 関東でもまだまだ雪が残っております今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。フォーラム事務局の枡田大知彦です。

 今回も前回に続き、音楽をめぐる雑談として「ちょっとしたメタル話」をさせていただこうと思います。前回から連続、4回目となります!
 

 意外と思う方もおられるかもしれませんが、ヘヴィ・メタルクラシックの関係は、少なくとも前者から見た場合、かなり密なものであるといえます。クラシック名曲の一部をヘヴィ・メタルの楽曲に取り入れた例は枚挙に暇がなく、その曲そのものをヘヴィ・メタル風にアレンジした「カバー」も数多く存在します。 今回は、ヘヴィ・メタルに限らず無数のアレンジが存在する、モーツァルトの“トルコ行進曲”を取り上げたいと思います。
 
 日本でも、安〇姉妹の名カバーで知られるこの曲、少なくとも2つのバンドが取り上げています(もっとあるかもしれません)。

 f:id:metalofheavy:20140224071436j:image:medium:leftまず、“ジャーマンメタル”の代表格、ドイツ・ハイデンハイム出身のStormwitchの5作目「Eye of the Storm」(1989)(全盛期は本作まで)収録の“Rondo Ala Turca”です。ツインリードとアコースティックギターを絡めたアレンジが素晴らしく、ポップで聞きやすいバージョンとなっております。「初心者」の方にも安心してお勧めできます。是非ご一聴を。

 f:id:metalofheavy:20140224072010j:image:medium:right続いて、スウェーデンメロディックスピードメタルバンド、Dragonlandの記念すべきデビューアルバム「The Battle of the Ivory Plains」(2001)(名作)収録の“Rondo Ala Turca”。こちらは超高速のリズム(ツーバス連打!)になっており、わずか1分45秒、一気に駆け抜けます。ハードなギターがバッキングに徹しているところに特徴があり、あの有名なメロディはキラキラとしたキーボードが奏でています。こちらはかなりヘヴィなバージョンといえますが、やはりあのような前のめりのかろやかな原曲ですから、(〇田姉妹版も含め)いずれもどこか軽快な印象があります。


 今後もこうしたメタルによるクラシックのカバーを紹介していければと思っております。そういえば、ベートーヴェンの“トルコ行進曲”のカバーは聞いたことがありませんね。存在しそうではありますが…

2014-01-30

ちょっとしたメタル話 その3 へヴィ・メタルと演歌の美しき融合

 すっかり遅くなってしまいましたが、新年明けましておめでとうございます! フォーラム事務局の枡田大知彦です。今年も本フォーラムをよろしくお願いいたします。

 今回は、音楽をめぐる雑談として「ちょっとしたメタル話」をさせていただこうと思います。前回よりおよそ11ヶ月ぶり、3回目となります!

 この雑談では、日本と(海外の)へヴィ・メタルの関係を中心的な話題としてきました。今回は新年ということもあり、最も日本らしい音楽(の一つ)ともいえる演歌について触れてみたいと思います。前回「その2」では、へヴィ・メタルのアーティストによってとりあげられた日本発のメロディについて言及しました。世界中のへヴィ・メタルにとっては近年、日本が最重要のマーケットの一つであることは疑いなく、そのためか、「日本大好き」を公言するアーティストも少なくありません。その最右翼ともいえるイタリアの某バンドは、近年の作品において日本の某人気アイドルの曲、海外でも人気のアニメ「〇レンダイザー」の主題歌などをカバーしていましたが…
 果たして演歌はどうでしょうか。一見するとへヴィ・メタルから最も距離のあるジャンルのように感じられる方もおられると思いますが、例えば「泣き(のメロディ)」等、両者には共通する特質も見いだせると思います。また、その創成期よりメタル界を牽引してきた故Ronnie James Dio氏のこぶしのきいた歌唱法は、演歌におけるそれに通じる部分があると指摘されてきました。

 今回はヘヴィ・メタル演歌の美しき融合の一例として、アンドレ・マトス(Andre Matos)の2012年の作品「the turn of the lights」のスペシャル・エディションのみに付されたボーナスディスクに収録された“Hisame”を紹介いたします。f:id:metalofheavy:20140130160046j:image:medium:right
 アンドレ・マトスは、Viper(2nd「Theatre of fate」(1991)は必聴)〜Angra(全作良いですが、やはり1st「Angels cry」(1993)から)、そしてSymphoniaのリードシンガー、ブラジル出身のアンドレ・マトスをリーダーとするバンドで、本作は3rdになります。マトスの作る楽曲、作品、そして彼の参加したバンドは一貫して日本で非常に人気が高く、彼も日本を愛し、演歌をとりあげるに至ったと推察します。
  “Hisame”は、(40歳代半ば以上の人であれば)多くの人が知っている、演歌名曲の一つといっても過言ではないと思います。1977年に発表され、1982年には多くの歌手が同時に歌い、同時にヒットさせた珍しい例としても知られています。現在でも歌い継がれており、多くの日本人アーティストによるカバーが残されております。今回のカバーも日本語のイントネーションには少し揺らぎがありますが、「泣き」のギターと重厚なアレンジが、名曲に新たな魅力を与えているといってよいでしょう。メロディの素晴らしさが際立っています。

 年末恒例の某歌合戦においても演歌比率は年々、目に見えて小さなものになっているようです。是非他のアーティストにも演歌名曲を掘り起こしていただき、新たな光をあてていただければ、と願わずにはいられません。

 

 新年らしい?話題で始まりました本ブログですが、フォーラム同様本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


音楽と社会フォーラム事務局 枡田大知彦

2013-12-31

今年もお世話になりました。

 関東では穏やかな天気の大晦日、いかがお過ごしでしょうか。
 フォーラム事務局の枡田大知彦です。

 今年もいよいよ本日限りとなってしまいました。
 今回は、今年の本フォーラムの活動について簡単にふりかえってみたいと思います。

 研究会は4度行われました。関西地方での初めて研究会もございました。また、下関市立大学で行われた政治経済学・経済史学会秋季学術大会においては、パネルディスカッションを行いました。ご報告者のみなさまに深く御礼申し上げます。いずれ盛況であり、活発な議論がなされました。フォーラムのメンバーを中心とした、みなさまのご協力のおかげでございます。まことにありがとうございました。

 直近の研究会は、12月14日(土)午後2時より東京大学で行われました第10回研究会です。小泉恭子さん(大妻女子大学)に「時を往還する音楽―集合的記憶文化的記憶のはざまで」というテーマでご報告いただきました。小泉さんにはフォーラムにご参加いただいた直後にご報告をお願いさせていただいたのですが、ご快諾いただきました。こころより感謝申し上げます。まことにありがとうございました。
 多様な音源と映像を駆使した、私のような者にも大変分かりやすいご報告であり、おそらく本フォーラムのメンバーの多くの方々がご関心をもたれる内容であるかと推測します。ご報告の内容は、より磨きぬかれたかたちでみなさまにご紹介していただく予定となっておりますので、今しばらくお待ちいただければと思います。それゆえ、ここでの内容紹介は控えさせていただきます。ご報告〜忘年会に至るまで、さまざまな論点をめぐる討論は尽きることがなく、本年を締めくくるにふさわしい研究会であったと存じます。小泉さん、参加いただきましたみなさま、お疲れ様でした。

 今年もみなさまには大変お世話になりました。
本フォーラムにとって充実した1年であったと勝手に思っております。
みなさま、どうぞよいお年をお迎えください。


 音楽と社会フォーラム事務局 枡田大知彦

2013-11-22

第7回研究会のご報告を内容とする論文がダウンロード可能になりました!

 肌寒い日々が続いております今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。フォーラム事務局の枡田大知彦です。

 以前の記事において、2013年2月9日に開催された第7回研究会における、小林純さん(立教大学)のご報告「ヴェーバー『音楽の合理的社会学的基礎』の周辺事情」が、論稿「ヴェーバーの音楽研究について―テクストをめぐる諸事情―」としてまとめられ、2013年7月、『立教経済学研究』第67巻第1号(45-75頁)に公表されましたことをお知らせしましたが、このたび同論稿がダウンロード可能となりました。アドレスは以下の通りです。

http://www.rikkyo.ac.jp/eco/research/pdf/papar/no67/p045-075_67-1_kobayashi_jun.pdf

 さらには、ご報告者のご厚意により、論稿においては省略せざるを得なかった資料(年表と目次)もダウンロード可能となりました。アドレスは以下の通りです。

https://docs.google.com/document/d/1F99fIt6V4ZW3jfJSWwpFTG4H-DgLbm1SFEtH-YqMUbk/

 本フォーラムの研究会から生み出された成果です。是非ご参照いただければと思います。よろしくお願いいたします。

 
 小林純さんにこころより感謝申し上げます。まことにありがとうございました。



音楽と社会フォーラム事務局 枡田大知彦