*「ツナグ」映画版

ツナグ(本編1枚+特典ディスクDVD1枚)

ツナグ(本編1枚+特典ディスクDVD1枚)

 辻村深月の小説が良くって、今回の地上波を楽しみにしていた。(地上波で映画を観るのは久しぶり&ソチ五輪の合間で忙しいわw)
 今は松坂桃李が旬なので、この人出演多いわー。ツナグの祖母が樹木希林。あーこりゃ適役。遠藤憲一が、(きっとこう言うシチュエーションなら、こういう対応するだろうなぁ)という自然な演技。八千草薫もやっぱりいいねー。そんで橋本愛くらい綺麗すぎるJKには違和感。佐藤隆太桐谷美玲の演技は・・・まぁ泣かせるシーンではあったよね。仲代達矢はビッグすぎてなんか違う・・・もっと普通のオジサンださんかい!
 原作同様泣ける作品で、映画館で観ても損しない映画だった。原作はやっぱすげえよなぁ、と思うのはラストの両親の死の真相。こればっかりは原作を越えられなかったと思う。映画だと全然感動できなかった。
 ちなみに自分が実際に死者と出会えたなら・・・いくら「お礼は要らないんですよ」と言われても、当然数万円は握らせるだろー。(ホテル代だってかかっているんだから)またそれだけの価値はあるだろう。10万円で死者と再会できるなら実際安いだろ!? だからそこは逆に違和感を覚えた。SF作品やファンタジーは(もしも自分が当事者だったら)と、思う事が多いのだけれど、この「ツナグ」はそれが非常に多かったねー。
ツナグ (新潮文庫)

ツナグ (新潮文庫)