第25話 怪彗星ツイフォン

謎の彗星

遠い宇宙の彼方から新しい彗星がやってきた。赤い彗星の名は「ツイフォン」と名づけられた。ツイフォンは地球を目指して刻々と近づいてきた。電子計算機によると、ツイフォンは地球と衝突すると岩本博士は言う。
もし地球と衝突すれば、最悪の場合地球は消滅する。それを聞いたイデは気を失ってしまう。
ツイフォンの軌道がさらに詳しく計算され、奇跡的にわずかの差で衝突は免れた。ツイフォンが地球を通過する時刻は明後日の午前3時20分15秒。

ツイフォン地球を通過へ

55860kmの距離で地球とすれ違う異変は大きな被害は受けないだろうという答えが出た。それでも不安がよぎるイデ。隊員たちはコーヒーを飲もうとすると、フジは間違えて塩を入れてしまうことに気づく。その時、宇宙観測所から約30分ほど前から特殊な宇宙船が観測され、ツイフォンの接近との関係があるのではないかとの連絡があった。さらに、パリ本部から次第に地球へ強く降り注ぐ宇宙船の作用により、水素爆弾が自然爆発する恐れがあるとの連絡がある。地球防衛委員会は水爆を持っている国に対し、安全を図るように指令した。オホーツク海で廃棄処分になっている6個の水爆が紛失したとの噂があり、それらの水爆は起爆装置がついており、爆発する可能性がある。ツイフォンは火の玉のように真っ赤に燃えながら地球に接近していく。
夜が更けて地下室への避難命令が出され、この命令は人々を不安にさせた。日本アルプス放射能が検出されたことがあり、水爆を飲み込んだ怪獣が日本アルプス付近で姿を消したと考えられる。そこでイデは水爆探知機を開発し、ビートルで宇宙へ

ツイフォン接近

新彗星が接近するまで後20分15秒。ハヤタと通信できない。宇宙で水爆を探知する。ツイフォンが地球へ接近し、なんとか衝突は免れて住民は安堵を広げていた。
翌日、日本アルプスにいるハヤタ、イデ、アラシ。その時、アルプスのふもとにギガスが出現。3人はビートルに乗り込み、本部に連絡するが通信できない。さらに、空からドラコが現れる。本部ではイサムが駆けつけ、レーダー基地ではツイフォンが通過した直後に飛行物体が観測。ツイフォンから飛来したのと思われる。

ツイフォンから現れた怪獣

ビートルは空から現れたドラコを追う。逆にドラコに追いつかれそうになったときハヤタはミサイルでアルプスの地上を狙い、ドラコはミサイルの着弾場所にめがけて飛行し、ギガスにぶつかる。激しく戦っているギガスとドラコ。


ビートルは着陸し、ようやく水爆探知機に反応が出た。水爆は動いているようだ。その時、水爆探知機が破壊される。アルプスの崖の中から再びレッドキングが出現

レッドキング再び現る

水爆を飲み込んでいるのはレッドキングだ。ツイフォンが通過したときにはレッドキングは地底深くに眠っていたため、爆発しなかったという。イデは本部にいるキャップに連絡。レッドキングはギガスとドラコのほうへ向かい戦う。レッドキングはギガスに体当たりをし、ドラコの羽を剥ぎ取る。ドラコの羽を剥ぎ取ったことによって力が弱まり、ギガスは有利にドラコを攻撃していく。
ハヤタはレッドキングの近くに行き、イデとアラシはギガスとドラコを攻撃。ハヤタはレッドキングの元へ行き攻撃。レッドキングはハヤタを振り倒し、ハヤタは崖に落ちる。その時にウルトラマンに変身

レッドキングと再び対決

レッドキングと戦っている隙にイデとアラシはビートルでギガスとドラコを攻撃する。ウルトラマンレッドキングを挑発してウルトラマンに向かっていき、崖にぶつかったところを攻撃。しかし、レッドキングウルトラマンを羽交い絞めで反撃。一方ビートルはギガスを攻撃。強力乾燥ミサイルをギガスの上に投下し、粉砕。ウルトラマンレッドキングを投げつけ、ウルトラ念力でレッドキングを中に浮かせ、動きを止め、ウルトラスラッシュで3等分にし、レッドキングの頭を持って宇宙へ。
その時に各地の天文台で宇宙の遠い彼方で謎の大爆発が起こったことを観測。何人かの天文学者はツイフォンによって乱れた宇宙が再び普段の姿に戻った宇宙エネルギーの逆爆発だと発表した。
岩本博士の情報によると、3026年7月2日午前8時5分にツイフォンが次に地球に衝突するとのことだ。こうしてキャップはコーヒーを召し上がるのでした。

宇宙は限られたごく一部のことしか知られていない。いつ、どんなことが起こるのかそれは誰にもわからないのだ。