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僕が線を引いて読んだ所 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2006年12月10日 ブランドより無印 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

下流社会 新たな階層集団の出現 (光文社新書)

下流社会 新たな階層集団の出現 (光文社新書)

階層格差の固定化」「居住地の固定化」は活力ある文化を生み出さないという著者の持論には概ね賛同できると思いながら読みました。「成果主義」の問題点についてもっと深く掘下げてくれるとよかったと思うのですが、「階層問題」を考える材料を提供してくれたという点で、読んだ意義は大いにあったと思います。

ところで面白かったのは次の部分。
「出世志向が弱」く、「マイペースで自分の好きな仕事をしていきたいと考えるタイプ」で、「自分の趣味の時間を増やしたいと考えているが、とはいえ忙しいので、それほど趣味の時間が多く取れるわけではない。よって、雑誌、本などを見て代償する日々が続く。雑誌で言えば『ソトコト』『サライ』を愛読するタイプ。」
「消費面では、有名ブランドには関心が弱いが、ひとひねりしたそこそこのものを買うのが自分らしいのかなと思っている。」「高級感や値段でおどかすものより、知性と上品さが重要。」「無印良品もやや好き。」
インターネットに自分のサイトを作って、会社以外に人脈を作るのにも熱心。いつか会社を辞めたときに、その人脈が役立つだろうと思っている。」
「趣味は『読書』『美術鑑賞』『園芸・ガーデニング』『旅行』『散歩』が多く、生活の中で大事にしていることとしては『創造性』が高い。」
「自然や環境に配慮した暮らしをしている」
「情報や流行に流されないタイプである。」
好きな車種は「クラウン、セルシオ」ではなく「マーチ、キューブ」、つまり「小型志向が強い」…


これは、著者が男性を類型化した中の「ロハス」についての説明から抜き出したもの。(「ロハスLOHAS」とは、「健康で持続可能な生活様式」を表わす英語の頭文字だそうです。)
この部分を読んでいると、あまりにも自分に当てはまる部分が多いので、なんだかおかしくなってしまいました。「これが自分らしい生き方だ」と思ってやっていることが、実は類型に陥っているだけのことだったわけですね。でも、考えようによってはどこかに自分と価値観を共有できる人間がたくさんいるというわけですから、心強い気もします。
著者の調査に「応援する野球チーム」というデータはないのが残念だけど、多分このタイプに巨人ファンというのは少ないんだろうなあ。(これは僕なりの推測なんですけどね。)
ちなみに、僕のひいきの野球チームはスワローズ。来年は「強くて優勝可能なチーム」になってくれよ!
                *                    *
下のコメントはcozyさんのブログに書き込んだ僕のコメントに対する返事です。さすがに「cozy=湘南の宮沢賢治」さん、コメントも時空を超えてこんなところにやって来たのですね。時代の先を行く作品はこちらで読めます。

cozycozy 2006/12/11 21:30 コメント有り難う。時代が僕に追いつくには、まだまだ時間がかかりますね。でも、熱狂的なファンも少しいるんですよ。線を引くだけではなく、たまには創作をしてみてはどうですか。ヴァーチュアルな世界と現実の区別ができると、また世界が広がりますよ。

mf-fagottmf-fagott 2006/12/12 21:16 cozyさんは「ヴァーチャル」と「現実」との境界の不分明な世界を目指しているんではないんですか?