この世界の片隅に

映画館でアニメの映画を観るのは、「風立ぬ」以来である。
開演1時間前にチケットを買ったが34番目で、人気の高さに驚いた。
平日昼間にも拘らず、客席はほぼ満員。高齢者だけでなく、若い人もかなり来ていた。

いい映画だったが、「ハンカチを何枚も用意しなければ」と言われていた程ではなかった。
決して重苦しい映画ではないが、
開演前にガヤガヤと喋っていた何組かの「おばさん」の集団も、
終演後は声ひとつ立てていなかったところを見ると、感ずるところはあったのだと思う。

戦争の不条理を扱った映画では、個人的には「二十四の瞳」の方がはるかに泣ける映画であると思う
(この映画が駄目だと言っているのではない)。

京都シネマは小さな劇場だが、意欲的な作品も多く上映されている。