原発

これはいくらなんでもひどい。

意見は正反対なのに飲み屋では武田せんせいと気が合いそう。ふとしたことから原子力の話題になって掴み合いの喧嘩とか。作業員のモラルが低いのがデタラメなんてとても言えないだろう。この人、きっと被曝するような末端作業はしたことないんだろうな。

この動画をみて、プログラマしてた人が北海道の泊に行く、電力関係の仕事に転職するとかいって辞めてったことを思い出した。

その人はこんな感じのコードを書いてた。実際は vb6 だけど、変数名はほぼそのまま。発注区分とかその辺はてきとう。

private const int mcintNumber0 = 0;
private const int mcintNumber1 = 1;
private const int mcintNumber2 = 2;
private const int mcintNumber3 = 3;
private const int mcintNumber4 = 4;
private const int mcintNumber5 = 5;
private const int mcintNumber6 = 6;
private const int mcintNumber7 = 7;
private const int mcintNumber8 = 8;
private const int mcintNumber9 = 9;
if (発注区分 == mcintNumber1) 
{ 
 // 発注に関する処理
}
if (商品区分 == mcintNumber5) 
{ 
// 商品に関する処理
}
for (int i = mcintNumber1; i <= mcintNumber9 + mcintNumber3; i++)
{
// 発注明細への処理 (明細は 12 件まで)
}

見たときの絶望感と脱力感はプログラマにしか分からんだろうけど。マジックナンバー書くなコーディング規約があったのと絡みあってできたのだろう。

こういう話をすると何が悪いのか分かるように説明してほしいとか言われちゃうけど、これが分からない人に分かるように説明するときのコストは膨大なわりには実りが少なく、他にやることがたくさんあるのにやってられるかってなってしまう。よく出てくる意見だと「区分が変わることはまずないから」とか「動くからいい」とか。そういう意見が出てくるのはリファクタリングの観念がないからなのかなぁなどと考えたり。

で、話を動画に戻して、この石川迪夫という人は深く考えた様子もなく、よく喋るので政治家タイプの技術者。きっと長い間、組織内政治で力を奮ってきたのだろう。本当の政治家のように、どちらとも取れるような曖昧なことを言わない部分は好きです。政治ってものへの不信感は強まるばかり。

原発に関して、何がいいたいかというと、あの中でどんなことが起こっているかを想像してもいいんじゃないかということ。想像以上のことは私にはできなさそう。

心に残った本

今週のお題「心に残った本」

今週のお題というのに初挑戦してみる。

小学生

次郎物語』。自身の母や祖父に重ね合わせてしまって、涙が止まらなかった。本を読んで初めて泣いて、小説の良さを知った。それまでは漫画ばかりだった。

次郎物語(上) (新潮文庫)

次郎物語(上) (新潮文庫)

次郎物語(下) (新潮文庫)

次郎物語(下) (新潮文庫)

中学生

三国志演義』。先輩の影響を受けて読んだ。今思えば、諸葛亮どうかなぁという思いだけど、図書館で借りてきたものすごく分厚く細かい字の本を貪るように読んだので心に残ってる。

amazon では文庫本しか見つからなかった。

社会人

社会人になってから読んだ本では、『達人プログラマ』が一番かなぁ。初心を忘れず、自分の行動をチェックするために、今でもときどき読むけど、読めば読むほど、本の内容と現実とが乖離していて胸が苦しくなる。

達人プログラマー―システム開発の職人から名匠への道

達人プログラマー―システム開発の職人から名匠への道

  • 作者: アンドリューハント,デビッドトーマス,Andrew Hunt,David Thomas,村上雅章
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項羽と劉邦』も三国志と同じで貪るように読んだ気がする。ときどき、無理矢理なこじつけが見えたりするけど、組織内の人間描写がとても面白かった。

項羽と劉邦(上) (新潮文庫)

項羽と劉邦(上) (新潮文庫)

項羽と劉邦(中) (新潮文庫)

項羽と劉邦(中) (新潮文庫)

項羽と劉邦(下) (新潮文庫)

項羽と劉邦(下) (新潮文庫)