「The Walking Dead」シーズン7 配信開始 Hulu
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2012/02/24
- メディア: DVD
- クリック: 25回
- この商品を含むブログ (33件) を見る
- 作者: ロバート・カークマン,風間賢二
- 出版社/メーカー: 飛鳥新社
- 発売日: 2015/12/17
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (5件) を見る
正直、シーズン6から、ドラマが錯綜し始めていて、もう書くことがないのではないかと、つらい気持ちで見ていました。シーズン7のエピソード1でお腹いっぱい。理不尽過ぎてグロすぎて、ドラマを続ける意味がみつからないと思うような展開。どうやって終わればいいのかな…。と、自分でも考えてしまう。制作側も俳優陣もきっとつらいのではないかと思ったりしました。
シチュエーションドラマのおもしろさは、長い期間をかけてキャラクターたち、それぞれの魅力が引き出され、ひとりでに動き出し、見ている者はそれぞれのキャラクターを愛するようになるところ。彼らの幸福を願い、彼らと共に笑ったり悲しんだり怒ったりする。その深い親しみの気持ちができあがれば、ドラマは大成功で、いつまでも続けることができる。
でも、製作する間に、いろいろなことが起こる。何年も続ければ疲れてくる俳優さんもいるだろうし、倦怠感が漂うこともある。特にこの「ウォーキング・デッド」は、世界そのものが崩れ落ちた後で、誰も信じられない究極の恐怖と緊張感から始まっている。その緊張感や絶望から生まれるキャラ同士の信頼関係こそが私を魅了し続けてくれたわけですが…。無理矢理新しい緊張感や恐怖を生み出すしかないドラマの行く末。こんな方法は不毛ではないかと感じた新しいシーズン。絶望を押し付けられても困る。
愛したドラマだからこそ、美しく終わって欲しい。ゾンビものはほとんど見ているけれど、最初の頃のこのドラマのすばらしさは今でも変わらない。こんなおもしろいゾンビドラマはないと思った。ダリルを愛して、他のキャラも愛して、見守ってきた。でも…そろそろだめかなあ。愛したがゆえに終わって欲しいと思うドラマは初めてかも。