みんなの予想を超えて ： 2006/3/7や3/9あたり
また、みちアキさんに勝手に心を読むなと怒られそうですけど、
みちアキさんが殺人しようかやめとこうかなどと悩んでるわけじゃないですよね。
そして、考えることそのものが面白いと言いながら、
ひとりだけで考えようとはしていないわけです。
ブログに書いたり、わざわざ質問にしてはてなに出したりというのは世界へ、現実的に言えば、
普通の人たちへの働きかけでしょう。
おそらくみちアキさんに社会を破壊しようという野心はありません。
むしろ逆で、彼は美人の奥さんと別れてひとりぼっちになったにもかかわらず、
毎日が楽しすぎて仕方がないと嘆いていたくらいです。
ちなみに、僕は彼のそのあたりの心境や発言には相当疑問を持っているのですが、
まあそれはそれとして、その楽しい世界（日本）の維持が彼の望みだと僕は認識しております。
さて、そのような歴史的経緯から、みちアキさんに破壊者だとか非国民などというのは誤りです。
彼が破壊したいのはみんなが考えることをしない「素晴らしい頭脳」であって、
社会や世界ではないのです。
みちアキは非国民ではなくツンデレモラリストであるとする説。さてどうでしょうか。
それをうまく言う日本語を知らないので、ちょっと説明しにくいのですが、確かに自分は、社会が良くなったらいいなとは思っています。しかし、別によくならなくっても構わないとも思っているのです。
趣味のWebデザイン ： 諦観をベースにささやかな希望を抱く
「諦観をベースにささやかな希望を抱く」という考え方は、徳保的世界観の基幹です。だから私は、「人間なんて、こんなものですよ。」といいつつよりよい生き方を希求するのですし、「HTML の思想なんて永遠に普及しないさ」といいつつ啓蒙活動をやめない。諦めていればこそ、少々のことでは挫けない。「想定内」といって歯を食いしばっていける。
徳保さんの書かれたこのエントリはわたしの心情にかなり近いです。ただ、徳保さんはとても善い方（少女単体の件でもわかるとおり）なのですが、わたしは基本があんまり善い人間ではありません。だから諦観と楽観が入り交じって共存している。「人間なんて、こんなものですよ。でもまぁなんとかなるっしょ？」ぐらいの感じでしょうか。けれどなんとかならなくても別にいいや、とも思う。だってもともとがゼロなんですからね。無くす物なんて初めから持ってないし、駄目でもともと、うまくいったら儲け物、その程度かなぁと。
そして今日も永井均さんの本をコメント欄で薦められてるわけですが。いや、読書家というほどは本を読んではいないですけど、永井さんの本は10冊超は読んでると思う。にもかかわらずああいう質問？を繰り返すのは、読んでもまったく理解できていないのか、「あててんのよ」なのか？ まぁどっちでもいいんですけどね。
けれど進藤さんは「買いかぶりすぎ」を警戒したほうがいいかもしれない。「そういう、檻の中の犬を棒でつっつくような遊びはやめたほうがいいですよ」と、わたしに注意してくれる人もいるわけです。なぜころ問答を「ただ楽しくて」やってるんだとしたらどうだろう？ そんな人なんか想像できない？ でも現にいるじゃないですか、ウサギとかネコを殺したりするのが楽しい人も。
以上のことから、みちアキさんはあの質問の最後に、
「これは殺人を礼賛したり奨励したりするものではなく、洗脳や煽動を目的としたものでもありません。
また、殺人をやってみたいまたはその用意があるなどということもありません。あらかじめご了承ください」
とつけておけば良かったのではないでしょうか。おまえはＰＬ法か。
はてなの人力検索がリニューアルされて「ネタ・ジョーク」というカテゴリができたのですが、次はここでやるべきでしょうか。
