すべての夢のたび。

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イ文字

TypefacesというiPhone/iPadの内蔵フォントを一覧できるアプリがあります。結構な数のフォントが内蔵されていることに驚くのですが、先日なんとなしにunicodeのフォントをだらだら見ていたところ、いままで全然見たことのない文字を見つけてなんじゃこらと思いました。こんな感じ。(Windowsやケータイで見れるかどうかは未確認…!)


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どうにも地上の文字という印象がない。南米の遺跡で見つかった石版に書かれてた文字がunicodeに収録されることになったようです。と言われても信じてしまいそうです。

検索したところ、これは「イ文字」(彝文字)といい、どこの文字かと思えばなんと中国。中国の少数民族イ族(彝族)が使うイ語の表音文字らしい。しかも表音文字なのに893文字もある。いやー、アルファベットやひらがながそんだけあったらちょっとゾっとしますね。

他の文字との関係は解っていないと書かれています(甲骨文字だと言われたらそんな感じがしなくもない)。そして少数民族とか言いつつ、2000年の調査では776万人もいるようです。相変わらず中国はすごい。

でもって、unicodeに収録されている文字の一覧を見ると、まだまだ聞いたこともないものが大量にあるという。フォントが用意されているイ語はこれでもまだメジャーな文字、ということなんでしょうか。イ語の文献とかもGoogleはインデックスしてるのかな。というかそもそもキーボードから入力する方法とかあるんですかねこれ。