2008-04-11 Xboxの「真の敵」とは?
■[ネット] Xboxの「真の敵」とは?
いろいろな事情を経て、我が家にXbox360がやってきてから2週間ほど。もちろん、メインユーザーは小学生の息子。その様子を見ていると、「ふーむ、実はコレって、すごいもんじゃないか・・・」という思いが私の中でどんどん育ってきている。
相変わらず、日本では任天堂が賞賛されている。WiiもDSも大人気。アメリカでも、Wiiは「店で品切れ」だとか、「大人でも楽しめる」とか、メディアの話題を常に集める。Wiiは「ゲームを敵視してきた人々」(メディアも含む「大人」たち)に対するゲーム業界の「太陽(北風じゃなくて)政策」として、大成功を収めており、そのコンセプトは正しかったと私も思う。
ところが、ゲーム好きの息子に言わせるとWiiは散々である。全然面白くない、という。息子の友達で、Wiiを持っている子は、私の知っている範囲では一人しかいない。品切れで手に入らないという面もあるのだろう。しかし、その少数派の一人の子は、使ってみて「やっぱりつまらない」と言っている。
なぜかというと、「Wiiはその場にたくさん人が集まってやらないと面白くない。一人で遊んでもつまらない」からだそうだ。確かに、「一人で陰々とゲームにはまる」というネクライメージを打破する「太陽政策機」としては、家族や友達が集って盛り上がる場面がウリだし、テレビCMももちろん、そういう場面ばかりが登場する。しかし、実際にそういう場面が、日々の生活のうちどれほど存在しうるかというと、実はそんなにないのである。夕食が終ったあと、毎日家族みんなでゲームで盛り上がる、ということが可能だろうか?子供もお父さんもお母さんも、それぞれ事情があってやることは多いので、みんなで集れる時間は週末ぐらいしかまとまってとれないだろう。お友達を集めて、というのは手間暇がかかる。おけいこごとやスポーツのスケジュールの合間を縫い、だれがどこまで車で送迎して・・というロジスティックスが大変だ。みんな、忙しいのだ。
あんなに売れているWiiというのは、誰がどこでいつ使っているのだろう・・・?私のいる環境が特殊なのかもしれないが、なにせ、実際のユーザーをまだ見たことがない。
これに対し、なぜ息子がXboxに固執するかというと、「みんなが持っている」からであり、さらに「みんなとネットで一緒に遊べる」からである。「みんなが持っている」というコトバは、親にとっては呪いたくなる決まり文句なのだが、この場合には二つ目の「ネットで遊べる」というファクターもついてきて、より真実味があるからますます厄介だ。
Xboxには、Xbox Liveのサービスがセットになっていて、月額10ドルぐらいを払って会員になる。そうすると、息子のいう「みんな」がやっているHalo3で、友達と一緒に遊べる。それも、ただ画面で一緒に登場するだけでなく、付属のヘッドセットで話をしながらできる。Halo3といえば、バンバン撃ち合うだけかと思っていたが、昨夜見ていたら、クラスメートと3人で、「おーい、誰か手伝ってくれ」とか言いながら、協力して障害物の多い迷路を通り抜けるゲームをやっていた。
車社会で人が拡散して住んでいるアメリカでは、車を運転できない子供は極めて物理的に不自由。夜8時、ようやく友達がお稽古事などを終えて集れる時間に、ネットでちょっと遊べるというのは、ライフスタイル的にうまくできた仕組みである。まさに、Facebookと同じような、「リアルな人間関係の拡張」なのだ。お友達を集めて固定化する「バイラル効果」という意味でもまさにSNSである。日本なら「モバゲータウン」的な位置づけということもできる。
しかも、「音声チャットしながらオンラインゲーム」というのが「キラーアプリ」であるから、必ずネットにつなぐことになり、その上に他のものも載せることができる。ゲームはもちろん、HD映画もダウンロードできる。早速、HD版の「トランスフォーマー」をダウンロードしてみた。ダウンロードに時間がかかることやハードディスクの容量などいろいろ問題はあるものの、「おまけ」機能としては悪くない。
Wiiにも、ネットで天気やニュースが見られるとか、クラシックゲームをダウンロードするなどの機能はあるが、どうも「Web1.0」的、一昔前の「ポータル」と「eコマース」の発想のように見えてしまう。「大衆的」な「大人」相手なのだから、仕方ないんだろうけれど。「Web2.0」的なネット特有の力というのは、マスメディアの「伝播性」と、通信の「双方向性」の両方を兼ね備えた、中間領域にある「マイクロメディア」という、これまで全く存在しなかったコミュニケーションの仕方だと思っている。だから、いわゆる「ネット家電」として見ると、Xboxはそれをうまく取り込んだ、スグレモノであると私の目には映る。
そうやって見ると、Xboxの真の敵は、必ずしもWiiやPS3だけでなく、「テレビの近くにあるメディア箱」として、例えばAppleTVもそのひとつではないかと思う。対象とするユーザー層が違うので、直接対決しているようには見えないけれど。特定の層に関しては、Facebookよりも強力な「SNS」でもある。
私はゲーム業界のことも知らないし、自分でもビデオゲームはやらない。だからゲームソフトの優劣もわからない。この感想は、「ゲーム機」として、というよりも、あくまで「ネット家電」としての評価である。そして、ユーザー層がある程度限られる(ゲームファンだけだし、だいたい男の子ばかりだし)ために、売上げとして他を圧倒するわけではないかもしれないが、「おもてなし」的に見ると、機能の統合がユーザー向けによくできたスグレモノ、と思うワケである。
<追記 4/13>
上記の映画ダウンロード機能について。やってみたら、いわゆる「テクニカルな機能」の部分じゃなくて、「課金の仕方」が全然ダメダメ。買取じゃなくて「レンタル」方式なのだが、いったん見始めて途中で止めると、あとでそこから見るということができず、もう見られなくなってしまう。最悪。オススメしません。
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一人で例えネット越しでの会話があろうとも、陰々滅々とゲームをやった結果は、あまりいいものではなかったな。
昔は、皆が見てるからってので、ドリフとかあったけど、あれも
いいもんではなかった気がするし。
やっぱり、親って子育てめんどくさくなったりするもんだと思うんですよ。だけど、良く見ててやった方がいいと思う。
これでしょうかね。日本では数分歩けば友達がいる社会ですから、わざわざオンラインゲームに興ずる必要がないのかもしれません…。
それと、Wiiのインターフェースは機械に慣れていない人に対して敷居を低くしたと思います。なので、WebカメラとWiiチャンネルを利用してテレビ会議とSNSをミックスしたようなものを作れば、高齢者にも敷居が低いサービスが提供できると思いますし・・・。
Xbox、Wii、PSP、AppleTV、そしてCATV事業者のセットトップボックスは、ハード・ソフトを同一業者が提供しているので、近い将来にネット事業者やコンピュータ業界にとっては脅威になると思います。PCよりもテレビの方が付き合いが長い分、身近に感じるでしょうし、ネット端末みたいになれば起動時間も短いでしょうから・・・。
中学・高校と上がるにつれてだんだん集まりにくくなりますからorz
進化ではなく停滞後退を選んだのには辟易する。
元々wiiとDSはゲームをやらない層のためのハードだし
自分はwiiも面白いと思うけど
もっと利用して欲しいなと思ったりしてます。
それにWiiのネット対戦は無料です。
Xbox 360を使い続けるよりお財布にも優しいよ。
そんな異次元世界の話をされてもねぇ。。。しかも息子さんはFPSプレイヤーですか。そんな日本じゃ何の参考にもならない話をさも一般論のように話されても困りますわ。
私はファミコンの時代でしたが、すごく覚えてるのは、「チャンピオンシップロードランナー」と言う、すごく難しいパズルゲームがあって、普段全然ゲームに興味の無かった父とああでもないこうでもないと画面の前でいっしょに悩み、学校行ってる間や仕事行ってる間にお互いに進展があれば詳しく報告し、と、ほんとに共同作業で全50面クリアしたこと。50面クリア時のパスワードをメーカーに送るとクリア証明書がもらえたのですが、全国で50何番目の達成者になれて、いっしょに喜んだ物です。その後、私も大人になり、いろいろあって父とは不仲になってしまったのですが、関係改善のきっかけになったのもその記憶と証明書でした。
毎回いっしょに遊ぶ必要はないですが、たまたま興味を持った物が1個あればそれがすごい財産になるんですね。
Wiiっていつからボイスチャットついたの?
>他のゲームでも当然だったからつけといた、ぐらいにしか過ぎないものを利用者がそういう発見をしただけのことです
ボイスチャットってものを知らない人だよね? 君PCゲームしたことないだろ?
それは欧州でのxboxの息切れにもよく表れている。(欧州はレースゲームやスポーツ、殊にサッカーのゲームが強い)
あと、任天堂がWiiに「逃げた」という人がいるがそれはただ安易にグラフィックに逃げるのではなくソフトウェアメーカーとしての質の高さがそうゆう選択肢を作れただけだろう。
ネットを媒介にこれだけ宣伝されているxboxが今以上の成功を収めるのは難しいと思う。
って紹介されてましたよ
http://www.inside-games.jp/news/258/25841.html
この記事が批判とはまったく見えないがアホな信者はそれでも顔真っ赤なんですね。
Wiiのネット周りは「簡単、安心、安全」をモットーに作られていますが、これらはあくまで「ゲーム(あるいはネット)がよくわからない大人」に向けて設定されたものだとあらためて感じました。
子供の理解力、というか貪欲さではWiiというハードはゲーム機としてもちょっと物足りなく感じるのでしょう。
逆にいえば、限られた機能しかつけないことで、大人から子供に与えるには安心できるゲーム機にしたということでもあります。
日本以上にアメリカでWiiがうけたのはパーティ文化があるからだということですので(任天堂社長・談)、日常的に遊ぶよりは何か集まりごとがあるときにワイワイ遊ぶという感じなのでしょうね。
知らない人とネット対戦をするときは、煩わしい気遣いのいらないWiiはとてもよいのですけれど(これはきっと日本人的な趣向だと思います)、友達同士で遊ぶときはコミュニケーションがとりづらくて味気ないですし。
スカイプや360のボイスチャットを併用してむりやり話すってやりかたもありますがw
360がネット端末として今のところ優れているというのは正しいと思います。日本で売れてない(話題にならない)のは、多くの人にとって今の所そのおもてなしが必要の無いものであるというだけなのでしょうね。
日本で必要とされる時がくれば、Wiiもまたそのようになるのではないかと思います。
海外でもWiiのネット仕様は散々叩かれています。 任天堂に技術力がないからこのような結果になってしまったのでしょう。
任天堂Wiiのもうひとつの大失敗は、哀れなオンラインサービスです
http://www.slate.com/id/2187562/
「ボイチャは標準ではなく一部ゲームで文字チャットが出来るだけ」
「無料であることを考慮してもWiiのオンラインシステムは酷い」
「このシステムはモデルを使って接続していた1998年当時に実現していたものだ」
「Wiiのオンラインゲームで共通している点は、不真面目にも原始的であるということだ。
開始前に12桁のコードを交換することを要求し、違うゲームではまた交換しなおし」
「スマブラは凄いゲームだ。。そして一方で、Wiiのオンラインサービスは大失敗だ」
「任天堂にはそのシステムを変える機会があった。スマブラの発売だ。この非常に人気の
あるタイトルはWiiのオンラインサービスを促進することが出来たはずだ。しかし
残念ながら他の任天堂ゲームと同じくらい浅い。」
「スマブラとWiiに欠けているのは共同体意識。Wiiのオンラインは孤独を感じさせるということ。」
もう任天堂の話題は二度と出さないほうがいい信者に潰される
基本的には若者が中高年と同じ嗜好を共有できるわけがないので
中高生がWiiにそれほど興味を持たないのも納得できる。
Wiiは音楽でいえば「おしりかじり虫」みたいなものかと。
・・・海外在住の方はこの曲知らないかもしれないけど。
SNSの表現は的確だとおもいます。
実際にゲーム内で出会った人と一緒に他の360のゲームをしたり
Wiiを持ってる人はみんなで360をつけてマイクを使いながらスマブラをする、なんてこともしてます。
この機能の重要性を軽んじているようなら任天堂は失速していくとおもいますよ。
言葉の交流を禁じることで、日本のオンラインゲームは浮上する
http://cmad.nikkeibp.co.jp/?4_20423_279554_97
>…たぶん日本人は、オンラインゲームが持つ致命的な欠点を、
>もっとも敏感に感じ取っているからだと思います・・・
それにしても子供の間でXBox360が流行ってるって珍しいですね。
ゲームソフトの傾向的に子供に合わないと思ってました。
> 一部の人達
ゲハでやれ