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2010-09-19 凡人が、夢を諦めず絵や音楽を仕事にする方法

[][] 凡人が、夢を諦めず絵や音楽を仕事にする方法 10:02

確かに、画家やアニメーターやミュージシャンになって、まともにメシを食っていくのは凡人にできることではない。もともとの才能があり、なおかつ異常なほどの集中を保ってそればかりをやって習熟するということができる人でなければ、こういった「需要(仕事のポジション)が少なく供給(なりたい人)の多い」仕事で勝ち抜いていくことができない。

夢を諦めさせる

でも、まぁそんなに悲観しなくてもよい。凡人でも、ある程度それを仕事にする方法はあるだろうと思う。それは、「コンピューターでそれをできるようにする」ことだ。

前にも書いたが、ウチの子供の通う、シリコンバレーのとある平凡なレベルの中学には、「アニメーション」の授業がある。選択科目であるが、人気最高で希望してもなかなかはいれないらしい。

憂うべきは「カリフォルニアの教育」か「日本のアニメ産業」か - Tech Mom from Silicon Valley

今年も9月は学年の初めなので、各授業の先生と親が顔合わせをする「Back to School Night」という日があり、先週、アニメーションの先生とも会ってきた。この先生は、なんと15年前からこの中学でアニメを教えているそうで、「美術」と「コンピューター」の両方で教師の資格を持っているというクロスオーバーな人である。この日は全科目の先生と会ったのだが、この先生ほど幸せそうな先生は他にいなかった。

アニメの授業といっても、基本的にはすべてコンピューターでアニメを作成する。(一応、「歴史を学ぶ」意味で、セル画を描く実習もあるようだが。)昨年、ウチの息子の「ホームルーム」がアニメ、と聞いたときは驚いたが、昨年度ずっと見ていると、基礎的なことからけっこうしっかりと教えてくれるし、「コンピューターでこんなことができる」といった知識や、プログラミングのコンセプトも少々教えてもらえるし、学年末の共同プロジェクトはYouTubeにアップされているが立派なものである。大したものだと感心している。「コンピューター」の授業、というと男の子ばかりになりそうだが、「アニメ」には絵が大好きな女の子もたくさんいて、ちょうどバランスが取れている。

そんな絵の上手な女の子の作品は、集まった親御さんたちが一様に驚きの声を上げるほどの出来栄えなのだが、先生いわく「でも、そのすぐ隣で、まだ経験が浅くてそれほど上手にできない子が作業していても、その子はその子で、自分が今までやったこともないことが出来ているので、目を輝かせて夢中でやっていて、とっても幸せなのだ」という。そして、「今年は、選択音楽クラスの子供たちのバンド演奏をウチのクラスのアニメと組み合わせて、カリフォルニア州のコンペティションに出して、きっと賞をとるぞ!」とウキウキしている。先生が、である。(アニメに音楽は欠かせないので、音楽編集ソフトも習う。)学校の授業で、これほど全員が自然に「目を輝かせる」授業は他になく、そりゃぁ教えている先生も楽しくてしょうがないだろう。

シリコンバレーには、CGアニメのピクサー、映画特殊効果のILM、ゲームのEAなど、大手のグラフィック系企業が地元にたくさんあり、この授業出身でアニメーターやCG屋さんになった人もいるようだが、それよりも「これをやっておけば、つぶしがきく」という。普通の企業の仕事でも、プレゼンテーションに動画を入れたり、企業のウェブサイトを作ったり、実はけっこう芸の使い道はあるし、そもそも各種のコンピューター・ソフトを扱うスキルが身につく。

音楽についても、例えば子供の友人のお父さんで「ミュージシャン」がいるが、バンド演奏は週末、半分趣味でやっているだけ。本職は、自宅の地下室にある、あらゆる楽器と録音装置とコンピューターを駆使して、携帯の着メロや、企業のウェブ動画用などの「コンピューター音楽」を作る仕事である。

「コンピューターを扱う基礎スキル」は、できて当たり前だ。エクセルやワードや、メールなどの使い方など、掛け算九九ができるほどの程度のものだ。しかし、「高度な掛け算」はまだまだできる人は多くない。今から20年後ほどになれば、CG作成など誰でもできることになっているかもしれないが、今の中学生や高校生が就職する頃程度なら、まだまだ「芸」として通用すると思う。そして、例え絵や音楽を直接使えなくても、そこで覚えた「ソフト使いこなし術」は、いろいろな場面で応用できるし、その後より本格的な「プログラミング」へと進むための入り口にもなる。

何であれ、ただ「見る、聞く、消費する」だけでなく、「創る」ことができるヤツはすごいと思う。それを活かさない手はない。

そもそも、「夢を諦めて普通の企業に就職」って、いまどきそんなに簡単なことではない。また、企業に入っても、企業のほうであなたの適性を考えて訓練してスキルをつけさせてくれる時代ではない。いつクビになるか、いつ会社がつぶれるか、わかったもんじゃなく、自分で工夫して一芸を身につけなければ、自分で身の振り方を決められなくなってしまう。

凡人でも、夢は「諦める」のではなく、「つぶしかた」を工夫して考えればいいと思う。

凡人凡人 2010/09/19 22:41 僕は凡人なので、ローマ字入力できない オワタwww

halohalolinhalohalolin 2010/09/19 23:57 凡人さん、もしかしてカナ入力ですか?それはそれで凄い。

凡人凡人 2010/09/20 00:10 ほめ上手ね でも
>基礎スキル」は、できて当たり前
が、できないから、工場で働いてる
大学に行けてないことは、非凡の証明だし。人生これでいいのだ

dokusyadokusya 2010/09/20 06:46 興味があります。
よければ、そのYoutubeの動画を紹介してもらえないでしょうか?

石川石川 2010/09/20 16:21 海外は、ライブが評価されるのに対して、日本は、これからだろうな。日本は、ずっと複製ばかりしてきたし、今もあまり変わらない。変わらなければならくなれば、変わるけどね。

それと海外は、仕事より、趣味の方がパーソナルでは重要で、きりわけているけど、日本はなぜか、仕事の方を重要に思う。これは、定年したサラリーマンで稼ぎが高かった人ほど、典型としてあらわれる。お金もあるのに、会社のことば気にしていたり。

だいたい、人生で一番大切なのは、趣味と家族ですよ。それに、天才には天才の孤独とか、苦しみがあるんだし。ネットだと、天才になりたがる人が多すぎだと思います。だいたい、天才かどうかは、20歳までにはわかることだし、生きている間に芽がでない天才だっているわけだし。

ほんと、どんな趣味をもってるのか、心配になることが多い。趣味を仕事にしてしまうなんて、歴史的にみると、結構恥ずかしいことだったりするのに。

山伏山伏 2010/09/22 04:40 ウチの妹がこの記事で紹介されている生き方を実践している良い例かもしれませんw 特に才能はなかったのですが、「絵を描くのが好き」という一心で両親を説き伏せ、美術系学部に進学→大学で出会った工業デザインの世界に興味を持ち、輸送機(バイクや自動車)デザインを勉強し始める→担当教授の推薦もあって某自動車会社の産学共同プロジェクトに参加させてもらう→現在は同業界の別の会社でデザイン部で仕事をしています。

最初、本人は一般的な美術絵画やコミクアート、ファッションデザインなどに興味があったようですが、工業デザインの方に転身したことで今では立派な一流企業の正社員ですよw

arnoarno 2010/10/09 08:40 いわゆる典型的な理系人間が英語の述語のニュアンスやドイツ語の男性名詞女性名詞のような文化に興味がないように、芸術系の人はif、for文のパズルや各種osのお約束を覚えるのを苦痛に思うのでは?という気がします。