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2011-12-14 それでも日本の若者は留学すべし

[][] それでも日本の若者は留学すべし 02:07

こっちサイドの話だけが流れてしまうのもまずいと思うので、「パラダイス鎖国」の著者としては一応反論しておきたい。

議論:留学は就職にマイナスか?

留学といってもいろいろ。日本から大挙してアメリカに留学生が来ていた90年代、私が住んでいたニューヨークには、決まった一角に固まって住んで、ほとんど日本語だけで生活しているという留学生がけっこういた。そういう人でも、NYでの経験がその人なりに役立つならば、それはそれでいいけれど、そういう人が減るのはまぁ別にどちらでもよい。

また逆に、どんな環境にあっても自分の道を切り開いていけるほど優秀で、なおかつ留学目的である研究や勉強内容に情熱を持つ人は、今でも、なんと言われようと留学する。日本で就職できなければ海外で就職する、あるいは自分で仕事を作る。

問題は、あと一押しで後者のグループにはいれそうだけど、ちょっと自信がなくて就職が心配と思う人、あるいは本当はポテンシャルがあるけれど留学というオプションに思い至らず縁がない、という人たちだろう。

後者型の人々が国際的に上位の大学に行くことは、英語ができるようになるとか、就職に有利とか、そんな短期的なレベルの話ではない、はるかに長期にわたるメリットが、本人にも国にとってもある。学校とは、そこで何を学ぶかということだけではなく、そこで共通の考え方や文化を身に付けたグループに属するための「リアルなソーシャル・ネットワーク」の入り口でもある。だから、同じ学校の卒業生とは初対面でも親しみを感じ、共通の話題があり、信頼関係を築きやすい。世界からその分野を志す人が集まる学校に属すれば、その分野でのトップグループのネットワークにはいることができる。そのステータスは一生モノであり、歳を取るほどその価値は増していく。

商売でも政治でも文化でも、本当にトップの世界というのは、人と人のつながりで形成されている。野球選手が安年俸でもメジャーを目指すように、ジャズミュージシャンが食いっぱぐれてもニューヨークを目指すように、志のある人はトップグループの人的ネットワークに属したいという自然な欲求がある。そこにいなければ、どんなに説明してもわからない魅力がある。

また、日本という国にとっても、そういうグループに属する日本人がまとまった数存在することは、長期的に見て日本の国益にかなうことでもある。また「坂の上の雲」の話になってしまうが、日露戦争でアメリカに仲介を頼みにいった金子堅太郎は、ハーバードでルーズベルトと同級生だったから選ばれた。こんな人とか、ノーベル賞をとるとか、世界的企業のトップになるとか、それほどの目覚しい活躍をする人はひとにぎりであり、私のように泡沫なんたらで一生を終わる人も多いわけだが、裾野がある程度なければトップは高くならない。

ここで言う「上位の大学」とは、日本的な「偏差値が高い」といった感覚ではなく、それぞれの分野でのトップクラスの学校のことであり、日本のようになんでもかんでも東大ではなく、世界を見渡せばかなりバラけている。

例えば、シリコンバレーではしばらく日本人ビジネスマンが減った後、最近になってまた戻ってきている印象があるが、若いときに起業のセオリーやソフトウェアなどの技術をアメリカ流で学んでいない人は、「共通言語」がないのでどうもずれて見える。社会に出てから、企業の看板を背負ってからでは、この「ずれ」が即、損失につながってしまう。でも、学生のうちならば、たとえいろいろ失敗があっても、取り返す余地が大きい。

日本に国際的トップクラスの人が集まる学校がたくさんあれば、外国語を苦労して学んだりリスクを冒して留学する必要はない。残念ながら、現実はそうなっていない。だから、志の高い若者ならば、世界でトップクラスの学校を目指してほしい。興味があるけれど「あと一押し」のところにいて迷っている人は、ぜひ現在海外留学をしている、志のある人たちの現実の話を聞いて欲しい。今、アメリカの大学院で学位を目指している学生さんたちは、自分も忙しいのに、後輩のためにこんな活動をボランティアでやっている。

米国大学院学生会

なお、3年前にこんな記事も書いているのでご参考に。余談だが、まだこの頃はシリコンバレーがモバイルでは「田舎感」があった、という自分の記述が感慨深い。たった3年で、今やここはモバイルのメッカになってしまった。ことほどさように、先のことはわからない。留学をあきらめて普通に就職するほうがよいのか、留学して新しい道を開くのがいいのか、先のことはわからない。長期的な視点ももってほしい。ただし、冒頭の記事にあるように、短期的には損という見方もあるし、厳しい世界に挑戦するなら脱落するリスクもあるので、この話は「志の高い日本の若者」だけが対象、と繰り返しておく。

今更、グローバルとは(1) 「平安のイチロー」と「現代の長安」 - Tech Mom from Silicon Valley

きっしーきっしー 2011/12/27 01:18 元記事見ましたが、驚くべき近視眼的な切り口ですね。Tech Mom さんが言及されている志の高い層が必要性なことももちろんですが、フツーの人にとっても大事な問題だと思います。
本当に留学が本当に就職に不利なのかも疑わしいですが(元記事のデータとロジックはあまりにも大雑把なので)、そもそも就職に有利という判断基準自体に意味がないと思います。会社に入ってから何ができるか、どういう会社にするのかというところから考えないと、せっかく立派な企業に就職してもやがて不況や競争激化の波に洗われてあえなくリストラというのがこの20年ほどの経験ではないでしょうか。
たしかに学生にとって最初の就職は大事ですが、留学生を受け入れない、使いこなせないような会社でこの先何十年も勤められるようなところがそんなに多いとは思えないです。むしろ、フツーの日本の会社と思っていたようなところでも、今後は外国人の取引先、同僚、上司、部下が増えると考えるのが自然じゃないでしょうか。国際的な企業買収をする、あるいはされることも増えるだろうし、そうでなくともグローバルなプールからタレントを確保せざるを得ない状況になってきているわけです。純粋な日本人の日本人のための日本人による会社なんて、すでにひとつのニッチです。
留学に行って来れば良いってもんじゃないという意見ももっともですが、日本の大学の場合、大学に行けば良いってもんじゃないということがより強く言えるんじゃないでしょうか。

2011-05-03 そういえば、「日本語カタカナ」が出ていたのでした

[] そういえば、「日本語カタカナ」が出ていたのでした 11:05

これまた、発売されてだいぶ経つのですが、以前ご紹介したベネッセの海外向けiPadアプリ、「日本語ひらがな」の続きで、ご要望の多かった「日本語カタカナ」が発売されています。

f:id:michikaifu:20110503104945j:image:w360:right

「ひらがな」版でご指摘の多かった、「書き順表示」(できるのだが、そのためのボタンがそれとわかりづらく、書き順表示はできないと思われがち)を改善し、該当文字の画面を開くと自動的に書き順が動的に表示されるようにするなど、改良が加えられています。また、使われる単語やそれを使った「着せ替えアイテム」も、さらに楽しく笑えるようなものが増えています。(ちなみに、私のお気に入りは「ン」→「イケメン」(^.^))

我が家の子供たちが通った補習校やその前の日本語塾では、1年生の1学期までにかなり時間も手間もかけてひらがなを習うけれど、カタカナはほとんど素通りで「夏休みにおうちで練習してきてください」で終わり、いまだにカタカナはふたりとも苦手です。他でも同じようなお子さんの話を聞きます。

このアプリなら、車で移動中のちょっとした時間などを使って、ゲーム感覚でひとりでカタカナを練習することができます。ひらがなと同じく、現在は特別価格$2.99で、iTunes Storeで販売中です。お試しください。

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(なお、このアプリは日本では販売されていません。米国のほか、いくつかの主要国で、日本語版と英語版がご購入いただけます。)

2010-12-09 LAにて、iPadアプリ「日本語ひらがな」イベント参加者募集!

[] LAにて、iPadアプリ「日本語ひらがな」お試し会参加者募集! 10:18

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米国在住日本人ご家庭の皆様、先日は子供向け日本語教材に関するアンケートにご協力ありがとうございました。

このアンケートは実は「こどもちゃれんじ」などでおなじみのベネッセ・コーポレーションのためのものでしたが、おかげさまでこのたび、iPadアプリ「日本語ひらがな」を発売する運びとなりました。(12/9にiTunesストアにアップされました!)

iPadの「画面を触る」機能を活かした「なぞり書き」で、ひらがなと日本語の単語を楽しく学習することができます。ゲーム的・ソーシャル的要素も盛り込み、英語インターフェースもあるなど、海外在住家族向けの工夫もされています。(もうちょっと早ければ、ウチの子供たちにピッタリだったのに・・・というのが少々残念ではあります。)

来週12/17(金)の夕方に、ロサンゼルス地区にてこのアプリの「お試し会」を開催いたします。その前日、シリコンバレー地区ではすでに定員に達しているのですが、ロサンゼルス地区はまだ空きがあります。場所はトーランスのMiyako Hybrid Hotel(ミツワの隣)、ベネッセからすてきなプレゼントも差し上げます。

ひらがな学習中のお子さんとその親御さん、および日本語を教える先生方が対象です。先着順にて受け付けますので、ふるってご参加ください!

参加ご希望の方は、下記のフォームからお申し込みください。

Google Drive -- Page Not Found

2010-10-12 米国での日本語教材に関するアンケート、まだ実施中です

[] 米国での日本語教材に関するアンケート、まだ実施中です 08:37

先日からお願いしている、米国在住でお子さんに日本語を学ばせているご家庭向けのアンケートは、期日を延長して今週いっぱい継続中です。よりよい教材をつくるため、引き続きご協力をお願いいたします。

アンケートはボタンをポチっと押せばいい簡単なものです。下記のリンクからおはいりください。

Google ドライブ -- ページが見つかりません

2010-10-01

[] 米国在住の日本人お父さん・お母さん、アンケートにご協力ください 09:17

本日は、米国在住でお子さんに日本語を学ばせている親御さんに、アンケートご協力のお願いです。現在、私は日本語教育ソフト・知育玩具開発プロジェクトに関わっており、そのための情報を集めています。

下記のリンクから、アンケートにお答えください。ポチっとボタンを押していただければいい簡単な形式です。いただいた情報は、このプロジェクトの目的以外には使用いたしません。また、「情報入手希望」としてメールアドレスをご記入いただいた場合も、お約束した以外のメールをお送りすることはありません。ご質問があれば、下記コメント欄にご記入ください。

なお、今回の対象は「米国在住者」のみです。「居住州」に、「パンジャブ州」とか「埼玉州」とか書いてあったら却下いたしますので、あしからずご了承ください。

期日は、10月8日までです。

よりよい教材を開発できるよう、皆様のご協力をお願いいたします。

Google ドライブ -- ページが見つかりません

塚越悦子塚越悦子 2010/10/01 14:16 こんにちは!アンケートに記載しました。また、ささやかながら私のブログでもアンケートのご紹介をさせていただきます。

UKよりUKより 2010/10/02 04:31 この映画、良さそうですね!
観たくなりました(笑)
ウチの会社はハリウッド映画のゲーム化を手がけた際に、同じように会社からバスに乗って映画館に向かいました(笑)

UKよりUKより 2010/10/18 17:22 UKでも公開されたので早速みてきました。

"クールである事が一番大切"というセリフが強調されていたと思いますが、やはり実際その通りで、そのクールさはユーザーエクスペリエンスの要になるユーザーインターフェースに集約されていると思いますし、他のサービスと比べても納得せざるを得ないと思います。

日本ではmixiが成功していますが、トップページが見やすい点を除くと、まだまだ全体の作りは凄くレトロで不便なんですよねぇ。

Twitterは"勝手にフォロー"もしくは"ゆるいつながり"を最大化してくれるツールとしては便利だと思いますが、仕組みはレトロの極地ですし、下手するとスパム状態に陥るのがウザイですよね。

などなど、FBは本当にビリオンの価値があるのかなど、考えながら余韻を楽しむのも一興かと思いました(笑)