『三人のゴーストハンター』田中啓文、牧野修、我孫子武丸2001/5(2003/09) 集英社

書評ではかなり面白そうな作品だったんですが、グロテスク表現は良いとして駄洒落がオリジナリティが余りなかったのにがっかり、その1。
がっかりその2は我孫子氏以外の作者が同じ形容詞を多様すること。


速筆の森 博嗣氏すら出来るだけ表現を変えようとしているのと、小学校の時「なるべく違う言葉を作文では使いましょう」と教育されたのが骨髄に浸透しているからか、そんなとこでひっかかってしまうのよ、筒井康隆からSF入門した私は。


そしてあまりキャラクタも斬新でないし(菊地秀行氏のおかげで変なものへの免疫がついたか?)。特に牧野氏の美形キャラ…ナルシスでキモいのは狙ったの?狙いなら凄いけど、美形なら九十九十九くらいに、ぶっとんでくれないと…。あ、別にギャグじゃない?……さようでございましたか…。


美形といえば、漫画も実写版を出している昨今、いつになったら『パタリロ!』は実写されるのであろうか。バンコラン、あんな長髪でどーして目立たず居られるのか、とかマライヒはー?だれー?とか…『西遊記』が夏目雅子つかったみたいに、この手に逃げず(非常にお美しゅうございますが)、美形キャラを発掘してきてもらいたいのもじゃ!絶対どこかに適役は居る!ああ、マイケル・ジャクソンが裕福な時にこの企画を売りにいけば良かった〜!きっと本人が美少年キラーをしたくてバンコラン役やってくれたろう…。将来はマイカ・ジュクだし(笑)あ、だったらジャニー喜●川でもいいのか。見たくないけど。

ミステリも実は名作すら余り読んでいませんが、今、読んでるイザベル・アジェンデの『精霊たちの家』(コーラスの物語ではありません)…凄いです…。とてもハ−レクインとは言えない物語です…実際後書きには『百年の孤独』と並び称される作品だとか。


そしてTV朝日『証言』。価値ある証拠があれで良いのでしょうか?東山(役名失念)は家庭崩壊に至ることもなく、まあまあ、やんわりとした結末だったのではないかと。刑事役の萩原健一のラストの犯人との掛け合いが一番見応えありました。


曙、次回も観たいですね!もう相撲技もOKにしてくれれば良いのに〜。バキみたいにはいかないよねー(私は紀香よりも素人です)。