microcosmos  4

日々の思索

本村俊弘の旭町日記(32)

平成15年5月10日(土)―2003年
    ニューヨーク在住の日影さんより電子メールが届き、ソーホー地区にあるイセ画廊で美術評論家で詩人の建畠哲氏の詩の朗読会があり、その会場で知人のYUKOさんと、ご主人で詩人のスティーブ・ダラチンスキー氏と会って、僕のことが話題になったとのこと。                        O市在住のTKさんよりお電話があり、8月9日に長崎市で計画している『追悼 吉原幸子さんの思い出』の件で話し合う。詩人の吉原幸子さんは長い闘病生活をされていたが、去年の11月28日に肺炎で亡くなられた。70歳であった。彼女の詩に次のような一節がある。「月の引力が/こんなに大きな海をひっぱるほどなら/月夜には わたしたち/少しずつ かるいのかもしれない・・・」                                       MTVで『Diary of Marilyn Manson』をみる。孤独にアメリカ社会の中で、自己の存在を彼流にアピールしている姿があった。彼の話を聞いていると、話しに説得力があるのに気付く。コロンバイン高校の銃乱射事件が彼の存在を拡大させたが、事件と彼を結びつけるのはあまりにも短絡的である。