第二水雷戦隊突入す 礼号作戦最後の艦砲射撃 木俣滋郎 光人社NF文庫

第二水雷戦隊突入す―礼号作戦最後の艦砲射撃 (光人社NF文庫)

第二水雷戦隊突入す―礼号作戦最後の艦砲射撃 (光人社NF文庫)

大日本帝国海軍にとって最後の戦術的勝利となった「礼号作戦」を描いた一冊。
礼号作戦が始まる前段階、米軍のフィリピン上陸の頃からの情勢とともに、礼号作戦が発動されるまでに至った経緯を描いた上で、礼号作戦の詳細を記している。
礼号作戦の指揮官といえば、あの「キスカ島撤退作戦」を成功に導いた木村昌福少将であり、「ショーフク」さんにまつわるエピソードの多さにも気づかされる。
艦これ的には、霞を旗艦とする清霜、朝霜をはじめとした第二水雷戦隊に、妙高重巡の足柄と大淀型軽巡の大淀が助っ人として参加した作戦であり、作戦中に清霜が撃沈されてしまった作戦でもある。

アルスラーン戦記 第十八章「ふたたび河をこえて」

ラジェンドラ代理人として神前決闘に勝利したダリューン
結果、シンドゥラ国はラジェンドラが国王として王位を継ぐことになった。
ラジェンドラはパルス国へ戻るアルスラーンに対して、兵3000騎を貸し付けると申し出るが・・・。

艦隊これくしょん -艦これ- 鶴翼の絆5 原作・監修:「艦これ」運営鎮守府 著:内田弘樹 イラスト:魔太郎 ファンタジア文庫

シュヴァルツェスマーケン」の内田弘樹が描く、翔鶴型航空母艦2番艦の瑞鶴を主人公とした物語。
深海棲艦に対する大規模作戦であったAL/MI作戦の完遂から約半年、深海棲艦の攻勢は止まり、人類は海における版図を取り返しつつあった。
帝国は海外からの支援を受けながら、さらなる攻勢のための準備を進めるも、これまでの深海棲艦の行動から半年もの時間があれば戦いのダメージを癒し、新たな攻勢に転じることが予想されていた。
そしてその予測は、予測されていた中でも最悪の事態を上回る形で的中することとなる。
AL/MI作戦で熾烈を極めた戦艦棲姫と空母棲姫を上回る個体を伴い、トラック泊地を目指して進撃を開始したことが確認される。
トラック泊地にて、新進気鋭の正規空母たちを錬成していた瑞鶴は、彼女たちとともにトラック泊地の防衛戦に参加することとなる。
内田氏の描く艦これライトノベル第5弾。
2014秋イベントの内容については飛ばしつつも、そのイベントから参加している艦娘の一部が登場。
本巻の位置づけとしては、2015冬イベントと2015春イベントを再構成したものとなっている。
雲龍型三姉妹を錬成する先輩となった瑞鶴の姿に成長と頼もしさを感じ、一方で加賀とのやりとりにこれまで持っていた瑞鶴の「らしさ」を感じ、安堵するといった次第。
雲龍型三姉妹の錬成が完了し、彼女たちが「改」となったときに所持する艦載機を受領するシーンにて、思わず涙する・・・。

アルスラーン戦記 第十七章「神前決闘」

シンドゥラ国の神々の前で代表者同士により決闘を行い、勝者の言い分を認めるという伝統ある決闘において、シンドゥラ国の王位継承者を決めることとなる。
第二王子のラジェンドラ代理人としてダリューンが挑むことになったが、その相手は人ならざる者であった・・・。

アルスラーン戦記 第十六章「落日悲歌」

シンドゥラ国第一王子率いるシンドゥラ軍と、いよいよ本格的な戦いが幕開ける。
シンドゥラ軍は象を戦いに投入しており、アンドラゴラス王ですら正面からの戦いを避けたという。
戦力差もシンドゥラ軍が大きく上回っており、戦況は圧倒的に不利であったが、ナルサスには秘策があった。

アルスラーン戦記 第十五章「シンドゥラの黒豹」

シンドゥラ国へ進攻するアルスラーンは、道中を共にするシンドゥラの第二王子ラジェンドラの提案で、二手に分かれて王都を目指す。
だが、ラジェンドラが派遣した案内人は、シンドゥラ第一王子の宰相より送り込まれたスパイであった。

アルスラーン戦記 第十四章「異国の王子」

突如として始まった隣国シンドゥラの第二王子ラジェンドラ二世によるペシャワール侵攻に対抗するため、アルスラーンはこれを迎撃することを決める。
迎撃戦は軍師ナルサスの策により終始優位に進み、結果、ラジェンドラ二世を捕虜としてとらえることに成功する。