みえ教育ネットワーク

2013-03-22 中学教員8割「部活動、負担」 宮城県教組が調査

中学教員8割「部活動、負担」

 中学教員8割「部活動、負担」 宮城県教組が調査
 朝日新聞が中学校の部活動問題を取り上げています。部活動が教師の過重労働の原因となっていることは、三重県でも同じです。みえ教育ネットワークは三重県教委との交渉の中で「・・・部活動の終了時間が午後6時とか6時半となり、学年会や校務はそのあとからしかできない。朝練も毎日午前7時半からやっている。土日も練習や試合が入ってくる。これらをきちんと記録すれば1ヶ月の時間外労働が60時間や70時間どころではない人がぞろぞろ出てくるはずだ」と、県教委の認識の甘さを指摘しました。
 そして「中学校の休日の部活動指導への対策として、実態把握と具体的な指導を行うこと。また、特別勤務手当を最低賃金制度を満たす額に引き上げること/休日の部活動に対し、『原則として土日のうち1日は実施しない』などの適切な規制を行うこと/休日の特別勤務手当を時給にして700円以上のものに変更すること」(2012年度「要求書」2012年10月1日より)と要求しました。

 教師の善意に依拠し、その自己犠牲の上になりたっている日本の学校の部活動ですが、そろそろ考え直す時期に来ているのではないでしょうか。
 このブログをご覧になったみなさん、ぜひご意見をお寄せください。
コメント欄に記入 または mieroren@circus.ocn.ne.jpまでメールを。


以下、2013年3月15日付け朝日新聞(宮城版)を引用します。
中学教員8割「部活動、負担」 宮城県教組が調査
f:id:mie_net:20130322152135j:image:w200
 【力丸祥子】中学校の先生の8割が、部活動を負担に感じている――。県教職員組合(宮教組)が実施したアンケートで、県内の中学校教職員のそんな実態がわかった。結果を受け、宮教組は勤務態勢の改善などを求める請願を県教育委員会に提出した。
 アンケートは昨年11〜12月、市町村立中学校209校を対象に実施し、108校、865人から回答を得た。それによると、77%の教職員が「部活動を負担に感じることがある」と回答した。負担を感じる主な理由として、「休日を拘束される」(73%)、「専門でない」(53%)、「勤務時間内に仕事ができない」(50%)などが挙げられた。  今春から県内の公立高校入試に、推薦入試に代わって導入された「前期選抜」の影響を指摘する声もあった。前期の出願条件に部活の成績が入れられたことで、生徒や保護者からのプレッシャーが大きくなったというものだ。
 「負担を感じない」と答えた残り2割の教職からも、さまざまな意見が寄せられた。勝利至上主義的な部活動のあり方の見直しや、休日に4時間以上の勤務で支給される2400円の手当の増額を求める声があったという。
 宮教組は、県教委に提出した請願の中で「中学校の部活動は、学校と教職員個人の努力と善意・奉仕の上に成り立っている」と指摘。学校教育における部活動の位置づけを明確にしたり、高校と同様に複数の顧問を配置できるように条件を整えたりすることを求めた。今後は、中学校校長会や県PTAなどに今回の結果を伝え、部活動のあり方や活動時間などについて議論を活発化させていきたいとしている。
■「好きでも限界」仙台の軟式野球部顧問
 仙台市内の中学校で軟式野球部の顧問を務める男性教諭(38)に、部活動の現場の様子を聞いた。
 教諭の学校では、冬場の放課後練習は午後5時半までだが、夏場の大会前になれば午後6時半まで練習できる。休日も土曜日には練習試合か練習が入る。
 男性教諭は「今のままでは本来の教務より部活が中心。次の日の授業の準備すらままならない」と嘆く。仕事を自宅に持ち帰ることもあるという。
 それでも、「自分はまだ恵まれている」。学生時代に経験がある野球を担当しているからだ。経験の無い種目を担当している教諭もいる。「技術指導ができず、悩みを抱えている先生も多い。職員室で互いにアドバイスはするが、それは根本的な解決にはならない」という。
 一番困るのは、前任の先生が「熱血顧問」だった場合。種目にもよるが、強豪校の中には、部活が終わった後、スポーツ少年団に切り替えてさらに練習を続ける学校もある。熱血顧問は、練習が終わるまで指導を続ける。
 その顧問もいずれ異動する。その後任が熱血タイプだったり、その競技の経験者だったりするとは限らない。だが、生徒や保護者は当然のように前任者と同じような練習メニューやスケジュールを求めてくる。「『前はこうだった』という保護者や子どもからのクレームで苦しんでいる先生は多い」と言う。
 男性教諭は「部活の大切さもわかっているし、子どもたちの喜ぶ顔も見たい。だが、好きでも限界がある」という。「保証や手当もない部活動の指導を先生がやり続けるのは、本当に厳しい状況だということを知ってほしい」と訴えた。

但馬牛但馬牛 2014/04/17 13:23 長文失礼します。
中学校教員の妻です。現在10ヶ月の子供の出産前から専業主婦をしています。
まさに、主人は部活が忙しく記事の通りの生活をしています。これは家族にも影響していて、土日祝もなく平日も朝早く夜も遅く、シングルマザー状態です。
なのに相応の手当があるわけでもなく、かえって部活や試合や合宿の度に自費でお金が出ていき家計も苦しいです。
本人も疲れ、家族も犠牲になる日本の教育は何故問題視されないのでしょうか。
きっと、当人以外はみな他人事だからです。実際、実家の家族や友人に話しても他人事でした。何度話しても初めて聞いたようなふりをして、公務員は安定しているとわけのわからないことを言われる始末です。
せめて、相応の給料や手当の見返りがないと日々の苦しさの持っていく場所がありません。
授業や部活以外にも、生徒やその保護者の生活態度や言動にも日々翻弄しているたくさんの先生方を目の当たりにしながら、一方で一部いじめ問題にまじめに取り組まない、飲酒運転発覚などの事件があったらそれがあたかも全員やってるかのようにとらえる人の残酷な目も見て、同じ人間なのにひどいと日々悲しんでます。
部活以外にも生徒指導の時間もかなりありますよ。家に帰ってこない生徒を夜遅くまで探したり、コンビニやスーパー等から苦情がくると出向いて謝りに行き生徒指導をし親に説明し会議をし帰りが夜中になるケースもざらにあります。家にいても個人の携帯に生徒や親から電話があります。うちの子供のことなんですが…
部活では使い走りです。明日のユニフォーム何色ですか、シューズ学校に忘れたので試合前に取りに行ってきてください。合宿費用いくらですか…連絡してるのに聞いてきます。しかも聞いていたのに申し訳ないというそぶりもなく友達に聞くように。
もちろん、全ての人がこういった態度というわけではないですが、常識はずれなことが少なくはないように思います。
本人は教員に生き甲斐を感じてそうですが、実際日々疲れ追われているのを目の当たりにし、日々日本の教育のありかたを考えさせられています。

管理人Y管理人Y 2014/04/18 10:15 但馬牛さん
コメントありがとうございます。「土日祝もなく平日も朝早く夜も遅く、シングルマザー状態」とのこと、せっぱ詰まった思いが伝わってきます。おそらく部活動指導に(また生徒指導や授業にも)熱心なご主人なのでしょう。そうした教員の善意に乗っかって日本の教育は成り立っています。先生の数を増やし、一クラスの生徒数を減らす、部活動には一定の制限を設けたり、社会体育への移行を取り入れたりして、先生の負担を減らす、など文科省や県教委にはすることがいっぱいあるはずです。だがそういっったお金のかかることはせず、教員の善意だけに頼っているところに問題があります。世論を喚起しながら、行政に改善を求めていきたいと思っています。但馬牛さんのような悩みがなくなることを願って・・・。またご意見ください。

なあなあ 2016/03/10 00:42 部活動の必要性も分かりますが...明らかに負担になっていると思います。
平日の勤務時間外での部活動。
土日での練習。
そして、やってもらって当たり前。という感覚。
休みを取るとなぜ休むの?なぜやってくれないの?という声。「してもらうことが当たり前」ではないと思うのです。生徒も休みがないけれど、教員だって休みがありません。
もちろん、一番大切にしなければならない授業準備や教材研究はあとに回され、その他の分掌も部活動が終わってから。
そもそも、クラブ活動に準じる形で認可されているはずなのに、教育課程に確実に入っているかのように思われそれが普通になっている。専門でないことも多く、拒否権だってあってないようなものだし、どうにかならないものかと思ってしまいます。
負担が増えている、負担が増えている、と言うけれど、ならばきちんと国として、あるいは自治体として削れる部分は削って、統一して、少しでも本来の学校生活に向けることのできる時間の確保に協力してほしい。
教師の余裕がなければ、子どもの学力を伸ばしたり、人間力を磨くための余裕なんて生まれないと思います。子供に毎日合うはずの教師が、これでいいはずがない。

共感し、思わず思っていることを書いてしまいました。長文お許しください。

元テニス部顧問元テニス部顧問 2016/03/17 06:19 「なあ」さんが書かれていることは、全くその通りで、中学校教師の多くが同じように悩んでいます。とりわけ最近(といっても随分たちますが)は事務処理や生徒同士のトラブル、保護者(同士も)とのトラブルなど、様々な問題が一人の教師にかかってくるので、大変です。私も17年ほど前に自律神経失調症にかかり、1年半ほど精神科にかかりました。今も精神安定剤は服用しています。ただ、それから自分たちの環境に注意を払うようになり、管理職に「こうしてほしい」といった要求を面談のさいに行うようにしました。終業時刻の確認(大体4時50分でしょう)と、無理に全員に下校指導を要求しないことや、原則土日のどちらかは部活動をしないとかいろいろあります。今の学校に変わってからは文化部ということもあり、最長でも17時までと生徒に指示し、帰らせています。また、教材研究(国語)は長年「研究部」という自主サークルでやってきたものを使っています(教科書教材いがいのものもたっぷりあります)
ので、あまり時間をかけずにやれています。漢字テストなども、採点を生徒同士でさせるなど、職員室での仕事を減らす工夫をしています。生徒なや保護者との問題が起こったらすぐに学年主任なり管理職に相談して対応を考えてもらうようにしています。プライドにこだわると、自律神経をやられたり、鬱になったりするからです。
最後に、3年前までもっていた運動部(テニス)では、最初のミーティングで「原則土日の部活は片方だけ。それも半日だけ(大会・練習試合は別)」と宣言し、同時に時間外の勤務手当ての額もあからさまに話し、朝練も午後練もボランティアだということを説明しました。ですから「もっとやってくれないの?」という声は出ませんでした。生徒に正直に話して理解してもらうことが大切だと思います。ちなみにそのテニス部は、中体連予選で3位に入り、県大会に出場しました。

くーみんくーみん 2016/10/10 17:15 高校教員の妻です。主人がバレー部顧問をしています。
今いる学校は部活が盛んで、ほんとうに土日祝日部活です。家庭は完全に犠牲になっています。子供と過ごす時間はありません。本人はやりがいを感じてしまっているし、自分の生活を犠牲にしてやっていることも当たり前になってしまっていて、もう疑問すら持ちません。もう少し、土日祝日などの部活を減らして家庭のことをやって欲しいと話しても、結婚する前からわかっていたことだろうとすぐ夫婦ゲンカになります。
一人で子供たちを抱え、父親と母親の役を両方やることに疲れました。どなたかもおっしゃっていましたが、他の人に話しても、仕事熱心ないい先生ねと言われるだけで、私の孤独感など誰もわかってくれません。部活に行く日は、行ってらっしゃいすら言いたくありません。人の子のバレーの試合ばかり関わって、自分の息子たちの野球の試合は見れません。部活という言葉を聞くと、悲しくなるし、動悸がします。
私は部活シングルマザー、部活アレルギー。うちの子供たちは部活孤児。そして、この先、耐えられなくて部活離婚かもしれません。部活を持っている人と結婚なんてしなければよかった。主人の部活が大嫌いです。

かずかず 2016/10/12 04:50 部活シングルマザー、部活アレルギー、部活孤児、部活離婚・・・くーみんさんのおっしゃること、よくわかります。部活を恨みたくなりますね。

かずかず 2016/10/12 04:50 部活シングルマザー、部活アレルギー、部活孤児、部活離婚・・・くーみんさんのおっしゃること、よくわかります。部活を恨みたくなりますね。

かずかず 2016/10/12 04:50 部活シングルマザー、部活アレルギー、部活孤児、部活離婚・・・くーみんさんのおっしゃること、よくわかります。部活を恨みたくなりますね。

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