この花の 一枝(ひとよ)のうちに 百種(ももくさ)の 言(こと)そ隠(こも)れる おぼろかにすな


                藤原廣嗣(ふじわらのひろつぐ) 万葉集 巻8−1456



この花一枝のうちに多くの言葉がこもっているのです。おろそかにしないで下さい。


桜の花を娘子(おとめ)に贈る歌です。



山桜




夜桜


光則寺の桜



麗らかな春の光に誘われて、鎌倉 長谷方面へ散歩に出かけました。散りがての桜は、穏やかな陽気に恵まれてまだ頑張って咲いておりました。
光則寺の海棠がちょうど見頃になり、いつもは静かな境内も今日は賑やかでしたが、観光客をよそにお寺の関係者の方たちは、本堂脇の縁で「花祭り」の準備に余念がありませんでした。
4月8日、今日は花祭りですね♪








長谷 光則寺の海棠 (鎌倉市指定天然記念物・樹齢200年)




花御堂