横浜へ行って桜木町辺りを歩いていますと独特の匂いを感じます。
多分「運河」の匂いで、潮水と川の水、船舶の燃料、その他さまざまな物質の混じった匂い。
ああ! 横浜の匂いがする、と懐かしさがこみ上げます。
この界隈で生まれ育った私にとって、ここが心安らぐ「ふるさと」なのです。
みらとみらい地区など歩きますと今浦島の感は否めず戸惑いますが、海の匂いは昔と変わりません。
そんなこんなで懐かしい味、スパゲッティナポリタンとシーフードドリアを食べにニューグランドに寄りました。
平日なのですんなり席につけるものと思いの外、随分待たされました。
私共の後にも七組が順番待ち。へぇ〜近頃はこんな感じなのね。
スパゲティといえばアルデンテが主流の昨今、パスタ通の方には茹ですぎでは?
と思われそうな昔通りの柔らかいナポリタン。これでなくちゃ!
シーフードドリアもプリッとして歯ごたえの良い海老やらホタテやら、変わらぬ味が嬉しいです。
デザートに、若い頃ならプリン ア ラ モードをペロリでしたが、今や食べたいけど無理だわね
とサバランひとつを分け合って大満足♪ ふるさとの味は懐かしきかな。
シーフードドリア
スパゲッティ ナポリタン
私が子供の頃、まだ南京町と呼ばれていたこの町で纏足の老婦人を見かけることがありました。
異様に甲が盛りあがった小さな足で、人の助けがなければ歩けないようでした。
良家の娘さんが纏足にさせられることが多かったと聞いて、嫌だ、人権蹂躙だ、と思ったものです。