ちょんちょんと生きる

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2005-07-20

miewart2005-07-20

恥ずかしながら横井庄一 只今帰って参りました

やはり有事は起きた

場所はエジプトではなく ドーハである

その有事とはテロには何の関係もなく

旅行会社の添乗員に44人が捨てられた事である

事の次第はこうである

長くなることをお許し願いたい

我々ツアー客70人は2グループに分かれ

それぞれ一人の添乗員が付いていた

全行程添乗員付きが売りのエジプトツアーである

往路も復路もドーハで乗り継ぎの予定であった

しかし帰国の前日

カタール航空のダブルブッキング

ドーハから関空への便に

殆どのツアー客の名前が載っていない事が判明した

そしてその便に乗れない客は上海着5時間後

全日空便で関空着となると告げられる

初めの予定では関空着は14時40分であったが

上海で5時間待機で関空着は21時45分になる

しかし我々添乗員の名前が関空直行便の名簿に載っていようが

キャンセルをし上海経由の便のチケットを購入して

必ず関空まで同行する

何があっても同行するので安心しろと何度も言う

そして当日

ドーハ着後関空直行便の名簿にあったのが

ツアー客20名と添乗員2名

読み上げられた名前の中に我々夫婦の名前は無かった

キャンセル待ちで何名かは乗れるはずであると

1時間後また召集される

キャンセル待ちで呼ばれた客は6名であった

そこにも我々の名前は無かった

残されたのは44名

そしてそれを発表した2グループの添乗員が

私のネームチェンジが出来なかったから

私は直行便で帰る

しかし残った皆様に関しては1グループの添乗員が

責任を持って上海迄同行するので安心しろ

さようならと直行便にて帰国

その後我々のグループの添乗員が現れ

もしかしたらネームチェンジの不可能で

私も直行便で帰ることになるかもしれない

しかしもしそうであっても上海に連絡し

上海からの全日空便の職員を待機させる

一切の心配が無い様に手配をする

ただ飛行機を降りればいいと言い出した

これは100%カタール航空の責任であり

私に責任は一切ない

木で鼻を括った様な物言いで言いのけたのである

そして彼女は何処かに消えてしまった

ネームチェンジ出来なければチケットを購入して

必ず上海行きに同行すると何度も断言していたのにだ

我々グループの中の一人は重症の下痢で立てない状態であった

そして多くの客が年金暮らしの年配である

そんな面子を置いて行けるはずはあるまいと

その時点で44人は彼女上海経由に乗ると確信していた

上海経由便に乗る為に搭乗口で並んでいる時

全員彼女を待っていたが

いつまで経っても現れない為に

彼女は関空直行便に乗ったのではないかと私が言った

すると他の客は口を揃えて

そんな事がある筈が無い

何を言い出すのか

よしんば直行便に乗る様な事があっても

我々に知らせず黙って置き去りにして帰るなんて事は有り得ない

と非難される

そして上海経由便に乗るが彼女の姿は無い

重症の下痢の男性を交代で看護に行く

上海着後 

飛行機を降りた瞬間に一人の中国人空港職員が私の元に来て

乗客44人を集めて私が指示する場所で待機しろと言われる

なんで私やねん

入国ロビーにいた数人にその旨を告げると

1グループ 2グループそれぞれリーダーを作り

点呼することにしようと誰かが言い出した

私はそんな事に参加する義務も責任もない

添乗員がいない事も知らされず右も左も判らない場所に放り出され

何故私が旅行会社の協力をしなければならないのか

馬鹿げている

協力したい人間は勝手にやってくれと言うと

今がどう言う状態か分かっているのか

我々が一致団結して日本に帰る様に努力しなければならない

勝手な行動をとるな

わざわざトラブルの種を作るなと怒鳴られた

耳を疑ったが私に向けて言われているのは事実であった

また別のオヤジは私に向かって

なぜ平和に物事を運ぼうとしないのかと言った

同じグループの28歳の男に

どうしてそんな態度がとれるのか理解に苦しむとののしられる

語るに落ちる である

我々は無言でその場を立ち去る

そこに1時間後また件の中国人職員が来て

荷物が到着しているから取りに来いと言われる

添乗員は上海便の客の荷物も全て関空直行便に乗せる

荷物は関空で受け取れと何度も念を押されていたにも拘わらずだ

そして入国審査カード 出国審査カード 検疫カードの3枚を渡され

これに記入しろと言う

荷物を待っていた場所に全日空の職員が走ってきた

これからは私がご案内致しますと言う

その時点で2時間は経過していた

上海では5時間待機である

彼女の後につき全日空の受付カウンターに行くと

そこには2人の旅行会社の男性社員が関空から来ていた

一人の初老の男性が大声で

何故こんな所にいるのか

本来なら飛行機の出口で待っているべきではないのか

どうしていいかも全く分からず

何処に行けばいいのかも知らされず右往左往し

何故我々が自力で此処まで来なければならないのかと叫ぶ

申し訳ございませんと頭を下げたままの社員

そして

「1時間半の休憩時間がございます

その間お食事なりご休憩などして頂ければと

お一人様300元お持ち致しました」

と封筒を配り始めた

その600元で免税店で買い物をし

コーヒーを飲もうと入った喫茶店に

同じグループの60代の夫婦がいた

我々は600元を付き返したと言う

こんな馬鹿な話が何処にある

と憤懣やるかたない様子

連れ合いがオレも今から600元に両替して付き返してくると言う

使ってしもたんはしょうがないがな わざわざそんな事せんでよろし

抗議は抗議で別の問題やからあんたは黙ってコーヒー飲んでなはれ

と止める

その後召集され

関空着後荷物の受け取りが終わった時点で

恐らく22時は過ぎるであろうから

帰りの電車バスが間に合わない方はこちらでホテルを用意する

またタクシー代は別途請求するように言われる

そして関空着後 荷物を受け取り入国すると

そこに我々グループの添乗員がいた

彼女を見つけるや否や

600元を付き返した男性が大声で「おい!」と叫び

胸倉を掴んだ

慌てて連れ合いとその男性の妻が止めに入る

そこに先ほどの男性職員も来る

男性は今度はその職員の胸倉を掴んだ

また慌てて連れ合いが止めに入る

見れば我々4人以外の人間は皆帰っている

私は添乗員に聞いてみた

何故こうなったのかはよくお分かりだろうと思うが

一つ聞かせてくれ

私は上海経由になった事を怒っている訳では一切ない

問題にしているのは貴方の取った行動に対してである

残された44人がもし全員小学生だったとしても黙って見捨てて

直行便で帰ったのかと聞くと

何やら弁解がましいことを言い始めたので

何もそんな難しい事を聞いている訳ではない

帰ったか帰らなかったかの二択を聞いているだけだと言うと

「はい 帰りました」と答えた

小学生44人をドーハに置き去りにして帰ると言ったのである

我々1グループの人間は誰一人として

貴方が関空直行便で帰った事を知らされていなかった

重症の下痢の患者もいたのであるから

黙って消える事など有り得ないと思っていたからである

また上海では一切の心配なく飛行機を降りればいいと断言したが

貴方の言う心配ないは我々を路頭に迷わす事であり

貴方の取った行動は完全なる職務放棄であると言うと

男性職員が私に向かって

彼女を激しく攻撃しているが

これは会社の問題であり 彼女には関係ないと言ったのである

私が今言った事のどこのどの部分が激しい攻撃であったのか

お教え願えないかと聞けば

これは会社の問題ですのでと口ごもる

論点をずらさず何処が激しい攻撃であったのかだけを答えてくれと頼むと

申し訳ございませんときた

先ほど胸倉を掴んだ男性が22日に本社に行くから上の者を呼んでおけ

と言っていたのでこんな二人を相手に話をしても無意味である

私もその場に行き説明を聞くことを約束し家路についた

と まあこんな次第である

そして今日旅行会社から電話があり

昨日は失礼な事を言い申し訳ありませんでした

上海経由となった皆様には差額10500円と

会社からのお詫びの10000円

合計20500円をお支払いする事になったと言う

22日には添乗員も同席するのかと聞けば

同席の予定はない 室長が対応すると言う

彼女が居なければ事実確認が出来ず話が一方向になる恐れがある

必ず彼女を同席させてくれと言うと

スケジュールを聞き明日また電話すると言われた

彼女との再会が楽しみである

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