Hatena::ブログ(Diary)

瑠の歳時記

2017-11-23

小春日和

21:16

朝夕とても冷え込んで、楓の色着きが促されています。

でも昼の陽ざしの穏やかなこと、庭に出れば日ごとに進む楓に

寄り添うように、一重の山茶花が可憐な花をみせています。

赤い実を楽しむ鳥たちの声も長閑です。

f:id:migu25:20171123210818j:image

本当に厳しい寒さと忙しさががやってくる前のほんのひと時の

和みの時です。


今日はお茶をご一緒している方達との昼食会、

場所は武相荘、ご存じ白洲次郎、正子夫妻の住まいであった場所です。

f:id:migu25:20171123211208j:image

今ご一緒しているお茶のお仲間は、母のお弟子さんだった方々、

母亡き後も引き続き、

母の茶室での稽古に通って下さっているのです。

母が自分の茶室「知川庵」を自宅に開いたのは1960年、そこで52年間、

大勢のお弟子さん達と共に母の日々がありました。

2012年12月に旅立つ、その2か月前まで。

そしてその後の5年間、同じお顔ぶれの方々が通ってきて下さって、

今日まで知川庵は続いてきたのです。

でも母亡き後の5年間はお弟子さんそれぞれにも色々の形で変化を齎す

年月ではありました。

自然の理とは言いながら、残念な淋しい出来事も起こりました。

お話し合いの末、母の茶室知川庵での稽古はこの年末で一区切りという

結論に辿り着き、今日はそのお別れ会も兼ねています。

来月2日が母の5回目の命日ですから、そこでみなさまにも母との別れの

供茶に参加して頂き、半世紀を超える知川庵の歴史に幕を閉じます。


皆さんとお昼をご一緒しながら、昔話に花が咲きました。

皆さんが多忙を極めていらした頃の若かった日々に、母のお茶席が

いかに心と体の安らぎの場であったかを改めて伺い感動しました。

昼食はフレンチ、なかなかの美味でした。

f:id:migu25:20171123211619j:image

f:id:migu25:20171123211615j:image

f:id:migu25:20171123211608j:image


高い天井の古い家屋、日当たりの良い縁側、

木々がのびのびと枝を伸ばす広い庭、

f:id:migu25:20171123211212j:image

懐かしさを覚える佇まいの白洲家での昼食会でした。

f:id:migu25:20171123211205j:image

淋しさを覚えながらも、何か清々しい気持で皆さんとお話が出来ました。

「これからも年に一、二度はお会いする機会を作りましょう」と

お約束もしました。

無理をしないこと、それも大事なことだと思っています。

2017年11月22日記す

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/migu25/20171123

2017-11-11

炉開き

22:03

季節が速足で進んでいます。

楓の枝先に紅がチラチラと見え始め、

f:id:migu25:20171111214635j:image

f:id:migu25:20171111214632j:image

気が付けば、はなみずきは裸木になっています。

一日庭に出なければ、咲いていた花が姿を消し、

山茶花が咲き始め、

f:id:migu25:20171112195023j:image

f:id:migu25:20171112195310j:image

柊にも、もう白い花が咲いていたりします。

f:id:migu25:20171112195144j:image

冬が至る所に顔を出しているのですね。

霜月、名前の通りそろそろ霜が降りる頃、朝晩の冷たい風に

思わず肩をすぼめたくなることもあります。


昨日、炉開きをしました。

f:id:migu25:20171111215049j:image

風炉をしまい、炉を開けて、冬点前に移る渡しの行事です。

お茶の世界ではこの日を新年の始まりと捉えるようです。

今回は義妹に炉開きの炭点前をしてもらいました。

f:id:migu25:20171111214850j:image

f:id:migu25:20171111214839j:image

f:id:migu25:20171111214845j:image

f:id:migu25:20171111214834j:image

香の替わりに菊の葉を使い、

浄めの塩をくべ、火打石で火の用心、吉を願いました。

家内安全、子孫繁栄を祈って、茶菓子は「亥の子餅」です。

私はもっぱら写真係、1お召し物で参加してくださったみなさんを

記念に残しました。

穏やかな秋日和に恵まれて、佳き日を祝うことが出来て幸いでした。

炉開きの後、皆さんのご希望で

台天目や唐物などお許しものの稽古に励んで

f:id:migu25:20171111215347j:image

皆さん、ちょっと意気が上がって、いつもよりもお元気なように

お見受けしました。

f:id:migu25:20171111215741j:image

f:id:migu25:20171111215733j:image

薄の焼き印入りお饅頭は、上で唐物のお点前をしていらっしゃる

Oさんが手作りして持ってきてくださった品です。


母の旅立ちから来月で5年経ちます。

茶室に通ってこられる方たちはみな母のお弟子さんだった方々、

年を重ね通われることもお大変になられた方もいらっしゃいます。

5年の歳月は思いがけない変化も齎すことを知りました。

そろそろ、母の茶室「知川庵」を閉じる潮時なのではと

思い始めたのは、春頃からでした。

夏に皆さんに諮りましたら、惜しむ声が多かった一方で、

同意される方もかなりいらっしゃることが分かりました。

お話し合いを続けて、年末で幕を引く結論を出しました。

淋しさはありますけれど、次への出発点でもあると考えています。

私は来年から自分の家に私の茶室「菊寿庵」を開くつもりです。

残りの日々を大切に温めながら過ごし、

「知川庵」で母に育てられ、培ったものをバネに、

「菊寿庵」を楽しんで行きたいと思っています。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/migu25/20171111

2017-11-03

秋日和が続いて

18:09

5時、タイマーのベルに起こされた時は正面の小窓はまだ真っ暗、

徐々に白んでくる5時20分、ようやくベットから抜け出して

階下の床暖房を入れます。

少し眠気の覚めてきた頃からヨガ、ストレッチ、スクワット、

6時になると息子が起きてきます。

これが毎日の朝の日課、

これから寒くなるとこれがなかなかしんどくなります。

でも続けなければ、これが私の健康維持の要ですから。


今日は一日家のあれこれで日が過ぎました。

今月は茶室の炉開き、これに合わせて、香代わりの菊の葉と浄めの塩を

乗せる小皿を3組6枚作っています。

社中の方で炭点前をなさる方達へのプレゼントです。

この皿の仕上げが、今日のメインの仕事、

2番目が、Halloweenのオーナメントを片づけて

Thanksgivingへの飾り替え、季節ごと、いえ月ごとにやることは限なし

でもこれが私の張り合いでもあるのでしょう。

茶室の移り変わりを記した本の再販も考え始めていて

今は楽しく構想を練っているところです。


昨日もとても晴れやかな一日でした。

茶友と義妹を誘って、高鶴先生の作陶展を見た後

昼食をはさんで、ピアノのコンサートへと盛り沢山の

秋の一日を過ごしました。


高鶴先生、そして奥様、お二方のお元気なこと

80歳の年齢の片鱗さえも感じさせないご様子に感動します。

ピンと背筋を伸ばされ、闊達に歩かれ、大きな張りのあるお声で

楽しいお話をしてくださいました。

f:id:migu25:20171103172343j:image


御作はこのように

力強く、大胆、カラフル、溢れんばかりのエネルギー

今回も元気をたくさんいただきました。

とってもほしいお茶碗がありましたけれど、

残念ながら、手の届く範囲ではなく諦めです。

これがそのお茶碗です。

f:id:migu25:20171103172532j:image

その他にもため息の出るような品々が目白押しでした。

f:id:migu25:20171103172701j:image

f:id:migu25:20171103172657j:image

f:id:migu25:20171103172650j:image

拝見するだけでも体に力が湧いてくるような気になりますから

不思議です。

みんな良い気持ちになってレストランへと向かいました。

私の大好きなイタリアンレストラン「マキャベリー」です。

秋メニューはこんなにきれいで、お味抜群でした。

f:id:migu25:20171103180326j:image

f:id:migu25:20171103180323j:image

f:id:migu25:20171103180318j:image

f:id:migu25:20171103180311j:image


そして総仕上げはピアノコンサート@オペラシティホール

大好きなショパンポロネーズ18曲の中でも殊に好きな英雄ポロネーズ、久しぶりに生演奏に浸って幸せでした。

他にもショパンのバラード、ノクターン、リストのスペイン狂詩曲、

チャイコフスキーピアノ三重奏曲「偉大な芸術家の思い出」など、

馴染み深い曲ばかり、ピアニストニコライ・ホジャイノフでした 。

このホール、今年で創立20周年の由、

f:id:migu25:20171103180634j:image

早々とクリスマスツリーも登場して、

f:id:migu25:20171103180718j:image

f:id:migu25:20171103180712j:image

お祭り気分を盛り上げておりました。


五感を満足させた秋の一日

心地よい疲れを感じながら家路をたどるタクシーの窓から

ピンク色のきれいな夕焼けが見えました。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/migu25/20171103

2017-10-26

台風一過

18:17

大型で非常に強い勢力を持ったと表現された台風21号

10日余りも日本に影響を及ぼし続けた挙句に日本列島をほぼ縦断して

日本海の彼方に去りました。

東京は23日の9時過ぎにはまばゆい光が戻り、何事も無かったように

碧い空が広がったのでした。

f:id:migu25:20171026181349j:image

川に流され、山津波に襲われ命を落とされた方々がこの度も

大勢いらっしゃいました。

毎年繰り返される自然の猛威に人の成せることは僅かと

虚しさを感じずにはいられません。

24日には台風は完全に日本を離れ、強い風の置き土産を残して

消えていきました。


台風一過の秋空は期待したほど長くは続かず、24日は晴れたものの、

25日は今年一番の冷え込みという11月末の気温、

冷たい雨に冬のコートの出番となりました。


貴重な秋晴れとなった24日、弟夫妻とお墓参りに行ってきました。

今夏彼岸へと旅立った叔母(母の妹)に会いたくて、

小金井の多摩霊園へと。

f:id:migu25:20171026181519j:image

f:id:migu25:20171026181855j:image

男性の多くが戦地に赴いた戦時中が青春のさなか、

戦前と戦後の激変の時代を静かにしなやかに生き抜いた叔母でした。

穏やかな微笑みを絶やさない臈長けた人でした。

外見のか細さに似ぬ芯の強い人でもありました。

お茶の指導を受けた折々、雅で凛とした姿が印象的でした。

旅立つ前の数年間は車いすの生活を余儀なくされていましたけれど、

会いに行けば、冴えた記憶の中に今は亡き祖父母、母、叔父たちが

生き生きと息づいていて、思い出話に花が咲き、

笑い声が絶えない時間が持てました。

肺炎をおこしての突然の旅立ちでした。春にはとても元気で

「またね」の握手で別れましたから、今でも実感が持てないのです。

彼岸ばかりが賑わって、此岸は淋しくなるばかりです。


昨日の寒空を忘れたように、今日は絵に描いたような秋空が

広がりました。

一か月も延び延びになっていた植木の手入れに、

今朝は早くから職人さんが入りました。

NoahSkype最中の8時半、ピンポーンとチャイムが鳴って、

クリスマスプレゼントの品定めのさなかだったNoah

大層残念そうでしたけれど。


働き者の植木屋さん二人、8時半から陽が落ちて真っ暗になる5時半まで

せっせと働いて、

f:id:migu25:20171026181639j:image

今帰って行きました。

若い職人さんたち、キビキビしていて、節度があって、礼儀正しい、

誠に爽やかです。


明日で完了、葉陰に隠れていた小さな花たちが姿を現して、

f:id:migu25:20171026181740j:image

f:id:migu25:20171026181731j:image

秋が一層楽しみになりました。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/migu25/20171026

2017-10-19

秋霖の日々に夏の恋しく

09:42

重い空、降り続く細雨、碧い空を恋うる思いが募ります。

暮の茶室の引っ越し(母の茶室から私の茶室へ)の準備は

山ほどあるのに

心も体も動いてくれません。

庭を眺めれば、秋明菊がうな垂れて、

f:id:migu25:20171019091337j:image

ホトトギスが涙をいっぱい湛えています。

f:id:migu25:20171019091404j:image

でも雨の日の紅薔薇は切ないほどに美しく、

f:id:migu25:20171019091620j:image

心和ませてくれました。

雨が続いて、植木屋さんは何時になっても来てくれませんけれど。


でも昨日は一日だけの秋日和、用事が沢山済みました。

健康診断も受けました。

秋草もたくさん植えました。

茶室の風通しも出来ました。

体も心も生活も人は天気に左右される心もとない存在ですね。


愚痴を言っても仕方がない、これから天井裏の片づけ開始

でもその前に、ちょっと寄り道をして、

夏の思い出を記しておきましょう。


娘とNoahが帰国したのは7月27日、

f:id:migu25:20171019091858j:image

f:id:migu25:20171019091853j:image

それから8月13日までは、非日常の日々でした。

やりたいことが山積のNoahの外せぬスケジュール、

陶芸

f:id:migu25:20171019092007j:image

寿司バーのシェフ

f:id:migu25:20171019092116j:image

キッザニア、

げ峅弌

f:id:migu25:20171019092201j:image

ノ更圈

f:id:migu25:20171019092358j:image

f:id:migu25:20171019092351j:image

f:id:migu25:20171019093840j:image

f:id:migu25:20171019093836j:image

Τた緲瓠

f:id:migu25:20171019093228j:image

Д疋薀ぅ堯

f:id:migu25:20171019093307j:image

ババ抜きトランプを大勢で・・・。

おじちゃま(パパのお兄さん)宅への宿泊、

トトちゃまのご法事。

f:id:migu25:20171019093459j:image

f:id:migu25:20171019093455j:image

お盆飾り

f:id:migu25:20171019093705j:image

f:id:migu25:20171019093702j:image


滞在期間は丸16日、

連日連夜のイヴェントを嬉々としてこなして疲れも見せず、

8月13日にボストンへと戻って行きました。

f:id:migu25:20171019120348j:image

「大好きよ〜。また来るね〜」といつまでも手を振りながら。

愛情深く表現豊か、NanaはやっぱりNoahには叶いません。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/migu25/20171019