立春の日のお茶の会

 立春を待っていたかのように、
季節が春に向かって、
大きく一歩を踏み出したようです。
茶菓子3種、自作の菓子器と花入、カメラ、
母への「茶道具名品図鑑」
などを携えて母の家に向かいます。
今日は、梅の季節の「お茶を楽しむ会」です。
 茶室に入れば、既に義妹の手で、
茶室は清められ、炉に炭が組まれ、
棚(紹鴎棚)も

掛け軸(梅画賛)も
水指(青磁ねじ梅)もきちんと設えてあります。

庭の花(西洋柊、侘び助)を母に生け込んでもらいます。

お菓子をつけて、

寒牡丹

鶯餅

煎餅

茶器(老松)にお茶を入れ、

炭を熾し、湯を沸かし、
茶室の準備は3人手分けして滞りなく進みました。


 10時過ぎる頃からみなさんが集まり始め、
今日は8名のメンバーが揃いました。
年に一度顔を出す紹鴎棚を使い、薄茶と濃茶の
点前を交互にしていただきました。
みなさんの手の動きはなめらかで流れるよう。
明るい日差しが奥まで届く茶室はぬくぬくとして
ゆったりとした春の雰囲気が漂っておりました。


いつもより早めに母の家から戻りました。
今日は次男の誕生日でもあったからです。
長男もそれに合せて帰宅すると今朝ほど連絡がありました。
次男には洋風のものを、長男には和風のものをと
二人の好みに合せてせっせと料理の手が弾みます。
大の大人の息子達を相手に、
おかあさんをしている自分に気付いて、
笑いがこみ上げます。