菜種梅雨?

 はっきりしないお天気が続きます。
もう菜の花は終わりに近いけれど、
これはやはり菜種梅雨と言うのでしょうね。
大きな白い石楠花が滴を抱えて重そうです。

 これが昨日でなくて本当に良かった。
甥のAkiとKanaさんとの結婚セレモニー(宣誓式)は
庭のプールサイドで行われましたから。

予報は曇りのち雨。
朝からの重い空に、いつ雨が来るかと、
彼らの両親は気を揉んでおりました。
粒が落ち始めたのは、
二人が誓いの言葉と指輪の交換を終えて、
全員の写真を撮る頃から。
少し濡れましたけれど、
タッチの差で何とかクリアー出来ました。
あとは大賑わいのカクテルパーティが1時間ほど。
続いて夕食会。
1時に家を出て、3時から親族紹介、親族写真撮影、・・・・。
結婚式は華やかで心楽しいものですけれど、
何しろ長丁場、母の疲労だけが気遣われました。


 花嫁Kanaさんのセンスが随所に光る設えでした。
例えばこのwelcome display。

白はウェディングドレスと、ブーケだけ。
他の全ては赤で統一されていて、
テーブルのフラワーアレンジメントは、
赤のカーネーション、バラ、そしてカラー。
ケーキの飾りもフラワースタンドも赤の花々。

来賓のスピーチは一切なし。
最後に映された映像は、
この日の人々の動きや表情をカメラが追って、
夕食会の間に編集されたもの。
映像は幻想的で、甘く、美しく、
カメラマンと編集者の腕前がキラッと見えました。
6時間にわたる集いの隅々にまで、
Akiと Kanの心意気が感じられ、
集う人々に笑顔が絶えることはありませんでした。

 母も終始満面の笑みを浮かべて、
会の様子を楽しみ、
曾孫達の仕草に目を細めておりました。


 家に着いたのは9時近く。
母の様子が気がかりで、今朝電話を入れました。
電話口の母は、
「昨日は楽しかったわねえ。私はちっとも疲れていないのよ」
とまことに張りのある声を聞かせてくれました。