二月入り

先月末から上天気が続いて、
俄かに春を身近に感ずるようになりました。
とは言っても暦の上では冬真っ只中、
まだまだ油断はなりませんけれど。
それにしても陽ざしが眩い、
心なしか小鳥の囀りも賑わいを増しているようです。


ずーっと心塞いで過ごしていましたけれど、
昨日、友人Fさんのお通夜に伺ってお別れが出来ましてからは、
心が定まったような気がします。
昨夜はぐっすり眠れて、
今朝は明るい陽ざしに違和感を感じないで済みました。


庭に出てみれば、枯れ葉の中に小さな動きも見いだせて、



心がちょっとはずみます。
紅梅が小枝の先にチラチラと花を付けて、
青空との対比もうつくしい。

花カンザシが寒さに怯むこともなく
花数を増やしているのも頼もしい

引きこもりがちだった間にも
季節は動いていたのですね。


心が動き出した所で轆轤引き、
紅梅を象った茶碗を一個作りました。

季節の動きに、心も体も合わせて行かなければと、
久しぶりに思う如月朔日の昼下がりです。