さて、ハイジの国へ。

どうしたことか酒が喉を通らず、缶ビール一本さえコンプリート
できないシラフな日々を過ごした2008年。

そんなありえないシラフ状態で、子ども二人分の受験で「いい
お母さん」のフリをし続けるのだから、そりゃ体も弱るって
もんだい。

猫も何重にもしてかぶり続けると、ムレちゃうのよ。


さて子ども二人の受験が片付き、ジェットコースターのような
受験生活にようやく終止符が打たれました。ムスコは山の中の
雑木林幼稚園(フリーターと浮世離れした芸術家を沢山輩出する
雑木林大学まである)でサル男児ぶりに磨きをかけ、一方ムスメは
大都会のど真ん中、超ハイテクな校舎で帰国子女星人たちに
囲まれることに。


駄菓子菓子!
↑だがしかし!


それは11月、雑木林幼稚園に入学金と寄付金まで耳を揃えて納入した日、
一つ山を越えてホッと肩の荷を下ろしかけた私に向かって、オットが


「来年から、ハイジの国へ行くぞ」と。


寄付金納めてからゆうなよ、と少々涙目になりかけましたが、
仕方ないさねぇ。サラリーマンだし。

それまで全くスイスなんてところに縁も興味もなかったもんで、
スイスってなんだ、どんな国だと調べたら、北はフランスとドイツに接し、
南はイタリアに接し、仏語と独語が公用語でEUには参加せずユーロは
使えず、ほほぉ。


食生活は、例えるなら大阪では一家に一台たこ焼き器があるがごとく、
スイスじゃ一家に一台チーズフォンデュ鍋があるらしい。
んで、酒はワイン。ふーむむ。


ムスメには、中学受験を終えた時点でカミングアウト。「へへっ、楽しそう」って
キミのおおらかさが救いだよ……。現状では、夏くらいをめどにチーズの国へと
渡るつもりでおります。


さて、前回の「人生が大展開」に対して、予想を頂いたみなさま。
「ビンゴ!」な方がいらっしゃいましたねー。そう、子ども二人の新入園・入学を
力技でなぎ倒し、国民皆徴兵の永世中立国へと海外転勤でした。どーなってんだ。
リコンだと睨んだみなさま。ご心配はごもっとも。でもしませんよ(笑)。


さて、ドイツ語でも勉強せにゃ……。