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かくの如く語りき

パンチドランクラブ〜キレちゃってもいい?上手くいかないから。

上手くいかないと、キレたくもなるのである。

キレやすいかどうか、ってより、上手くいかないのが続くとキレたくもなるのである。欲望が欲しいんじゃない、ただ優しい「感触」が欲しいだけ。だって、姉からは得られないもんだもん

自分を表現出来ないとキレたくもなる。

あんなふうにキレないさ、と言い切れるもんでもない。いつキレてもいいでしょ、ムカついてるでしょ、うるさい!とか思ってるでしょ、思ったことない?

そういうところを、ついてきた、ポール・トーマス・アンダーソン監督

スゴイスゴイ、上手い。この監督、上手い、手放しで上手さに対して興奮する。アダムサンドラーのキレが演技を人ごとのように思っても、共感しても、それは、PTA監督の思うツボだ。あんまり観ないとこをパキッと切り取ってくれやがって、くそ〜、憎いね。

リナさんの部屋を忘れて辿りつけないバリー。

ここは迷宮か!!っていうくらい、グルングルン、回って回る〜。

それくらい、彼は回り道を余儀なくされ、何も言えずに、がんばっているんだ。がんばっても、上手く行かないからキレたくなる。上手く行けば、キレなくてもいいのにさ。あの電話だってさ〜、そんなつもりはなかったのに〜っていう、自分の想いとは裏腹にドンドン悪い方へ向かって行く。

上手くいなないのだ。

でも上手くいきそうなリナさんとの恋。

キレるというのは、プラスへも向かうのね。ハワイでのラブシーンのお伽ばなしのような感じが、どういうわけが全体と調和している、変なの。

オルガンは上手くいかないバリーそのもの。メロディが奏でられない。

でも、ここぞの時はプラスにキレるのもいいかもね。

あら迷惑。そんなこと、おっしゃらないで。

たまにはキレないとやってたらない世の中の一部が、恋と絡んで、とってもヘンテコリンに表現されているのである。


■Staff

監督ポール・トーマス・アンダーソン Paul Thomas Anderson

製作:ジョアンセラー Joanne Sellar

    ポール・トーマス・アンダーソン Paul Thomas Anderson

    ダニエル・ルピ Daniel Lupi

脚本ポール・トーマス・アンダーソン Paul Thomas Anderson

撮影:ロバート・エルスウィット Robert Elswit

編集:レスリー・ジョーンズ Leslie Jones

音楽ジョン・ブライオン Jon Brion

■Cast 

アダム・サンドラー Adam Sandler バリー・イーガン

エミリー・ワトソン Emily Watson リナ・レナード

ルイス・ガスマン Luis Guzman ランス

フィリップ・シーモア・ホフマン Philip Seymour Hoffman ディーン・トランベル

メアリー・リン・ライスカブ Mary Lynn Rajskub エリザベス

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