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かくの如く語りき

ヒア・マイ・ソング〜歌って笑ってハッピーエンド?

愛らしいダメ男には、いつも人が集まってくる。

イギリスリヴァプールのミュージックホールの支配人さん、その名も「ハートリーズ」ていう、ロゴの真ん中にハートを射抜いたのが入ってる舞台は、経営がちとやばかった。

そのための企画第一弾が、スペルが一字違いのフランク・シナトラ(KがCとかね。)

もちろん、大ブーイング状態。で、第二弾は、愛されて人気があるんだけど、犯罪者で逃亡中のジョゼフ・ロックそっくりさん。これも、元・恋人さんの登場でオジャン。

軽快に笑わせてくれます。

ネタ連発、なのに、異様に温かい。

みんな、音楽が大好きでさ。

で、ダメ男、ミッキー・オニール、思い立ったが吉日。

ほとんど文無しで、友達をあてにして(タクシー代も)ジョゼフ・ロックさがしに奔走する。友達も変人がきた、と呆れてる。でも、つきあっている。

どうしようもないのに。

どうしもうもないのに、ね。

ミッキー・オニール、誰にも信用されてないのに、名前、連発している。

んでもって憎めない。最初はいい加減でも、それが通用しないとなったら、体当たりで、嘘抜きで、物事にぶつかっていくんだよね。とことん。

とことん、エピソード。

ジョゼフ・ロックに、底なしの井戸がある、と言われて友人と見に行く。

で、最初は小さい石をなげてみる。でも、音がしない。でも、確かめたい。だから、今度は大きい石を投げ込む。でも、それは、ただの落ちている大きい石じゃなくて、牛さんの鎖をつないでたから、さあ、たいへん。牛まで、井戸に引き吊りこまれそうになる。

アイルランドの自然が見事で。なんか、うっとおしいこと考えるまもなく、この作品に出会えてよかったな、うれしいな〜、と思いたくなる。ミッキー・オニールをみんなが、なんとなく愛してしまうみたいに、だんだん、愛してしまう。

物語は、キレイにまとまった佳作。キレイに登場人物さんは、惜しげもなく役割を持つ。あの一字違いのフランクシナオラまでも。

「0011ナポレオンソロ」のイリヤクリアキン、デビッド・マッカラム氏の姿も。

ちょっと、おいしくない警察側の地団駄踏む役。でも、なんか、うれしい。

とにかく、コメディ映画でもないのに、笑って終われる作品。

他の方のレビューも評価高いみたいっすよ〜。おそらく、どこのビデオ屋さんでも、コソッとある作品。映画は、宣伝が大きいけど、レンタルもんは、出会いですもんね。出会えてよかったよん。


■STAFF

監督ピーター・チェルソム Peter Chelsom

製作: アリソン・オーウェン・アレン

脚本ピーター・チェルソム Peter Chelsom

エイドリアン・ダンバー Adrian Dunber

撮影: スー・ギブソン Sue Gibson

音楽: ジョン・アルトマン John Altman

 

■CAST

ネッド・ビーティ Ned Beatty

エイドリアン・ダンバー Adrian Dunber

シャーリー・アン・フィールド Shirley Anne Field

タラ・フィッツジェラルド Tara Fitzgerald

ウィリアム・フットキンス William Hootkins

デヴィッド・マッカラム David McCallum

ジョー・カディ