the pillows 『Gazelle city 〜The Atomic Age〜』



ライブ会場物販、そして通販限定でリリースされた(通販はまだみたいですね)、ピロウズのシングル。『MY FOOT』という最新アルバムを聴いたことのある方はおわかりでしょうが、それに収録された曲のリミックスであります。このシングルのリリースが発表されたときは、買うことは即座に決意しましたけど、いったい何やねん、何やねんな、と、エセ関西弁でクエスチョンヌマークを乱発していました。しかし日曜の『MY FOOT』ツアー初日を見に行き、オープニングSEでこの曲が流れ始めた瞬間YES。超YES。激YES(もちろん聴いたことはなかったのですが、「Come on , sun shine.」という声から始まるので、すぐにこのシングルのことだとわかりました)。デジタルなビートでガツンガツンと僕は異世界に持っていかれてしまいました。マジYES。滅茶苦茶カッコイイじゃないか。ライブ終了後、物販前の狭苦しいスペースにものすごい人だかりが出来ていて一瞬怯みましたが執念でゲットしました。
クレジットを見ると、このアレンジは真鍋氏によるものみたいですね。素晴らしくグッドジョブ。徹頭徹尾ダンシング、っていう感じのビートではないのですが、ピロウズの曲で四つ打ちってところが既に燃えポイントになってしまっていて、とても新鮮です。釣った直後のイワナみたいにピッチピチのデジタルサウンド。メリハリが効いているので、サビでのアゲアゲ具合は半端ではない。今現在ヘビーローテイションニングしております。こんだけ素晴らしいアレンジをかまされると、真鍋氏によるピロウズリミックスアルバムを期待してしまうのがピロウズオタの性であります。どうでしょうか。どうなんだよ。作れよ。聴きたいよ。『Dancing with the pillows』とかさ、ヒネリのないタイトルでやっちまえよ。
ところで、もう一曲『さよならユニバース』のリミックスも入ってるんですが、こっちは「ああ、そうね」っていう感じの可もない不可もない、とりたてて言及する点のない、無難なものになってます。こういうのも嫌いではありませんが、面白くはありませんね。滅茶苦茶手間ひまかかったものってのはわかるんですけど。どんだけ音重ねてんだ。