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姫川みかげの しゃんぶろう通信 このページをアンテナに追加 RSSフィード

SF、ミステリ、世界文学など、本の話題を。 あと、映画や芝居の感想、ハロプロネタも少々。

2011-06-20 このエントリーを含むブックマーク

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2009-07-26

「超弦領域 − 年刊日本SF傑作選」大森望、日下三蔵 編

遅ればせながら「超弦領域」考課表をば。

超弦領域 年刊日本SF傑作選 (創元SF文庫)

超弦領域 年刊日本SF傑作選 (創元SF文庫)

「ノックス・マシン」法月綸太郎…… +2

「エイミーの敗北」林巧…… -1

「ONE PIECES」樺山三英…… -2

「時空争奪」小林泰三…… +2

「土の枕」津原泰水…… +3

胡蝶蘭藤野可織…… -2

「分数アパート」岸本佐知子…… +1

「眠り課」石川美南…… +0

「幻の絵の先生」最相葉月…… +3

「全てはマグロのためだった」Boichi…… +0

アキバ忍法帖倉田英之…… +0

「笑う闇」堀晃…… +1

「青い星まで飛んでいけ」小川一水…… +2

「ムーンシャイン円城塔…… +1

From the Nothing, With Love伊藤計劃…… +0


「虚構機関」よりもトータルとしてのレベルは高いと思うが、各作品のレベル差は逆に大きくなっているような気が。あと、短篇SFマンガの低調は前回に続いて深刻。SFマガジンで数ヶ月に一度でいいから作品を掲載するようにすれば、水準作がコンスタントにストックできると思うんだけど、どうでしょう?

「+3」を付けたのは「土の枕」と「幻の絵の先生」。どちらも出色の出来だが、最高点を付けた2作がいずれも非SFというのは我ながらいかがなものか。あと「ノックス・マシン」「時空争奪」「青い星まで飛んでいけ」あたりが傑作。虚数ならぬ虚構人格としてのNo Chinamanって発想凄すぎ。

これらの作品の水準の高さに比べ、「エイミーの敗北」や「ONE PIECES」が年度代表として選ばれてるのはひたすら謎。「胡蝶蘭」が考課表の中で評価が高いのも不思議だ。特に目新しいストーリーでもないと思うのだが…。

「全てはマグロのためだった」は、どうしても「HOTEL」と比較してしまうので点が辛くなるが、「著者のことば」だけならば文句なしの+3。「アキバ忍法帖」は、まあ面白かったからよしとしよう(笑)

「分数アパート」は吾妻ひでおの「不条理日記」をふと思い出した。大変好み。もっと読みたいなぁ。


ほそいたけおさんによる本書の考課表まとめはこちら。

http://d.hatena.ne.jp/foreignsfsite/20090730/p2

2009-06-15

「大聖堂」ケン・フォレット

大聖堂 (上) (ソフトバンク文庫)

大聖堂 (上) (ソフトバンク文庫)

大聖堂 (中) (ソフトバンク文庫)

大聖堂 (中) (ソフトバンク文庫)

大聖堂 (下) (ソフトバンク文庫)

大聖堂 (下) (ソフトバンク文庫)

★★★★★★

いや、18年ぶりの続編じゃなくて正編の方(笑)

続編刊行につられて初めて読みましたが、今まで読まなかったことをどれほど悔やんだことか。ここ5年間くらいに読んだ小説では間違いなくベストだし、自分にとってのオールタイムベストにも当確。600ページ超の文庫上中下3冊、久々に読み終えるのが惜しくて仕方ないほど至福の時を過ごすことができました。

中世イギリスを舞台に、田舎の小さな修道院が大聖堂を建てるというただそれだけのお話を、こんなにまで心に深い感動をもたらす素晴らしい物語に仕立て上げるなんて…。もう感無量ですね、何も言えません。登場人物の一人一人が生き生きといつまでも心に残る珠玉の名作。

ベストセラーなので今さらストーリー紹介はしませんが、ほんとまだ読んでない人は幸せですよ。★5つでも足りないので、異例の★6つということで。

2009-06-12

「弥勒の掌」我孫子武丸

弥勒の掌 (文春文庫)

弥勒の掌 (文春文庫)

★★★☆

妻を殺された刑事と、失踪した妻を探す高校教師。謎を追う二人の前に浮かび上がる怪しげな宗教団体。やがて、事件は驚愕の真相へ…。

最近、フェアの帯付きで平積みされてたり、書店がさりげなく仕掛けようとしてる本書。なるほど、乾くるみ道尾秀介がバカ売れしてることから考えると、確かにこの作品はうまくやればベストセラーになりそう。驚天動地の結末とか散々聞かされてたから身構えて読んだのに、それでも「あっ!」と驚く予想外の結末でしたから。お見事の一言。

でも、最近はこの手の作品を読んでも、以前ほど楽しめなくなってきてる気がする。確かに読んでる時はトリックや謎解きに驚いたり感心したりして、けっこう満足してるんだけど、あとにあまり何も残らないというか…。「造花の蜜」や「完全恋愛」を読んだ時も、傑作だということはわかるんだけど、手放しで絶賛できない感じ。う〜ん、謎解きミステリを面白く感じないっていうのは、自分としてはちょっとやばいかも…。

2009-06-11

いよいよ「SF本の雑誌」が出るぞ

「SF系日記更新時刻R」から飛んできた人はみんな知ってるネタなので(笑)、それ以外の方へ。

7/2に本の雑誌社から、ついに「SF本の雑誌」が出ます!!

SF本の雑誌 (別冊本の雑誌 15)

SF本の雑誌 (別冊本の雑誌 15)

物議を醸した「この10年のSFはみんなクズだ!」をはじめ、今までのSF系特集をあれもこれも再録だとか。

う〜ん、こないだの「本の雑誌バックナンバーフェア」で、昔持ってたSF特集の号をいっぱい買い直したのは何だったのか? うう…(泣)

目次もアップされてます。

http://www.webdoku.jp/kanko/yoyaku.html

「本の雑誌が選ぶ◎SFオールタイムベスト100」が楽しみ。まあ、本の雑誌なので、ありきたりのベストじゃないだろうなぁ。

「翻訳SF担当編集者座談会「海外モノに大コケなし、バカ売れもまず(笑)なし!」」ってのも興味深々(笑)

2009-06-10

「ルナ・ゲートの彼方」ロバート・A・ハインライン

ルナ・ゲートの彼方 (創元推理文庫)

ルナ・ゲートの彼方 (創元推理文庫)

★★★★☆

恒星間ゲートを利用した超時空ジャンプで未知の惑星に生徒を送り込み、無事生き残れたら合格という命を懸けたサバイバルテスト。予想外の事故で惑星に取り残された主人公たちを襲う様々な危機、仲間との諍い、権力闘争。やがて苦難を経て自治国家にまで成長した彼らの社会に、唐突に試練が訪れる…。

帯に「ひどいよ、ハインライン…。こんなのあり?」と大森望さんが書かれているが、まさに言い得て妙。少年や少女たちが経験する過酷な運命に感情移入し、彼らが必死になって国家を築き上げていく様に心打たれ、このまま感動のドラマとして幕を閉じるかと思いきや…。

今まで小説を読んできて、やりきれないラストとか悲惨な結末とかは散々経験してきましたが、こんな身も蓋もない結末は初めて。もう呆然ですわ。丹念に紡ぎ上げたストーリーにこんな結末をつけるなんて、ハインラインひどすぎ(笑)

とまあ、なんか文句ばっかり書いてるみたいですが、それでもなおこの小説は傑作中の傑作。少年たちの苦闘と成長の物語としても、また手に汗握る冒険SFとしても一級品。リーダビリティは高いし、読み出したらやめられないほど面白いので、読んでない人はぜひ。

2009-06-03

「ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女」スティーグ・ラーソン

ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 上

ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 上

ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 下

ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 下

★★★★★

全世界で800万部突破とか、発表前に作者が急逝とか、池上冬樹氏や大森望氏が大絶賛とか、そんな鳴り物入りの登場だったので半信半疑で読みましたが、いや〜、噂に違わず面白いのなんの!

罠に嵌められ窮地に陥った社会派雑誌「ミレニアム」の発行人ミカエルが、40年前に密室状態の孤島から女性が失踪した事件の調査を依頼されるが、そこにはとてつもない謎と驚愕の真相が隠されていて…っていうストーリー。

行方不明のハリエットをわずかな証拠から探し出していく謎解きや、大物実業家出版社の対立や駆け引き、陰謀の数々は面白く、これだけでも年間ベスト級なんだけど、本書をそれ以上に傑作たらしめているのは、全身をタトゥーピアスで飾った女性調査員リスベット・サランデルの強烈な個性。社会性が完全に欠如した性格、妙齢なのに少女のような体躯、それでいて調査能力は超人的に優秀、でも誰にも心は開かない。そんな心を閉ざした彼女と主人公ミカエルが出会い、少しずつ心を通わせながらタッグを組んで難局に挑んでいくさまがすごくいい。

本書は3部作の第1部だけど、第2部はさらに面白さに磨きがかかっているとのこと。これは第3部までしばらく楽しめそう。年間ベスト級と噂の「ユダヤ警官同盟」が出たとこだけど、第3部でこけないかぎり今年の賞レース、海外ベストはこの「ミレニアム」でまず決まりでしょうね、ふふふ。

2009-06-02

朝日新聞夕刊、次の連載小説は森見登美彦!

6/9から朝日新聞夕刊でモリミーの連載小説が!


タイトルは「聖なる怠け者の冒険」。

京都を舞台に「正義の味方」を名乗る怪人をめぐる騒動を描くストーリーだそうな。


これは毎日楽しめそう。

久々に新聞小説、最後まで読み通せそうですわ(いや、途中で挫折することが多いもので…)。

2009-06-01

「1Q84」の1巻がどこにもない

1Q84 BOOK 1

1Q84 BOOK 1

先週の金曜日、梅田紀伊國屋書店とか、店中の到るところに(冗談じゃなく、ラノベのコーナーにまで!)鬼のように積み上げてあった「1Q84」ですが、昨日行ってみたらあんだけあった1巻がすでに完売とか…。

Book1stにもなかったから、たぶん旭屋にもジュンク堂にもないと思う。すごいなー。ま、私は買う予定ないからいいんですが。


今の日本、やはり宮崎駿村上春樹は最強だと改めて思いましたわ。

早川も、どさくさにまぎれて、オーウェルの「1984」を便乗商法平積みすればいいのに(それはないか…)

2009-01-24

湊かなえ「少女」サイン会

今日も休日出勤…。あぁ、仕事がしんどくて心が毀れそうですわ…(泣)


まあ、それはさておき。


仕事帰り、今日発売の「SFマガジン3月号」を買ったついでに「ミステリマガジン」を立ち読みしてたら、「少女」発売を記念して湊かなえのサイン会開催との告知が。

少女 (ハヤカワ・ミステリワールド)

少女 (ハヤカワ・ミステリワールド)

「どうせ、東京だから関係ないし」と思ったけど、よくよく読んだらなんと紀伊國屋書店梅田店じゃないですか!

その足で、速攻で紀伊國屋に行って本買って、整理券無事GET。22日から配ってるけど、まだまだ大丈夫みたい。


サイン会は、2/7(土)14:00から。

http://www.hayakawa-online.co.jp/news/detail_news.php?news_id=00000214


あ〜、昨日、別の本屋で「少女」買うつもりだったけど、買わずに保留しててよかった〜

ではでは、今読んでる本は置いといて、衝撃作との感想がすでに飛び交いまくってる「少女」を先に読むといたしましょうか。

2009-01-09

2008年に観た芝居ベスト5

2008年ベスト5もいよいよ最後。

2008年に観た芝居は全部で13本。

ちなみにチケット3枚無駄にしました…(泣)


ではでは、2008年に観た芝居ベスト5をば。


1.「夕(ゆう)」東京セレソンデラックス →感想

2.「SISTERS」パルコプロデュース松たか子鈴木杏

3.「MID SUMMER CAROLガマ王子VSザリガニ魔人後藤ひろひと

4.「阿片と拳銃」劇団M.O.P.

5.「幸せ最高ありがとうマジで!本谷有希子作(永作博美) →感想

次点「五右衛門ロック劇団☆新感線


(今気付いたけど、芝居の感想ってあまり書いてませんねぇ…。おかしいなぁ(^^; )


今年は、今まで観たことがない劇団をいくつか開拓できたのが収穫。

なかでも1位の東京セレソンデラックスは、軽い気持ちで観に行ったのにこんなに泣かされるとは…。4位の劇団MOPも、大人の香り漂う良質なお芝居でした。あと2作で解散だなんてほんと惜しい。もっと早くから観ておけばよかった…。


今年の予定は今のところ以下のとおりです。

今年もいいお芝居がたくさん観れますように!


1/9  「グッドナイトスリイプタイト」三谷幸喜作(中井貴一戸田恵子

2/2  「29時」自転車キンクリート

2/3  「パイパー野田秀樹作(松たか子宮沢りえ

2/6  「鉄人28号押井守作(南果歩

2/14 「しとやかな獣」オリガトプラスティコ

3/4  「その夜明け、嘘。」(宮崎あおい) ※抽選結果待ち中

2009-01-08

2008年に観た邦画ベスト5

さてさて、小説のベスト5の次は映画

2008年に観た映画洋画、邦画合わせて22本。

このうち、劇場で観た邦画ベスト5は次のとおり(洋画はそんなに観てないのでパス…)。


1.「おくりびと」 →感想

2.「ALWAYS 続・三丁目の夕日

3.「百万円と苦虫女」 →感想

4.「トウキョウソナタ」 →感想

5.「ぐるりのこと。


次点

アフタースクール」 →感想

パコと魔法の絵本」 →感想

純喫茶磯辺」 →感想


うーん、総合点で言えば、やっぱり2008年は「おくりびと」だなぁ。「ALWAYS〜」はベタだけど、やっぱり号泣させられたので…。

賞レースではたぶん「おくりびと」と「ぐるりのこと。」の一騎打ちだろうけど、私は「ぐるりのこと。」のラスト、妻が再生するくだりの唐突さがどうにも受け入れられないので少し点が辛め。

アフタースクール」「パコ〜」「純喫茶磯辺」は、次点とはいえいずれも秀作。2008年もなかなか優れた邦画が観れて満足な1年でした。「秋深き」「西の魔女が死んだ」「グーグーだって猫である」を見逃したのが残念ですが…。

2009-01-02

年間ベストを書こうと思ったら、mixiにアップしたままこっちに書いてない感想がいくつかあるのに気がついたので。ちょっと古いですが…。

パルコプロデュース「幸せ最高ありがとうマジで!」(11/22 at シアタードラマシティ)

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http://www.parco-play.com/web/play/motoya/

関西人の私は、本谷有希子の芝居は初めて。いや、これはすごい。市井の人の心に巣食う負のオーラをここまで容赦なく描きますか。巷では永作博美のテンション振り切れたイタい演技が話題だけど、これは十分予想の範囲。私としてはあらゆることを許し続けてきた後妻役の広岡由里子の方が何倍も怖かったし、インパクトあったぞ。息子役の近藤公園が醸し出す絶望感もなかなか。

ひとつだけ残念なのは、前田亜季がイマイチだったこと。演技も注目するほどじゃないし、今回の個性的な役者陣の中で一人だけ普通…。私、すべての写真集を持ってるくらい彼女のファンだったんですが、往年の可憐な美少女がいつのまにこんな普通の姉ちゃんになっちゃったの?

いやとにかく、本谷有希子は今後も要チェックだってことはわかった。過去の作品のDVDも買っちゃおうかな。「遭難、」とか「遍路」とか。

「トウキョウソナタ」

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http://tokyosonata.com/index.html

高槻映画館でまだやってたので12/20に慌てて観てきました。あー、もう少しでまた前売券無駄にするところだった…(^^;

表面的にはごくふつうの家庭が、ふとしたことから瓦解していく恐ろしさ。リストラされた(でも父親としての権威に縛られ誰にも言えない)父親役の香川照之が、はまり役すぎ。そして、平凡で閉塞的な毎日に心が倦んでいく妻役の小泉今日子がまた素晴らしい。でもって、小学6年生の息子役、井之脇海がまた「柳楽優弥の再来か!」と思わせる好演(ほんと、似てるんだから)。観ていて心がざらついてくるこの息苦しさ、どんどん破滅に向かって毀れていく家族の絆、このあたりの描き方が実にうまい。黒沢清ってこんな監督でしたっけ?

そして、もう二度と元には戻らないと思えた家庭が、一度針が振り切れたところから徐々に再生していく一条の希望の光…。この映画観て「ああ、家庭の幸せって実はかけがえのないものなんだ。今の幸せを壊さないよう頑張らなくては」と当たり前のことを改めて思いましたよ。

ほんと、噂どおりの傑作。キネ旬朝日、毎日で3位以内は固いのでは? まあ「おくりびと」と違って万人受けはしないから強いてお勧めはしませんが、私にとっては今年観た邦画の上位にランクイン確実ですね、これは。

2009-01-01

あけましておめでとうございます。

仕事が忙しくて(…というか、精神的にきつくて(泣))相変わらず死んでますが、ぼちぼちとマイペースで更新していきたいと思ってますので、今年もどうかよろしくお願いいたします。

2008年に読んだ本ベスト5

さて、2008年に読んだ本は75冊。うち小説が50冊、小説以外が25冊。

忙しい毎日、基本的に通勤時間のみの読書としてはまずまずかな。でも、この何倍も買ってるから積読率が…。


でもって、2008年に読んだ本ベスト5は次のとおり。

1.「贖罪イアン・マキューアン新潮文庫

2.「氷」アンナ・カヴァンサンリオSF文庫) →感想

3.「オン・ザ・ロード」ジャック・ケルアック河出書房新社) →感想

4.「黄色い雨」フリオ・リャマサーレスヴィレッジブックス) →感想

5.「密会」ウィリアム・トレヴァー新潮クレスト・ブックス) →感想

次点「石のハート」レナーテ・ドレスタイン(新潮クレスト・ブックス) →感想


…とてもSFミステリ読みとは思えない結果だ(苦笑)

やはり去年読んだ中では「贖罪」が断トツでしたね。ラスト間際、それまでの物語世界が一瞬で崩壊し、その後に襲いかかる深い絶望と哀しみの凄まじさたるや…。オールタイムベスト級の傑作でした。

今年もSFミステリを読みつつも、嗜好は世界文学寄りの読書となりそうです。

2008-11-17

「SFファン交流会」初参加

先週の土曜(11/15)は出張帰りに東京に寄り道して、念願の「SFファン交流会」に初参加。

今回のテーマは「ハードSFなんて怖くない」。「状況設定は超越科学、問題解決は現代科学というのがハードSFとしてバランスがいい」という林哲矢さんの言葉にはなるほどと思ったり。ハードSFと本格SFの違いをどう見極めるのかが今後の課題か(いや、別に見極めなきゃいけないってこともないんですが)。この分野は苦手なのでいろいろ勉強になったかも。でも一番勉強になったのは(ハードSFとは全然関係ない)カール・シュレイダーの巨大サンタの話だったりする(笑)

京フェス以来の方々と再会し交流できたのも楽しかったですね〜。SFえんじさんと知り合えたのも今回の成果。2次会ではえんじさん、もくようさん、カズさんと喋りまくってて時間を忘れるほど。帰阪のため途中退席しなきゃいけなかったのがうしろ髪引かれる思いでした…。今度は土曜泊まりの時に参加したいなぁ。

なかなか東京まで行けませんが、機会を見つけてまた参加したいと思います。みいめさん、fuchi-komaさん、ほかスタッフのみなさん、ありがとうございました。

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ちなみに上の写真は「羊頭書房」で手に入れたSFマガジン創刊号。今回の東京行きで買った古本はこの1冊だけ…。「十五時の犬」で以前から探してるサンリオSF文庫をいっぱい見つけましたが、あの値段ではとても手が出ませんでしたわ…。