HERE COMES THE SUN

2017-10-17

クルマ

[]クルマの話

ここ最近、我が家の車にガタがきていて、あちこち故障が増えてしまった。だからまだ動いて売れるうちに、新しい車に乗り替えることにした。マーシャルで車に乗っていると、車が傷むのが本当に早い。潮風でサビが発生してしまうのと、日本のような厳しい車検もないのでメンテナンス不足、というのが主な理由だと思う。いま乗っているパジェロ・イオは車高がやや高くて小回りもきいて運転しやすく、とても気に入っていた。マーシャルの道路では、木から落ちたココナッツが転がっていたり、スコールのあと大きな水たまりができていたり、道路が冠水していたり、ということがよくある。そんな時も、車高が高いと安心して走行できる。子供たちの学校へ迎えに行かないといけないので、毎日少なくとも40分は運転する。車は私の生活に欠かせなくなってる。

この前は運転席側のドアが、サビで部品が外れて開かなくなってしまった。修理に出すと2、3日車を預けることになるのだが、ちょうど車が必要な週だったのですぐ修理に出さず、しばらくは運転席から後部座席に身を縮めてなんとか移動し、後部ドアから乗り降りする、という不便な状態だった。毎回エクササイズだと思って我慢した。その後、修理に出して運転席側ドアは直してもらったが、今度は助手席側のドアが、部品がサビてダメになり開かなくなってしまった。

あとは、ここ1か月以上エアコンが壊れている。これもサビで穴があいているそうだ。エアコンの部品を交換しないと直せないので、日本から部品取り寄せで1か月待ち。常夏でエアコンが効かないのは結構きつい。昼間、窓を開けて走っても車内温度が軽く40℃を超えてしまう。学校のお迎えに行く午後3時頃は一番暑い時間帯なのだ。最初の頃は車内が暑すぎて、外に出た方が涼しいぐらいなので「なんでこんなに暑いの!」とイライラしてた。あまりに暑いので一体何度あるのだろうかと、車内に温度計を置いて温度を測りだしたら、こうすれば気温が下がるとか、こうしたら暑い等、理科の観察みたいになってきて、気がつけばイライラしなくなっていた。ストレスの矛先をちょっと変えてみると、思いのほか効果があるものだ。

今はその観察結果による対処法でなんとかやっている。車を炎天下に置いて車内が高温になると(45〜50℃)、エアコンなしで窓を開けて走っても下がる温度はせいぜい3〜5℃なので、たいして涼しくはならない。エアコンが効かない車は、最初から炎天下に駐車しないのが一番効果的。真夏にエアコンが壊れたけど、すぐに修理できない方はぜひ以下の対処法をお試しください!

<真夏にエアコンが壊れた車に乗るコツ>

1.日陰に駐車して、車の窓を数センチでも開けておく。そうすると車内温度が外の温度と同じくらいにキープされるので、それほど暑さを感じなくて済む。熱くなった車でも、日陰に移動させて窓を開けて1時間置いておくだけで温度は下がり涼しくなる。

2.炎天下に駐車して車が熱くなっていたら、フロントガラスとボンネットに水をかける。水の気化熱効果ですこし涼しくなるような気がする。

3.氷の入った冷たい水筒を用意して、冷たい飲み物をこまめに飲んで体を冷やす。

2017-10-10

空港

[]アメリカへ行くマーシャル人

ハルカの親友のマーシャル人ジュスリンが、5月にアメリカへ引越して行った。彼女はアメリカで生まれて、1歳からマーシャルに来て、それ以来ずっとお母さんと離れ、おばあちゃんの元で育てられていた。私はそのおばあちゃんとママ友のような関係で知り合いなのだけれど、お父さんが日本人で日本人の血が流れているおばあちゃんは、まさにスーパーおばあちゃん。賢くて働き者なので、おばあちゃんなんだけど現役のフライトアテンダント。バリバリ仕事して家計を支え、お母さん代わりに孫たちのお世話も、家事全般も料理もして、車の運転もおばあちゃんがこなす。さらに車が壊れたら、修理もおばあちゃんがする。本当にすごい。おばあちゃん、お母さん、お父さん、の一人三役、という感じ。海外でキャリアを積む娘たちの2人の子どものお世話をマーシャルでしていたのだけれど、体調を崩してしまったので、ジュスリンのお母さん(おばあちゃんの娘)が、アメリカで我が子と姪の2人をしばらく引き受けることにしたそうだ。

アメリカへ出発する日、ハルカと一緒に空港へ見送りに行った。おばあちゃんは、赤ちゃんの頃からずっと我が子のように育ててきた孫をアメリカに行かせたくなかったらしい。そりゃ寂しいよね...。でもジュスリンは、アメリカに行ける!飛行機に乗れる!とウキウキ気分で、空港でもいつものようにおばあちゃんにアイスを買ってくれとねだる始末。おばあちゃんの心、孫知らず…。もう飛行機の時間になっていよいよお別れというときに、もう一人の3才の孫が「おばあちゃんは一緒に来ないの?」と言い出して、来ないとわかると「おばあちゃーん!」と叫んで号泣し、泣きながら手荷物検査のほうへ入っていたときには、見送りに来ていた全員が涙。

その後、孫二人はオクラホマの田舎町で楽しく暮らして学校にも通っているけれど、マーシャルに帰りたいと言っているそうだ。アメリカに住んでるマーシャル人は、国の人口に対して結構多い。というもの、アメリカとマーシャルは1986年に二国間で結ばれた自由連合協定(コンパクト)により、マーシャルのパスポートを持っていればビザなしで、アメリカに暮せるし、働けるからだ。アメリカに住むマーシャル人は約22,000人。それに対し、マーシャル国内の人口は約60,000人。2015年に行われた国会議員選挙では、アメリカに住むマーシャル人の在外投票を認めたところ、アメリカからの票が大いに影響し、番狂わせが多く起こった。そのため、次の選挙からは在外投票は認めないという法律が作られた。

アメリカにはマーシャル人が集まって住んでいる街がいくつかあり、アーカンソー州のスプリングデール、ハワイ州、ワシントン州のスポケーン、カリフォルニア州のコスタメサ、グアム準州、オクラホマ州ブロークンアローなどが代表的な場所。親戚が住んでいる場所に転がり込むように片道切符で行けば、とりあえず寝場所はあるし、子どもの学校も、マーシャルよりいい給料の仕事もある。多くのマーシャル人が暮らすアーカンソー州のスプリングデールには大規模な鶏肉工場があり、マーシャル人でも行けばすぐに、マーシャルの最低賃金の2.5倍で雇ってもらえるという。また仕事だけでなく、教育と医療もマーシャル人にとってアメリカ移住の目的となる項目だ。子どもの教育に関しては、アメリカへ行けば公立校へ無料で通えるので目的は果たせるが、医療となるとマーシャル人はビザなしで暮らせるけれどアメリカ国民ではないので、基本的には生活保障は受けられず、医療費も支払えないのであればアメリカの医療を受けることができない。これは州によって、医療のサポート事情は異なるようだ。また、英語が全く話せないと、車の免許を取ることも難しいし、車がなくて通勤できないと仕事を得るのも難しくなる。甘い考えで行くと厳しい現実に直面することになるのだろうが、アメリカでもマーシャル人の住む土地にはマーシャル人の教会があり、そのコミュニティでいろいろ情報を得たりサポートしてもらえるようだ。

マーシャル育ちのジュスリンがアメリカ生活を経験してまた帰ってきた時、どう成長しているのだろうか。今から会うのが楽しみだ。

↓見送りの人々で混み合う空港

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2017-09-20

カヌーハウス

[]カヌーハウスへ社会科見学

ハルカのクラスでは、社会の授業でマーシャル諸島について勉強している。先週はマーシャルの航海術がテーマ。担任の先生はアメリカ人で夏にマーシャルに来たばかりなので、マーシャル文化について詳しく知らない。そこで先生の要請に従って、主にPTAクラス役員の保護者が中心となり、マーシャル文化について教えたり社会科見学をアレンジして、クラスを手伝っている。今回は航海術がテーマなので、WAMカヌーハウスへ社会科見学に行った。子どもたちは学校からカヌーハウスまで車で移動する。車を出して同行できる保護者を募集していたので、私も一緒に行くことにした。

今回子どもたちに話をしてくれるのは、WAMカヌーハウス代表のオルソンさん。ここではマーシャルの伝統カヌーの作り方や航海術などを教える職業訓練を行っている。カヌー文化を若い世代に伝えるという役割だけでなく、学校を中退した若者たちが手に職を得て、社会で働いていけるように訓練をする目的もあるという。実際、学校中退した若者の中には、小学校中退や中学中退も珍しくないので、職業訓練の内容はカヌーのことだけでなく、基礎的な英語や数学も学ばせるそうだ。素晴らしい取り組みだと思う。太平洋諸島ではカヌー文化がそれぞれあるが、カヌーやカヌーハウスは男だけの場所、という国もある。その点、マーシャルではカヌーハウスも男女問わず出入りできるし、技術も学べるそうだ。

ディズニー映画「モアナ」に出てくる人物マウイのマーシャル版だと評判のオルソンさん。子どもたちのためにマーシャルの伝統的な衣装を着て、マーシャル語でお話をしてくれた。オルソンさんのもうひとつの顔は役者。マーシャルの映画にマーシャルの神様役で出演もしている。普段は気さくな笑顔で冗談好きな感じなのに、今回は真顔で迫力ある語りに、子どもたちはすっかり引き込まれていた。それも友人がカヌーハウスを訪れた途端に素のオルソンさんに戻ってしまい、そこから英語になったり冗談も出て、みんなを楽しませてくれた。「モアナに出てくる山は、コスラエ島のスリーピングレディがモデルだから、女の子を乗せてここからコスラエまでアウトリガーカヌーで行けば、映画とまさに同じだよ」とオルソンさん。リアルなモアナの世界がこんなに身近にあるとは!

マーシャルのカヌーには、近所で釣り用、ラグーン用、外海航海用と3種類の大きさがある。地図もGPSもない時代に、潮の流れと月や星の位置で方角を定め、700km離れた島まで航海できる大きいタイプでは、50人程乗れる大きさで移動していたそうだ。知らなかったマーシャル語も習った。航海中、男たちは一生懸命カヌーを漕ぎ、その横で女たちはチムチムするらしい。チムチムとはマーシャル語で応援、チアーリーディングのこと。女たちが踊りながらチムチムすることで男たちは頑張れるらしい。ただ、これは一般的にはほとんど知られていない単語で、消えゆく昔の航海用語、といったところのようだ。同行した私もいろいろ学べて満足な社会科見学だった。

↓カヌーハウスの目の前は海。

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2017-09-10

[]肌は何色?

雨の日の日曜日、家で子どもたちとお絵かきをした。大きな画用紙に、色鉛筆、クレヨン、水彩絵の具を準備して、本格的にお絵かきの時間を楽しんだ。小さい頃から絵を描くことが好きで上手だったハルカとは、よく一緒に絵の具を出して絵を描いたけれど、お絵かきに興味がないコウとは一緒にお絵かきをした回数が断然少ない。いい機会なのでクレヨンで描いた絵に、絵の具で色を塗る絵を一緒に描いてみた。コウは、校庭に自分と双子の友達がいる絵を描いた。じゃあ次は絵の具で色を塗ろうね、と言って顔に塗る色を絵の具箱から選ばせると、コウが選んだ色は「こげ茶」。ええー!これはちょっと色が濃いんじゃない〜と私がつい口を出すと、「茶色」にした。完全にマーシャル人の肌の色が基準になっている。

昔は「はだ色」という色がクレヨンにも絵の具にもあって、私が子供の頃に塗り絵で肌を塗るときにはこれ、と定番色だったが、今の子供たちの世代では「はだ色」は存在せず、「ペールオレンジ」もしくは「うすだいだい」という表記になっている。肌の色は人それぞれであるのに、ある一色を「はだ色」と決めつける表現はおかしい、ということなのだろう。コウは、肌の色と聞いてまず「こげ茶」を選んだ。子どもに付き合っていると面白い。大人の私からは出てこないような、無邪気で自由な発想をしてくるから。

↓肌は何色?

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↓コウの腕を見ると、こげ茶でも正解という気がしてきた...

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母 2017/09/18 14:59 コウちゃんは完全にマーシャル人の肌の色が基準になっているのですね。

ミカミカ 2017/09/27 10:45 育った環境が自分の基準になるのかもねえ。

2017-09-05

ビーチで遊ぶ

[]それぞれの新学期

日本で楽しい夏休みを終え、8月上旬から新学期が始まった。ハルカは5年生に、コウはプリキンダーに進級。こちらの学校では6年生からは中学生になるので、ハルカは今年が小学校最後の年になる。気がつけば、娘がマーシャルで小学校を修了することになるとは!ハルカの今年の担任の先生は、新しく来た南アフリカ育ちのアメリカ人女性。前任はサウジアラビアのインターナショナルスクールで10年教えていたそうで、パワフルで明るいベテラン先生。カリキュラムや指導方針も保護者にしっかり説明してくれるし、英作文に重点を置いた授業を毎日楽しくやっていて、今年はいい先生に恵まれて本当に良かったと思う。コウは昨年と同じフィジー人の先生。仲良しの双子の男の子も一緒で、新しく入った中国系の男の子1人も仲間に加わり、男子4人でいつも遊んでいる様子。1クラス28人ほどいる中で、男の子はこの4人だけ。すっかり強い女の子たちに支配されているクラスのようだ。

私は今年の2月頃から、ハルカの学校の中学生・高校生の日本語教育に携わるようになった。きっかけは、学校に日本語教師が不在になってしまったため、日本語授業が打ち切りとなり、それでも日本語の勉強を続けたいと言う生徒がいたので、放課後に日本語クラブを作って顧問をしたのが始まり。日本語教師の経験もないので大変だったけれども、助けてくれる人もたくさんいたおかげで、日本語クラブは充実した活動になった。5月には日本語クラブの生徒たちが、日本語スピーチコンテストに参加し、毎日スピーチの練習を指導して、この頃が一番多忙だった。ボランティアの域を超えた労働量だったけれど、それ以上に喜びや私が得られたものがあったので、とてもいい経験になった。おかげでブログ更新もすっかり滞っていました...。

新学期からは日本語教師の方が赴任されたので、日本語授業が再開された。日本語教師が不在の期間に日本語を次につなぐ、という私の役目は果たしたのだが、校長先生から引き続き日本語のサポートをしてほしいと言われたことと、私が少しでも役に立つのであればお手伝いしたいと思い、現在は週2〜3回日本語授業で先生のお手伝いをしている。日本語クラブを通して顔見知りの生徒もいて、彼らに日本語を楽しく学んでほしいし、少しでも伸ばしてあげたいなと思う。私もお役に立てるように日本語の勉強をしなくてはいけない。


↓マーシャルは、やっぱり海!

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2017-04-20

販売したクッキー

[]ヤードセールス

学校のPTA行事で、校庭でヤードセールス(バザー)があった。各家庭からまだ使える不用品などを持ち寄り、クラスごとのブースでそれを販売し、売上は学校に寄付。寄付されたお金はクラス費となり、ハルカのクラスでは5月に予定の遠足費に充てる予定。今年はハルカが友達とクッキーを売りたいというので、私もお手伝い。当日の朝に、クッキーを大量に焼かないといけなかったので、前日から準備ができるアイスボックスクッキーを作ることにした。マーシャルでは売っていないサクサクなクッキーを、5枚ずつ小袋に入れラッピングし(日本人的!)1袋1ドルで販売した。

ハルカのクラスのブースには、TMくんのママもお手伝いに来ていて、時々おしゃべりしながら一緒に売った。TMママが作って持ってきたものは、ルゴルというマーシャルでは一般的なココナッツミルクの甘い飲み物。これがとても人気だった。1杯50セントという価格もお手頃なせいか、TMママが「ねえ、ルゴルあるわよ」と通りすがりの人にマーシャル語で声をかけると、たいていの人は買う。ルゴル最強(笑)。TMママのルゴルは一番最初に売り切れとなった。

私のクッキーもだいぶ売れた。ヤードセールが始まってから3時間ぐらい経つと暑いし疲れて、子供たちはもう帰りたいと言い始めた。フード系を全部売り切ってしまえば帰れると思ったので、残りのクッキーを全部コウの担任の先生に安くたたき売りして完売にし、引き上げてきた。全部で約80ドルの売上になり、全額を学校へ寄付した。その後、クッキーを買った人から「すごくおいしかった!」とか、「レシピを教えてちょうだい」と言われて、嬉しい思い出となったヤードセールだった。

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2017-03-05

[]教育週間

先月、マーシャルでは教育週間という一週間があった。教育省が主催となり、教育や勉強に関するさまざまなイベントが学校対抗で行われた。その一つに算数大会があった。これにハルカが学校代表で選ばれ、大会で問題を解き、4年生の部で3位になった。素早い計算力を競うテストだったようで、日本の小学校で勉強をしている子たちに比べたら全然かなわないレベルだと思うが、「私は算数できるんだ!(マーシャルでは)」という自信をつけてあげられたので良かった。

別の日には、サイエンスフェア(理科の実験発表)、マーシャル語スペリング大会も開催されていた。サイエンスフェアには、ハルカのクラスが参加していたので見に行った。広い会場に汗をかいた子どもたちがいっぱいで、入った瞬間、運動部の部室のような臭いが...。それに堪えてハルカたちの実験を見に行く。「洗剤で走る船」という実験を見せてもらった。サイエンスフェアも学校対抗で、優秀なクラスは表彰されていた。残念ながらハルカのクラスは表彰されなかったけれど、学校の全校集会で、頑張りましたね!と校長先生からクラス全員が賞状をもらった。こちらの学校教育は日本に比べるとずいぶん適当というか、物足りない面と感じることも多いけれども、生徒をみんなの前で褒めて自信をつけさせる機会が多いという点は、良いことだと思う。

サイエンスフェア↓

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ハルカのクラスの実験↓

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母 2017/03/20 19:08 ハルカちゃんは3位になりすごいですね。

2017-03-02

[]おにぎりファン

このところずっと、ハルカは学校へ毎日簡単なランチを持っていっている。基本は、おにぎり(またはサンドイッチ)とゆで卵、フルーツという感じ。学校の給食が口に合わず、食べられない日は持参のランチを、食べられそうなメニューの日は両方食べているようだ。生徒のほとんどは給食を食べるので、持参のランチを出していると目立ち、みんなが「何食べているの?」「わたしにも分けて!」と集まってくるそうだ。

私がよく持たせるおにぎりは、最近我が家で人気の「塩昆布+ゴマ油」の混ぜご飯おにぎり。マーシャルの子は昆布なんて見たことも食べたこともないので、「ウッ!それ何?ミミズ??」と聞かれるらしい。そんな質問にもハルカは慣れっこで、「あたしがミミズを食べると思う??これは海藻よ!」と答えておいしそうに頬張っているそう。ハルカの仲良しの友達にだけは、おにぎりを分けてあげていたら、すっかりおにぎりファンになってしまい、今では私はその子の分と二人分のおにぎりを用意している。その子はもし将来自分の家が持てたら、「庭を昆布のおにぎりで埋め尽くすのが私の夢だわ!」とまで言っているらしい...。

大量に日本から持ってきた塩昆布もついになくなってしまい、ハルカには梅干しおにぎりを用意した。梅干しはさすがにお友達は食べられないだろうと私もハルカも思っていたら「食べたい!」というので、酸っぱいよと言って食べさせたら大丈夫だったそう。「おにぎり=おいしい」という図式が出来上がっているのだろうか。すっかりおにぎりファンだね。

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母 2017/03/03 15:07 おにぎりは美味しいですね。

ミカミカ 2017/03/06 14:14 暑いから、お弁当箱に詰めたお弁当よりも、おにぎりがいいそうです。

2017-02-15

[]民間医療マーシャリーズ・メディスン

マーシャルでたまに聞くのが「ブラックマジック」という言葉。日本語でいうと黒魔術。誰かにブラックマジックをかけられると、その人には急な体調不良や、不運が起こるらしい。怖い!深夜に民家から離れた空き地などで焚火を囲んでいるグループがいたら、それはブラックマジックの儀式をしている可能性大。呪われるのは怖いけれど、この逃げ場のない小さな島社会で、身に余るほどの強い怒りや恨みを抱いてしまった人にとっては、ブラックマジックをかけることで少し気が晴れて本人の精神の安定につながるのであれば、これは精神的な民間医療なんだなと思う。

ブラックマジックは誰でもできるわけではなく、呪術師とされている人物がいないとできない。呪術師は呪いをかけるだけでなく、民間医療も行っている。「マーシャリーズ・メディスン」と呼ばれる薬草を使った手作りの民間薬を作ることができ、これが不思議と効くらしい。飲み薬もあるけれど、塗り薬の効き目は評判があるようで、ココナッツオイルをベースに薬草を調合して作る。これでおできが治った、皮膚病が治った、という話もよく聞く。

さて、コウが幼稚園から謎の皮膚病をもらってきてしまった。病院に行ったけれど、こちらにはきちんとした皮膚科がないので検査もできず、正確な病名は不明。病院の先生によると感染する皮膚病のようで、痒い小さな湿疹が腕と足にできた。早めに病院に行ったのに適切な処置を受けられず、症状は悪化する一方で、痒いプツプツが全身に広がってしまった。マーシャルではよくある皮膚病のようで、人に相談すると「ああ、それならウチの子もかかったことある。病院の薬はなかなか治らないけれど、マーシャリーズ・メディスンならすぐ効くわよ」と3人から聞いた。

ちょっと試してみたいなあと思っていたところ、コウのクラスの補助のマーシャル人先生の親類が薬を作れるそうで、コウの薬を作ってくれることになった。早く塗りたかったけれど、頼んでからすぐにはできない。それはわかっていたが、週明けにはできるかなと期待していた月曜日、「週末は酒を飲んでしまって薬を作れなかったの。今週作らせるわ。」と先生。薬を頼んでから10日程経過し、その間に病院で担当医を変えてもらって処置も変わり、おかげでコウの皮膚の症状も快方に向かっていた。

そしてついにマーシャリーズ・メディスンも作ってきてもらい、手に入れることができた。この薬はただの民間薬ではなく、コウのために特別に作ったものだから、ルールを必ず守らないといけないとのこと。そのルールとは、コウの両親以外の人は誰もこのボトルに触れてはいけない。子供たちもダメだし、他人もダメ。母親か父親が手にオイルを取り、コウに塗ること。もしコウ以外の誰かがオイルを必要としたら、母親か父親の手で塗ってあげるのはOKだけど、ボトルを手渡して使わせるのはダメ。オイルがなくなったボトルを捨てるのもダメ。もしルールを破ると、薬の効き目がなくなるから必ず守るように注意された。どうやら、おなじない込みの薬のようだ。いろいろな薬草らしきものが入ったボトルのキャップを外して中を見てみると、人の毛が一本入っていた。これは....ただゴミが混入しただけなのか、これもおまじないの一種なのか...。とりあえず、足にだけ塗って様子をみたら、皮膚病に効いているかはどうかは不明だけれど、アトピーの部分にはよく効いているようだ。塗ると痒みが治まるし、肌がベタベタしないので、コウは気に入っている。なかなかスッキリと完治しないので、早く治ってほしい。

↓マーシャリーズメディスン

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母 2017/02/24 15:35 コウちゃんの皮膚病が早く治るといいですね。

ミカミカ 2017/03/06 14:16 いつも夜に引掻いてしまうのでその対策をしたら、だいぶ良くなりました^^

2017-02-07

[]ネット断ち約3週間

気がつけば、久しぶりの更新となってしまいました。その訳は、年末よりマーシャルの国全体でインターネットが使えなくなっていたから!グアムから引いている海底ケーブルに修理箇所が見つかりその工事をする為、12月末から1月にかけて当初は10日間、国全体でネットが使えなくなる予定だった。まあ、そこは予定通りにいかないのがマーシャル。我が家でネットが使えなくなったのは予定されていた開始日の翌日からだったが、なぜか地域によって時差があり、最後まで使えていた人は我が家が不通になってからも、4日後まで使えていたらしい。工事の終了日も延期、延期を繰り返し、ようやく3週間後に完全に元通りにネットが使えるようになった。

ネット不通で、個人は我慢すればいいが、会社では今の時代、ネットがないとメールチェックすらできず、仕事にならない。銀行は送金業務はできないので停止する、クレジットカードがどの店でも使えなくなる、など予想以上に混乱をきたした。10日以上ネットが使えない状態が続くと、さすがに困る人が増えて「電話局、どうにかしろ!」という声が大きくなった。電話局は急遽オーストラリアから回線を購入して、政府機関や会社などネットが必要なところに「今日は〇時から1時間だけ」という具合に順番に時間制限をして使えるように緊急措置をした。最初からそうすればよかったのに…。これも何時から使えるようになるのかは事前に教えてもらえず、会社にいると電話局から「今から1時間使えるぞ!」と急に連絡がきて使える、という状況。すべてが、さすがマーシャル!という出来事だった。

というわけで、年末年始はメールも、SNSも、Youtubeもなし、パソコン・スマホ・タブレット端末を全く「見なくていい」状態だった。ネット断ち1日目はまだつながるかな?と気になり見ていたが、完全に諦めた2日目からは、これまでネットに使っていた時間が、新たな自由時間として使えるようになり、時間が増えて妙にすがすがしい気分で良かった。子供とおもちゃでじっくり遊んだり、一緒にお料理したり、夜はDVDで映画をみたりして過ごし、みんなでハリーポッターを1〜6まで観た。家族ではいい時間が過ごせたと思う。逆に不便だったことは、気軽に料理のレシピ検索ができない、病気の症状などを調べられない、日本の家族に国際電話以外の手段で連絡ができない、日本のニュースが全く入ってこないので完全に浦島太郎になれるなど。

3週間ネット断ちすると今度はその生活に慣れてしまい、ネットが復旧した後は「ネットのために自分の時間を使わなくてはいけない」という感覚になってしまった。他にすることがたくさんあるので、メールやSNSに時間を取られるのが面倒、と感じるように。完全にネットに対する考え方が変わったのは確かで、今後は自分で便利な部分だけ選んで使っていきたいと思う。

↓年末はレゴでかなり遊んだ。介による「100人乗っても大丈夫!」なレゴの作成。

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母 2017/02/24 15:43 年末年始は子供たちは大喜びだった事でしょう。