正確な情報

暦どおり暖かな春の朝。昨夜は降ったとみえ道路が濡れている。時間とともに青空が広がる。春休み間近の小学生が先生の引率で四つ池に野外学習に行くのか、ウチのまわりが賑やかなことだ。雨上がりには畑の草取りが最適。一汗かく。

 畑のホトケノザ 3/22


先日の緑化センター、季節の花めぐりでのこと。ホトケノザが群生している場所で先生が説明をする。日頃馴染みのない町の人たちは「かわいい」とか「愛嬌のある花」などと言って嬉々としている。畑や庭でホトケノザの繁茂ぶりに悩まされている人たちは冷ややかな態度で彼ら、彼女らを眺めている。こんな雑草ひとつのこと、置かれた立場によってこんなにも評価が違う。

 ホトケノザ花 3/22


原発事故で放射性物資が漏れた。国民の生命と財産を護る立場の政府や大衆の立場に立つマスコミは過剰反応する。コトの理屈が分かる識者や原発に携わった識者はそんなに心配することないと発言する。これもホトケノザと同様、置かれた立場で評価が違うが、命に係わる問題だけに冷ややかな態度で眺めているだけでは済まされない。


結局は国民の自己責任で対処するということだろう。そのためには、正確な情報を流してもらうことが何より必要だ。テレビである識者が言っていた。ほうれん草の葉に付着した放射性物質は水や湯で洗い流すことにより減らすことができると。ほうれん草を生で食べるのはポパイくらいだ。大抵は湯がいて食べる。それならどうだ?ハウス栽培したものと路地栽培したものでも違う。 難しい単位の数字よりこの辺を国民は知りたい。