デジタル放送


台風による厳しい暑さの一服がまだ続いているようで、エアコンの世話にならずに過ごせた一日。早朝のウォーキング。丘陵地の農家の庭先、木陰の間からパッと明るい彩が見え隠れする。近づくにつれその様子がわかってきた。アメリカ芙蓉の大輪だ。草丈が2mほど。花の直径が20cm以上。大輪のハイビスカスといったところだ。いや、そんな例えより「ムクゲ」がなでしこジャパンのメンバーなら、さしづめアメリカ芙蓉はアメリカの身長180数cmのワンバック選手といったところだ。


きょうの正午をもってアナログ放送が終了しデジタル放送に移行した。国家的事業に違いないから放送局が騒ぐのも無理からぬ話だろう。鮮明な映像、きれいな音、双方向などとデジタル移行のメリットが語られるが、マニアックな人にはいいかもしれない。大多数の情報を得るためにテレビを見る人たちにとっては、わざわざテレビを買い替えることまでする必要性はどこにもない。


自分もそうだが大多数の人は「仕方なく、壊れてもないものを買い替えた。」ということだろう。だから、ウチは4台の内1台だけの買い替え。ケーブルテレビが2015年まではデジタル放送をアナログに変換して流してくれるので買い替えせずに見ることができる。      


デジタル移行により空いたアナログ放送の電波帯を何に使い、それは国民生活にこう寄与するものだからという説明が全くなされてないと思う。「女房も畳もテレビも新しいほどいいに決まってる」これらが、タダで新しくなればのこと。国民が無駄だと思えるような散財をするわけだから、せめてデジタル移行の必要性を納得できるような説明をすべきだと思う。