藤の花


5月の声を聞いて周りの景色がそれとなく初夏の気配を漂わせている。名古屋での例会。電車の中でも、ターミナルでも白いセーラー服の女学生の姿がいやが上でも初夏の景色だ。朝のウォーキング。雑木林では、いつの間にか藤の花が咲いている。春の終わりを告げるように、淡い青紫の花房を垂らして優艶に咲き誇る藤だ。


藤の名所といわれる所とか藤園では藤棚などで人工的に演出されている見事さがある。ゴルフ場でいえば毎年マスターズが開かれるジョージア州オーガスタのナショナルゴルフクラブのようなものだ。山や雑木林の中で見る自然のままの状態の藤もそれは、それで魅力がある。ゴルフ場でいえば毎年全英オープンが開かれるセント・アンドルーズを初めとする人の手を加えない「あるがままの自然」残したリンクスコースといったところだ。どちらかといえば、後者の方に魅力を感じる。


「優艶に咲き誇る藤」はなぜか、芸能人にも波及している。藤あや子藤純子藤圭子。彼女らの芸名は、やはり藤の花を意識してのネーミングだろうなぁ〜。藤の花は色々なことを連想させてくれる。