野ばら


予報では雲マークと雨マークだったのに朝から青空。もうけモンの一日だ。あすからの雨に備えて野良仕事がはかどった。夕方からは予報通りの雨だ。そして、夜のニュースで梅雨入りを伝えていた。けさのラジオ深夜便、6月8日今日の誕生日の花はノイバラと伝えていた。毎日のウォーキングコース、丘陵地の稜線上の畑の土手から道路沿いに這うように白いノイバラが10日ほど前から咲いている。今年も咲いたかと取り立てて目もくれず毎日通り過ぎていたが、きょうの誕生日の花と聞けば黙って通るのも失礼かと思いパチリ。


このノイバラ、 ♪ わらべは見たり 野中のバラ・・・・のバラであり、世界にあるバラの原種だそうだ。そういえば、近所のバラ屋敷の主はこのノイバラを接ぎ木したり挿し木したりしている。農家の方からは嫌われている。土手の草刈りをしてもトゲがあって厄介らしい。ノイバラ、誕生日の花にとりあげられたのを機に見直した。この秋に赤い実をつけた時からはもう少し目をかけてやろう。




先月トルコ旅行から帰ったその週に高校の同窓会があった。昭和35年の多治見高校卒業生9クラスが毎年幹事を持ち回りで開催している。今年は趣向を変えて多治見の名刹虎渓山永保寺で住職の法話を聞いて精進料理で懇親会をした。130数人が集まり盛況だった。ひそひそ話でこんな会話があった。「聖職者である雲水さんに食事やらデザートを運ばせて、こちらはあぐらをかいて一杯ではどうも気が引けるなぁ〜」「国宝のお寺と言っても、台所は火の車。ギリシャとおんなじや。なりふり構わず儲けなアカン」




きのうの朝のラジオで、元国税庁長官だった方が語っていた。EU諸国がなぜ火の車のギリシャの支援に躍起になっているかということは、ロシアが黒海から地中海へと進出して来ることに対するEUとしての守り役がギリシャになっているからだ。ギリシャがいつまでも立ち直れないなら隣のトルコをEUに加盟させてその役を果たしてもらおうという動きが出ている。と。


トルコ旅行中に現地ガイドのオスカーがトルコのEU加盟は焦らなくてもその内向こうから頭を下げて来る。と言っていた意味が分かった。「これから50年、世界はトルコを中心に回る」という学者がいるようだけれど、まんざら、大風呂敷でもなさそうだ。