狼狽・ロウバイ


肌に触れる北風が痛いほどのけさのウォーキング。年が明けてはじめての冷たさだ。暖冬も一服のようだ。


先日召集された通常国会安倍総理が「挑戦、挑戦」とあんまり叫ぶもんだから、寝た子の北朝鮮をどうも起こしてしまったようだ。国際社会を”狼狽(ろうばい)”させてやろうと、きのうの昼には「特別重大放送」で仰々しく伝えて見せた「水爆実験成功」だ。



けさのウォーキングの道すがら、国際社会の”狼狽”をよそに知人宅に立ち寄り今年のロウバイぶりをウオッチング。異変だ。暖冬で葉が落ちないうちに花が咲いてしまったとの亭主の解説だ。例年なら、12月の末ごろからロウバイの花が咲いているのが道路脇から見える。今年はいっこうにそんな様子が見られない。立ち寄りしてわかった。花が葉に隠されているのだ。


ロウバイは12月下旬頃から咲き出す。花の少ない季節に咲く、うれしい花だ。「”ろう細工”の梅に似た花」からロウバイの名になったらしい。



北のあの領袖は、孤立を深めてでも「水爆保有」によってうぬぼれの極みへと突き進んでいくのだろうか。その果てには何がある。スイセンの花を手土産に贈ろうか。花言葉は「うぬぼれ」だ。云いえて妙だ。
                 

新しい年に代わってまだ1週間。わが身では、パソコントラブルで狼狽するは、世間に目を転ずれば、はるか彼方の中東でサウジアラビアとイランの混迷も遠くのことと思っていたら、われらが眼前もまたすさまじい。おとといの日記のタイトルを一茶の俳句「めでたさもちゅうくらいなりおらが春」をもじって「までたさも 中くらいどころか おらが春」とした。


それから3日も経たぬ、まだ松もとれぬうちのロウバイ騒動だ。