ハワイ島に釘づけ


雨の大型連休明け月曜日。世間のサラリーマンにとってこんな嫌な日はないだろう。ごくろうさまです。サンデー毎日のクマさんでさえ、朝6時25分からのテレビ体操をさぼってしまった。まさに、ブルーマンデーだ。




先週はテレビでハワイに釘づけになった。ひとつは、キラウエア火山の爆発。もう一つは金曜日NHK総合で放映された地獄の超長距離レースだ。どちらもハワイでもハワイ島でのことだ。州都ホノルルのあるオアフ島からは南へ飛行機で約1時間のハワイ諸島最大の島なのだ。

                                   

2月の生涯学習講座「ハワイ」の講師は同島生まれの日系2世で、同島にこそ本当のハワイの良さがあると相当吹き込まれたせいか、11年前にホノルルから日帰りのオプション旅行で一度行ったことのあるハワイ島に今度は泊まりでいってみたいと思うようになっていた矢先のニュースやら番組の放映だった。



キラウエアは広大な溶岩地帯の中に登山道が延々と続いている。これでも島かと思える広さだ。(島は岐阜県とほぼ同じ面積)米ソ冷戦時代の宇宙開発競争で、米国はソ連に遅れをとるまいと、ハワイ島の溶岩地帯で月面着陸の写真を撮って一歩先んじたことにした。そのことがまことしやかに語られていた。自分も半ば信じていた。現地に来てみて、誰もこの場所を見れば信じるわなぁ。という感じを抱いた。


2007年当時の写真がパソコンが落雷に遭って、データが残っていないのが残念だ。クマさんの日記のデータは開設時から残っているが、書き始めて1年余りのことで写真は1日1枚だけ。ハワイ旅行のことも他愛のないことくらいしか書いてない。カミさんは、日本時間と現地時間を使い分けて2度の誕生祝いのもてなしを受けた。2度の誕生祝いで1歳しか歳をとってないとご満悦。



それはともかく、我々がキラウエアに行ったとき、地表から水蒸気が吹き上がる光景は北海道の硫黄山や別府の地獄谷で見かけて馴染みはあるが、あの荒涼たる周りの景色の中で目の当たりにすると、いつ爆発を起こしてもおかしくないという感じを誰もが抱くのではないだろうか。テレビのニュースを見ながら被災された現地の人は気の毒だが、我々の行ったとき、爆発が起こらんでよかったねと語らうのだった。




もう一つの釘づけ。ハワイ島で地獄のような超長距離レースが行われた。250kmを一週間かけて走りぬく。賞金ゼロの過酷なレースになぜ挑むのか?世界のランナーたちのドラマを描く。地上の楽園、常夏の島ハワイで、地獄のような超長距離レースが行われた。フルマラソン6回分にあたる250kmを一週間かけて走りぬく。中継点の寝泊まりはテント。         


標高2900mのマウナケアでは空気は平地の半分以下、夜の気温は5度。変動の激しい気候と火山島ならではの足場の悪さにぼろぼろになるランナーたち。彼らはなぜ走るのか?あるものは誇りをかけて。あるものは自分の弱さに打ち勝つため。賞金ゼロの過酷なレースに挑んだ世界のランナーたちのドラマを描いていて面白かった。


旅番組の要素はまったくなし。溶岩ゴロゴロの台地、荒涼たる平原。ハワイ島にもこんなところがある。そんなことがわかる程度。人間の極限に挑戦するヒューマンドキュメントだ。日本からの挑戦者は3位に入った。


※あすから当分の間、日記はお休みさせていただきます。(術後の状況がどうなるか見当がつかないため)