男冥利 サッカー監督


強風の中、日が射したり、突然降り出したり、おまけに蒸し暑い。なんとも不安定な一日だ。きょう6月29日の誕生日の花はクチナシラジオ深夜便は伝える。昨夜から日付をまたいでのサッカーW杯テレビ観戦で、ラジオ深夜便の伝える解説も半分夢の中。そこで、昨年の日記のカキコより解説を借用した。


クチナシは、この地では6月上旬が見頃のところが多い。樹高1-3 mほどの低木。開花当初は白色だが、徐々に黄色に変わっていく。花にはジャスミンのような芳香がある。10-11月ごろに赤黄色の果実をつける。ただし、八重咲きの種類のクチナシには果実がつかないという。われらがグラウンドゴルフのホームグランド桜公園の土手には八重のクチナシが群生している。すでに盛りを過ぎている。


名前の由来は果実が熟しても割れないため、「口無し」という説が有力。乾燥した果実は古くから黄色の着色料として利用されている。タクワンや和菓子などだ。わが家でも昔おせち料理のきんとんに使ったことがある。



けさのウォーキング、昨夜のW杯サッカーの話題で話が弾んだ。やはり、負けてる試合で消極的なボールまわしを続けさせた監督の采配の功罪が最大の関心事だった。ゴジラ松井秀喜が星陵高校時代に甲子園で5打席連続四球で打たせてもらえなかったときの監督の采配が時の話題となった時のことを思い出した。


星陵と対戦した明徳義塾の監督の采配に「勝利が全てではない」と否定的な意見より、勝利を目指す「戦術」として肯定する意見の方が大勢を占めていた記憶だ。今回の日本代表も「目の前の試合に負けて、上のステージにあがる勝負に勝つ」賭けに出たということだろう。



大変大きな賭けだ。プロ野球でも阪神在籍時の新庄剛志が巨人戦で敬遠の四球のボールを打ってサヨナラ安打としたことが語り草となっているように、ボール回しをしているボールがポーランド陣営に渡り、追加点になることだってある。それより何より、その間に同時進行のセネガル対コロンビア戦でセネガルがコロンビアから得点するかもしれない。


攻勢に出て自力突破できる引き分けに持ち込むか、セネガルの負けに賭けるか。監督は後者に賭けた。監督人生でこんな指示を出したことは、前代未聞だろう。「スコアはこのまま、リスクは冒すな、不用意なファウルは避けよ」。これで、予選リーグ敗退となったら、頭を丸めずして帰国はできなかっただろう。


こんな究極の賭け。男冥利に尽きるだろう。男だったらやってみたい職。連合艦隊司令官、オーケストラ指揮者、昔、野球の監督、今サッカーの監督。