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みけねこ日記 〜映画と、本と、美味しいものと♪ このページをアンテナに追加

2004/11/15 カールに歴史あり

1905円、はちと微妙。美術出版社

[]渡部千春、『デザインの現場』編集部これ、誰がデザインしたの?渡部千春、『デザインの現場』編集部「これ、誰がデザインしたの?」を含むブックマーク


先々週の書評で見つけた、デザインものの写真本。

歯ブラシ、乾電池から、ヤクルトカップヌードル

そして百貨店の包装紙にプロ野球のユニフォーム、成田空港のピクトグラム…

さまざまな暮らしのデザインの誕生秘話や、その変遷、バリエーションなどをまとめている。


書評子も指摘していたように、百貨店の包装紙には伊勢丹が入ってない。

小田急だの、西武、東武だの、京王だの、明らかに格下のデパートは入ってるのに…

何か、伊勢丹に恨みでもありましたか?

お洋服があんまりに高くて、手が出なかったとか…

あっ、それは僕でした。恨んではいないけどね。

しかし、最近ブランドもののお洋服とか買った時は、

間違っても百貨店オリジナルのでもらおうと思わないからなぁ。

別に特別な感慨もなくなってしまった感じだ。


成田のピクトグラムは、3分の1近くがようわからん、みたいなデザイン。

目的の多様化に、追いついていっていないのだろう。

というか、単純な絵柄でそんなに多様な表現は難しいのかも。

オーディオヴィジュアルルームなんて、想像もつかない柄だし、

両替所と銀行、並べれば区別できるけど、単独だとちょっときつい。

ミーティングポイントなんかも、下手すると商談ルームみたいに見えるし。


で、本題、でもないんだけど、カールの変遷がなかなか興味深かった。

カールといえば、チーズカレーが原点だ、と思っていた、僕の蒙を開いたよ、この本は。

別にたいしたことじゃないんだけどさ。

とりあえずけっこうびっくりしたんで、ちょっとオーバーに書いてみた。

何と、チーズといチキンスープなのだよ。昭和43年(1968)の発売時は。

44年(1969)からは、カレーチーズ。46年(1971)からうすあじが加わる。

あれ、これデザインの話じゃないな。ただの味の話になってる。


そうそう、そのカールといえばカールおじさんだけど、

パッケージデザインに登場したのは、昭和63年(1988)だったりする。

昭和最後の年じゃん、なんて感慨深くもないけど、とりあえず驚いてみる。

「それにつけても♪」は古くても、

「はぁ、おらがぁの村でぇは♪」なんてのは意外と新しいんだな、なんて思ってみる。


そして再び味の話に戻ると、長らく数種類の味を守っていたカールの、

近年の暴走ぶりがけっこうおもしろい。

「うめがつお」だの、「のりバターしょうゆ」だの、「牛丼」「煮込みカレー」…

チョコ味のもあったのね。あんまりそれはカールじゃないと思うが。

そう考えると、地方限定のカールとか、もう何が何だかわからなくなってるから、

もう把握しきれないかもしれない。

こんど、地方限定菓子だけ、とか、地方限定フレーバーのカップラーメンだとか、

地方限定キティ携帯ストラップの本、誰か出してくれないかしら。

もしくは、定番お菓子のさまざまなフレーバーの変遷を集めた本とか。

あ、ファンタだけでもいいすよ。少なくとも、ぼくは買うからさ。


まあ、そんな感じでさまざまな思い出とかが頭をよぎり出すと、

この本、俄然と物足りなくなる。写真足らないし、あんまり網羅していない。

もともと、図鑑とも何とも書いていないし、

むしろ蘊蓄を語るのがメインの本ではあるだろうから、的違いな批判は承知の上だけど。


アメリカでよく出ているコレクターが編纂した「〜コレクティブル」みたいなの、

日本でもどんどん出ないかな、とひそかに期待は抱いている。

向こうだと、バービーだとか、ファーストフードのキッズミールだの、

いろいろなコレクティブル図鑑ものがたっくさん出てる。

コレクター王国アメリカの奥深さを感じたりするのだけど、

いまや国際語となったオタク瓩旅顱▲縫奪櫂鵑世辰読蕕韻討蕕譴覆い任靴隋

誰か、ぜひ作ってください。待ってますぜ。

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