四大陸2017 男子SP

四大陸2017 リザルト
韓国の江陵にて開催。男子SPは、現地時間2017年2月17日(金)に行われた。上位24名までがFSに進出できる。
カザフスタンデニス・テンとラキムは、四大陸をスキップして、冬季アジア大会に出場するらしい。ユニバーシアードに出たばかりで疲れているのだろうか。怪我や体調不良が理由でないといいのだが。

上記のフジのウェブページで、男子SPの出場全選手ノーカット無料配信中。
前半グループはライストで、後半グループは、フジの放送で見た。女子SP同様、後半2グループを生放送してくれたんだよね〜。ありがたや〜ありがたや〜☆ フジの解説は本田武史さん、実況は西岡孝洋アナ。
Jスポーツは、後日、全選手の演技を放送。Jスポーツの解説は杉田秀男さん、実況は小林千鶴さん。特に印象に残った選手の演技について、滑走順に感想を書いている。
特に印象に残った選手の演技について、滑走順に感想を書いている。
四大陸のミニマムスコアは、SP 25.00、FS 45.00。ワールドのは、SP 34.00、FS 64.00。
プログラムについて、独断と偏見による、◎、○、△、×、?の五段階評価を付けている。つまり、わたしの勝手な好き嫌いの感想にすぎないので、どうぞ悪しからず。五段階評価の内容は下記の通り。
◎:何度でも見たい。
○:よかった。好き。
△:悪くない。まずまず。
×:イマイチ。
?:何とも判断が付きかねる。

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●第1グループ
5 Brendan KERRY ブレンダン・ケリー(オーストラリア)

  • 楽曲:Singin' in the Rain by Arthur Freed and Nacio Herb Brown
  • プログラム:○

昨季、国内選手権優勝、四大陸19位、ワールド17位。今季、GPスケアメ及びGPフランス10位、国内選手権優勝。
4Sはクリーンに着氷したが、ステップからただちに跳んでいないので、GOEマイナスを出しているジャッジもいるが、総合ではプラス評価。3Lz+3TはOK。長〜いイーグルからの3Aは転倒。これ決まったら最高だったのに。スピンのレベルは4、3、4。ステップはレベル3。
いつの間に4Sをマスターしていたのか。もう2種類のクワドが跳べるってことじゃん! すごいよケリー☆
スピードがよく出ていたし、GPのときよりハッピー感が増し増していて、とってもよかった。明るくて品のある彼にピッタリの選曲。ステキステキ〜☆☆
78.11で自己ベスト更新。

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●第2グループ
6 Chih-I TSAO チーイー・ツァオ(台湾)

  • 楽曲:Feeling Good by Michael Buble
  • プログラム:○

昨季、国内選手権優勝、四大陸21位、世界ジュニア20位。今季、JGP横浜8位。ユニバからの連戦、お疲れ様です。
3A<は転倒。3F+3Tはセカンドがステップアウト。3Loは転倒。スピンのレベルは4、4、2V。最後のCCoSp2Vは、ぐらついてしまい、回転が足りなくなってしまった。ステップはレベル2。杉田さんが、「楽しみながら滑ってるっていう感じで、なかなか雰囲気が出ている」と、ステップをほめていた。
昨季と比べて、スケーティングや体の動かし方、音楽表現なんかは、良くなってると思うんだけどなぁ、ジャンプがなぁ…。SPで2つの転倒は痛いわ〜。
51.02。

7 Sihyeong LEE シヒョン・イ(韓国)

  • 楽曲:Amadeus
  • プログラム:△

初出場。昨季、JGPクロアチア杯8位。今季、JGPジェルヴェ17位、JGPモルドヴィア8位、国内選手権3位。
清く正しい白ブラウス&金模様の赤ベスト衣装(笑)。際立って足が長い。背も高そう(バイオによると181㎝)。
3Lz+3TはOK。イーグルからの2Aはまずまず。3LoもOK。「ステップからただちにじゃないかも」と思ったが、ステップはたくさん踏んでいた。スピンのレベルは4、3、4。ステップはレベル3。
演技が終わった後、ガッツポーズ&感極まって喜んでいた。
JGPのときとは、段違いに上手くなっていた。要素だけじゃなく、コミカルな振付もきちっとやって、丁寧に演じていた。
杉田さん曰く、「非常に素直な滑り。持っている者は全て出せた。強いて言えば、フリーレッグの押さえが少し甘いので、ディープエッジが使えていない」とのこと。
65.40で自己ベスト更新。

8 June Hyoung LEE ジュンヒョン・イ(韓国)

昨季、国内選手権優勝、四大陸16位、ワールド24位。今季、国内選手権5位。振付は宮本賢二さん。ユニバからの連戦、お疲れ様です。
3Aは回りすぎそうになったけど大丈夫。3LoはOK。3F+2Tは、ファーストで手をついた。スピンのレベルは3、4、4。ステップはレベル3。音の緩急のつけ方がすばらしい。ダイナミック。
スピードが出ており、エモーショナルな演技だった。
杉田さんは、「力強い動きをする選手だが、『トスカ』の曲想からいくと、もう少し大きな動きがほしい。曲想を表現する全体の広がりがほしい。同じような動きになっている」と言っていたが、わたし個人としては、彼の音楽表現、好きなんだよねぇ。今季はジャンプに苦しんでいる印象だが、原因は怪我? それともスランプ?
67.55でSB更新。

10 Jinseo KIM ジンソ・キム(韓国)

  • 楽曲:Moondance by Michael Buble
  • プログラム:○

3年連続4度目の出場。昨季、国内選手権2位、四大陸10位。今季、国内選手権2位。振付はチャーリー・ホワイト。ユニバからの連戦、お疲れ様です。
3Aはステップアウト。3Lz+3TはOK。1Loでノーバリュー。スピンのレベルは4、3、4。ステップはレベル3。体のバランスを崩さないギリギリまで体を目いっぱい大きく動かして曲想を表現していた。
動きはキレッキレだったんだけどなぁ…。気合はめっちゃ感じた。彼のバネの強さ、歯切れの良さを生かした、小粋なおしゃれプロなだけに、クリーンな演技が見たかった…。
杉田さん曰く、「動きや音楽表現は、かなりレベルが高い。足首と膝がやわらかい」とのこと。
64.26でSB更新。

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●第3グループ
11 Julian Zhi Jie YEE ジュリアン・ジージェイ・イー(マレーシア)

  • 楽曲:I Put a Spell On You by Garou
  • プログラム:△

4年連続出場の19歳。昨季、国内選手権優勝、四大陸15位、ワールド21位。
昨季から持ち越しのプログラム。
3AはOKだが、構えが長い。3F+3Tはまずまず。3Lzは、クリーンな着氷だったが、ステップからただちに跳んでいないので、わずかにGOEマイナス。スピンは全てレベル4だが、2番目のCCSp4は回転がゆっくりになった部分があり、GOEマイナス。ステップはレベル3。
よく体が動いており、力強く、エネルギッシュな演技だった。
杉田さんが、「体の使い方が上手。全体のバランスが良く取れており、表現力もある。粘りのあるスケーティング」とほめていた。
72.21。

13 Andrew DODDS アンドリュー・ドッズ(オーストラリア)

  • 楽曲:Empty Chairs at Empty Tables by Alain Boubil and Claude-Michel Schoenberg
  • プログラム:△

4年連続出場の25歳。昨季、国内選手権2位、四大陸20位。今季、国内選手権3位。
3Lzと2AはOK。3F+2Tは、ファーストでお手つき、セカンドでバランスを崩した。スピンとステップは全てレベル3。2つのスピンで足替えの後の回転が足りず、GOEマイナスが取られている。
きれいな滑りだった。曲想もよく表現していたと思う。
杉田さん曰く、「プログラムの表現に関しては、とても良いものを持っているが、要件を満たさないスピンをしているので、減点されてしまう。これだけ滑れるのにもったいない」とのこと。
60.17。

14 Kevin REYNOLDS ケヴィン・レイノルズ(カナダ)

  • 楽曲:
    • Puutarhautuminen by Hohka
    • Kesäillan Tvist by Troka
    • Muuttosarja by Hohka
  • プログラム:○

昨季、国内選手権3位、四大陸11位。今季、GPスケカナ3位、国内選手権2位。
4S<+3Tの着氷はクリーンだったのだが。4TはOK。3A<<は転倒。スピンは全てレベル4。ステップはレベル3。
ステップの軽快な表現が、音楽とマッチしていて、いつ見ても何度見てもすばらしい。このステップ大好きだわ〜☆
76.36。

15 Han YAN ハン・ヤン(中国)

  • 楽曲:I'll Take Care Of You performed by Beth Hart, Joe Bonamassa
  • プログラム:△

昨季、GP中国杯3位、四大陸3位、ワールド26位。今季、GPスケカナ10位、GP中国杯5位。
4Tはちょっとトゥにかかったけど大丈夫。3Aと3Lz+3Tはまずまず。スピンのレベルは2と4。2つ目のFCSpはバランスを崩して回転できず、ノーバリュー。ステップはレベル4。
スピンのノーバリューがもったいない〜。せっかくジャンプは3つ全部降りられたのに〜。
曲想をよく表現していたが、ジャンプの調子はイマイチなのかな?杉田さんも指摘していたが、彼のいつものジャンプじゃなかった。
84.08でSB更新。

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●第4グループ
16 田中 刑事(日本)

  • 楽曲:Spring in Buenos Aires by Astor Piazzolla
  • プログラム:○

昨季、全日本4位、四大陸6位。今季、GPロステレ7位、NHK杯3位、全日本2位。ユニバからの連戦、お疲れ様です。
3Sはクワドの予定だったのが抜けてしまい、わずかだがGOEマイナス。3Aはよかった。3F+3TはOK。スピンのレベルは4、2、4。杉田さん曰く、「FCSp2で、踏み切りがぴしっと入っていなかったために、回転に入るときにポジションが中途半端になってしまったため、レベルが取れなかった」とのこと。ステップはレベル3。
動きは悪くなかったが、今季、もっといい演技を何度も見てるからなぁ。杉田さんが、「ジャッジによっては、クワドを跳ぶ申告をしているのにトリプルだと、それだけでマイナスを出す人もいる」と話していた。
77.55。

17 Nam NGUYEN ナム・ニューエン(カナダ)

  • 楽曲:Love Me or Leave Me by Sammy Davis Jr.
  • プログラム:△

昨季、GPスケカナ5位、GPロステレ7位、国内選手権4位、ワールド27位。今季、GPスケアメ6位、NHK杯8位、国内選手権3位。
4T<+3Tは、ファーストでバランスを崩した。4S<は、ステップからただちに跳んでいなかった。3A<の着氷は流れていたのだが。スピンのレベルは3、4、4。ステップはレベル3。
明るい曲想をよく表現していたと思う。2種類のクワドに挑戦してきたのだが、3つのジャンプに<がついてしまった…。あと、3Aを跳ぶとき、背中を丸めて突っ込んでいくのが気になる。
72.99。思ったより低い得点に、ナムくんが「何で?」というように首をかしげている。杉田さん曰く、「今大会のテクニカルパネルは、回転不足に関して厳しい」とのこと。

18 Michael Christian MARTINEZ マイケル・クリスチャン・マルティネス(フィリピン)

  • 楽曲:Emeral Tiger by Vanessa Mae
  • プログラム:△

2年連続3度目の出場の20歳。昨季、四大陸9位、ワールド19位。練習拠点はアメリカのカリフォルニア。
3Aは腰が回ったけどこらえた。3Lz+3Tはまずまず。3Loはオーバーターンしかけた。スピンのレベルは3、4、3。2番目のFSSp4で、回転速度が落ちてしまったため、わずかだがGOEマイナス。ステップはレベル3。キレよくダイナミックにステップを踏んでいた。
音をよくとらえていた。力強さが増した気がする。
杉田さん曰く、「ジャンプの着氷が硬い。これからの課題としては、体をもっと柔らかく使って、動きに幅を持たせられるようになるといい」とのこと。
72.47でSB更新。

19 Nathan CHEN ネイサン・チェン(アメリカ)

  • 楽曲:Le Corsaire by Adolphe Adam
  • プログラム:○

昨季、JGPファイナル優勝、全米3位。今季、GPファイナル2位、全米優勝。
4Lz+3Tはすばらしい。4Fは直前のステップが足りないかも。着氷はとってもクリーンだった。イーグルからの3Aは着氷がきれいに流れなかった。スピンとステップは全てレベル4。
フィニッシュポーズの後、バランスを崩した(笑)。
軽快なリズムに乗って、軽やかにはつらつと滑っていた。フリーレッグが美しい。
本田さん曰く、「毎試合スケーティングが良くなっている」とのこと。杉田さんも大絶賛。
103.12で自己ベスト更新。全米に引き続き、チャンピオンシップでも100点超え!! ようこそ100点チームへ☆

20 Grant HOCHSTEIN グラント・ホクスタイン(アメリカ)

  • 楽曲:Due Tramonti by Ludovico Einaudi
  • プログラム:○

2年連続出場。昨季、全米4位、四大陸8位、ワールド10位。今季、GPスケカナ及びNHK杯11位、全米4位。
4T+2Tのファーストでお手つき。3Aはまずまず。3LzはOK。スピンのレベルは3、4、4。ステップはレベル3。体を大きく、左右バランスよく滑っていた。
4Tで手をついた以外は、申し分のない演技だった。音楽との調和がすばらしく、うっとりと見入ってしまう。つなぎのイーグルが本当に美しい。
81.94で自己ベスト更新。ミスがあっても80点超え! 嬉しい☆

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●第5グループ
21 Jason BROWN ジェイソン・ブラウン(アメリカ)

  • 楽曲:Writing's on the Wall (James Bond - Spectre) by Sam Smith
  • プログラム:◎

2年ぶりの出場の22歳。昨季、GPスケアメ3位。その後、怪我で休養。今季、GPスケアメ2位、NHK杯7位、全米3位。
3F+3Tはよかった。3Aは転倒。3Lz<は着氷の流れは良かったのだが。スピンとステップは全てレベル4。全身を自由自在に使って、曲想をみごとに表現している。
3Aの転倒は残念だったが、表現はいつも通りすばらしい。音の緩急のつけ方が絶妙である。最高☆
杉田さん曰く、「いつも見る人に感銘を与える演技をする」とのこと。これはスケーターとして最大の賛辞ではなかろうか。
80.77。

22 羽生 結弦(日本)

  • 楽曲:Let's Go Crazy by Prince
  • プログラム:○

4年ぶり3度目の出場。昨季、GPファイナル優勝、全日本優勝、ワールド2位。今季、GPファイナル優勝。
イーグルからの4Loはすっばらしい。2S+3Tのファーストがダブルになったけど着氷はクリーン。3Aは完璧。ジャッジ一人が+2を出した以外は、全て+3で、GOE 3.00!! スピンのレベルは3、4、4。腕の動きで曲想を表現している。ステップはレベル3。
少しおとなしかったような。でも、いい意味で力が抜けているようにも見える。GPファイナルまではギッラギラにオラオラしてたけど(笑)、路線変更することにしたのかな。これはこれで自然体で楽しそうでいいと思う。
97.04。2S+3Tで、この高得点よ。さすが。

23 宇野 昌磨(日本)

  • 楽曲:Fantasy for Violin and Orchestra ("Ladies in Lavender" soundtrack) by Nigel Hess
  • プログラム:◎

19歳。昨季、GPファイナル3位、全日本2位、四大陸4位、ワールド7位。今季、GPファイナル3位、全日本優勝。
4Fは着氷でトゥにかかり、流れなかった。4T+3Tはセカンドでオーバーになるのをこらえ、GOEプラスに。イーグルからの3Aはすばらしい。スピンとステップは全てレベル4。
音の緩急の表現が最高☆ 弦の音と動きが一体と化している。
今季一番のSPの演技!! ぃやったーーー!!!! ようやくクリーンに近い演技が見られた!! 嬉しい!!
杉田さんが、「練習でうまくいってないときでも、本番に強い。メンタルが相当強い。これでもかというほど練習する。足首と膝の使い方が独特だけど上手い。自分を大きく見せる動きをしている。試合ごとに上達している。前より自分の思ったことをはっきり言うようになり、上を目指す意識が強くなっている」とほめちぎっていた。
100.28で自己ベスト更新!!

24 Patrick CHAN パトリック・チャン(カナダ)

昨季、GPファイナル4位、国内選手権優勝、四大陸優勝、ワールド5位。今季、GPファイナル5位、国内選手権優勝。
4T<は転倒。高さがなかった。3Aはすばらしい。3Lz+3Tのセカンドでステップアウト&お手つき。スピンとステップは全てレベル4。
音楽に少し遅れてのフィニッシュ。
ジャンプの調子が今一つであったが、他は最高。なめらかでゴージャスな滑り。もううっとりよ☆
88.46。

25 Misha GE ミーシャ・ジーウズベキスタン

  • 楽曲:Liebestraum by Franz Liszt
  • プログラム:○

昨季、国内選手権優勝、ワールド15位。今季、GPスケカナ6位、GPフランス7位。
シーズン途中でプログラムを変更。
3Aと3Lz+3TはOK。3Fはクリーンな着氷だったが、!がついてGOEマイナス。スピンのレベルは4、3、3。ステップはレベル4。激しさとやさしさを兼ね備えている。
ほぼクリーンな演技。彼が持っているものを全て出し切ったのではなかろうか。ジャンプをきっちり仕上げてきたなぁ。全てのポジションとラインがきれい。前の「Paint It Black」も好きだったが、新プログラムの「愛の夢」も素敵〜☆
杉田さんのミーシャ評が興味深かった。「彼はふしぎな選手。特に何がすごいというのではなく、いつの間にか上にくる。一つ一つをきちんとこなして、自分の世界を作る」。
81.85でSB更新。タイムバイオレーションにより減点1。もったいない〜。

26 Boyang JIN ボーヤン・ジン(中国)

  • 楽曲:Spiderman Theme (Junkie XL Remix) performed by Michael Buble
  • プログラム:◎

昨季、GPファイナル5位、国内選手権優勝、四大陸2位、ワールド3位。今季、GPスケアメ5位、中国杯2位、国内選手権優勝。
4Lz+3Tのファーストで両手をつき、セカンドで着氷が乱れた。4Lzで両手ついてるのに、何でその後3Tつけられるんだ。3Aはよかった。4TもOK。スピンのレベルは3、3、4。ステップはレベル4。
あっという間に終わってしまった。スパイダーマンらしい、つなぎの細かい振付が素敵!! いつ見ても何度見てもジャンプにミスが出ても楽しいプログラム☆ 大好き☆
杉田さん曰く、「彼は滑りで美しさを出すというタイプではないので、それを意識したプログラムだと思う。よく動いてよく走り回っているという感じで、彼の良さを引き出そうとしている」とのこと。
91.33。おお〜、ミスが出てもPCSが40点台に乗るようになったよ!! 進歩だよ!!

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◆SP順位
SPが終わって、順位は下記のとおり。左から順位、クオリファイ、名前、国名、得点の順に記されている。

  1. Q Nathan CHEN USA 103.12
  2. Q Shoma UNO JPN 100.28
  3. Q Yuzuru HANYU JPN 97.04
  4. Q Boyang JIN CHN 91.33
  5. Q Patrick CHAN CAN 88.46
  6. Q Han YAN CHN 84.08
  7. Q Grant HOCHSTEIN USA 81.94
  8. Q Misha GE UZB 81.85
  9. Q Jason BROWN USA 80.77
  10. Q Brendan KERRY AUS 78.11
  11. Q Keiji TANAKA JPN 77.55
  12. Q Kevin REYNOLDS CAN 76.36
  13. Q Nam NGUYEN CAN 72.99
  14. Q Michael Christian MARTINEZ PHI 72.47
  15. Q Julian Zhi Jie YEE MAS 72.21
  16. Q June Hyoung LEE KOR 67.55
  17. Q Sihyeong LEE KOR 65.40
  18. Q Jinseo KIM KOR 64.26
  19. Q Andrew DODDS AUS 60.17
  20. Q Mark WEBSTER AUS 54.92
  21. Q Leslie Man Cheuk IP HKG 52.86
  22. Q Chih-I TSAO TPE 51.02
  23. Q Kai Xiang CHEW MAS 47.38
  24. Q Micah TANG TPE 46.41
  25. Harry Hau Yin LEE HKG 45.27
  26. Harrison Jon-Yen WONG HKG 45.12
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◆総評
SP1位のネイサンと2位の昌磨くんは、いよいよ100点超えで100点チーム入り☆ おめでとう!!
3位の結弦くんは、連続ジャンプの抜けがあったものの、4Loはほぼモノにした感がありますな。あと、表現の路線がだいぶ変わっていて驚いた。「俺の前にいるやつぶっ飛ばす!!」から「みんなで一緒に楽しくやろうぜ☆」ぐらいに変わっていたと思う(笑)。
今大会、唯一男子シングルだけが、全員フリーに進めない状況に。ミニマムスコアが始まってから、初めてじゃなかろうか。四大陸男子のレベルが上がったってことよね。よきかなよきかな。
それと、全米の常連だったラザーノ先生が、今年も台湾や香港の選手に帯同していた。元気そうで何より☆